@h_r_p_studio さんの写真。)

エリザベス女王杯2019の予想考察です。

エリザベス女王杯2019の出走予定馬は、クロノジェネシス、ラヴズオンリーユー、スカーレットカラー、ラッキーライラック、クロコスミアなど。京都競馬場芝2200mで行われる牝馬限定のG1戦です。

アーモンドアイが香港カップに出走することが表明されましたね(サートゥルナーリアは有馬記念に進む予定。こちらは取捨が悩ましい…苦笑)。アーモンドアイは2000m前後がベストだと思うので、馬自身にとっては最適な選択なのではないでしょうか。凱旋門賞を避けたのも馬場はもちろん距離的な理由もあったでしょうし。未だに香港の競馬場は行ったことがないので、この機に行ってみようかなと少し考えています。

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エリザベス女王杯2019の予想のポイント

立ち回り力が問われるレース

エリザベス女王杯で忘れられないのは、やはりクィーンスプマンテとテイエムプリキュアの行った行ったで決まった09年。単勝1倍台のブエナビスタが差し届かずに3着に終わり、馬連10万馬券、3連単154万馬券の大波乱でした。

◆09年エリザベス女王杯の直線入り口

確かに特殊なレースでしたが、京都の外回りで波乱が起こる時は「人気馬が差し損ね、伏兵が前々で粘り込む」パターンが多いのも事実。過去2年のエリザベス女王杯で波乱を演出したクロコスミアもまさにその典型例でした。

◆18年エリザベス女王杯の直線入り口

◆17年エリザベス女王杯の直線入り口

穴を狙うならやはり前。人気馬でも外々を回って追い込んでくるより、内々をロスなく立ち回って捌いてこれるタイプの方がよく好走しています。昨年はリスグラシューが外から差し切りましたが、その後の素晴らしい活躍を考えれば、力が違ったのでしょう。

今年もメンバーを見る限り、ペースは落ち着きそう。内、前で立ち回れる馬が有利なレースになるでしょう。

エリザベス女王杯2019の予想オッズ

予想オッズも書いていきます。

人気 馬名 単勝オッズ
1 クロノジェネシス 2.6
2 ラヴズオンリーユー 3.0
3 スカーレットカラー 5.2
4 ラッキーライラック 5.4
5 クロコスミア 10.2
6 ウラヌスチャーム 12.7
7 ポンデザール 17.4
8 センテリュオ 23.0
9 サラキア 25.4
10 ゴージャスランチ 35.0

1番人気はクロノジェネシス。今年は全体的に古馬勢が手薄なので、秋華賞を制した本馬が勢いを買われて1番人気に推されるでしょう。デビュー以降、一度も3着以内をハズしていないですし、連軸ではアタマひとつ抜けた存在になりそう。単勝は2倍台後半と予想しています。

2番人気はラヴズオンリーユー。オークス以来、ぶっつけ本番になりますが、今年のメンバーなら2番人気に推されるでしょう。ここまで4戦4勝と負けなし。単勝はクロノジェネシスに迫る3倍前後と予想します。

3番人気はスカーレットカラー。前走府中牝馬ステークスで重賞初制覇。ここに来て本格化ムードが漂い、古馬勢では一番売れるでしょう。単勝は5倍台前半と見ています。

以下、ラッキーライラック、クロコスミア、ウラヌスチャーム、ポンデザール、センテリュオ、サラキア、ゴージャスランチと続きそうです。

エリザベス女王杯2019のイチオシ馬は…

現時点で本命を考えているのは、

クロコスミア

です。

2年連続でエリザベス女王杯連対中。ベタな穴狙いなので、どこまで人気に押されるか要注意ですが、近走は不運なレースが多く、今年のヴィクトリアマイルの走りを見ても、まだまだ能力は健在。戸崎騎手の代打騎乗が藤岡祐介騎手ならこの馬の良さを引き出してくれるでしょうし、3年連続の好走に期待するのもアリでしょう。

以上、エリザベス女王杯2019の予想考察でした。

~先週の勝負レースのプチ回顧のコーナー~

≪東京12レース 2勝クラス 勝負度C(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆)≫

◎⑤アポロテネシー<堅軸>(4番人気1着
○③サクラアリュール<堅軸>(1番人気3着
▲②フーズサイド
△⑧スーパーフェザー(2番人気2着
△⑥セイウンオフロード

本命はアポロテネシーが巻き返す。以前は揉まれるとダメなイメージがあったが、ここに来てレースの幅が広がっており、控えたり、砂を被っても力を発揮できるようになった。いかにも「アポロ」の大型馬で、スタミナを生かしてこそのタイプ(同じ「アポロ」のマル外大型馬アポロケンタッキーと似ている)。東京ダート2100mへのコース替わり、積極的な騎乗が期待できる藤岡祐介騎手への乗り替わりはプラスに捉えてよく、ここは久しぶりに勝利を挙げるチャンスなのではないか。

相手は堅実な走りを続けているサクラアリュール。なかなか勝ち切れないが、現級では常に上位争いを演じており、ここも馬券圏内には加わってくるだろう。

馬券は3連複でアポロテネシー、サクラアリュールから印を打った馬へ流したい(ワイド1点でもOK)。あとは馬連、馬単を押さえる。3連単はアポロテネシー→サクラアリュール→印は買っておきたい。スーパーフェザーはどこまで走るか分からないので、スーパーフェザー→アポロテネシー→サクラアリュールの組み合わせも少しだけ押さえます。

【参考買い目】

3連複:◎ー○ー▲△△(3点)

馬連:◎ー○(1点)

馬単:◎→○(1点)

先週土曜日、唯一の勝負度Cだったレース。アポロテネシーとサクラアリュールのワイドは堅いと見ていたので、ワイド&3連複中心に攻める予定だったのですが、予想以上にその組み合わせが売れており(ワイド最終オッズで2.2-2.5)、リスクを取ってアタマ固定の馬券で勝負。単勝をまず押さえつつ、あとは◎→印の馬単(初ダートのスーパーフェザーはどこまで走るか未知数だったので馬連)をメインに買いました。結果的にその選択は正解だったのですが、2着なら印上位で決まっても1円にもならない買い方なので、3連複で安全策を取るのが良かったかアタマ固定でリスクを取るのが良かったかはなんともいえないところです。

それ以上にこのレースは印通りに決まったのにも関わらず、3連単を取れなかったのが痛恨。◎→○⇔▲△△の6点で3連単84.7倍ですからここは取りたかったです。伏兵の◎が勝つと、3連複よりも3連単の方に妙味があるので、特に今回のように印が絞れている時は3連単も積極的に押さえなければと思った次第でした。

≪東京12レース 2勝クラス 勝負度C(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆)≫

◎⑭ミスパイロ<堅軸>(2番人気6着)
○⑧ゴールドブラッド
▲④リードザウインド<次走注目>
△⑥パイロジェン
△⑨カタナ(7番人気1着
△⑫ペイシャネガノ(5番人気2着
×⑬ケイアイビリジアン(4番人気3着
×⑪グルトフォス

本命はミスパイロ。追い込み一手なので怖さはあるものの、現状の差しが決まりやすい東京ダートなら届いてくれるはず。14頭立て、大外枠ともにプラスで、極端にペースが落ち込まない限り、堅実に追い込んでくるだろう。

相手はゴールドブラッド。近走はラスト1ハロン時点で先頭に立つような競馬で、1ハロンの距離短縮はプラスに働くはず。なによりここはメンバーレベルが低く、近走通りなら馬券圏内には加わってくるだろう。

リードザウインドは前走のレース後に「1400mで狙いたい」とメモしていた馬。近走は流れに乗れなかった面もあり、スムーズな立ち回りが出来れば、上位に食い込むだけの力はあるはずだ。

馬券は3連複で1列目にミスパイロ、2列目にゴールドブラッド、リードザウインド、3列目に印を打った馬へ流したい(ワイド2点でもOK)。本線は2列目がゴールドブラッド、3列目がカタナまで。あとはタテ目のゴールドブラッド、リードザウインドからカタナまでは押さえたい。馬連、馬単も押さえる。ミスパイロは2、3着のイメージが強いものの、ここはメンバー、現状の馬場から久しぶりに勝ち切るチャンスなのでは。

【参考買い目】

3連複:◎ー○▲ー○▲△△△××(11点)…本線は2列目がゴールドブラッド、3列目がカタナまで

3連複:○ー▲ー△△(2点)

馬連:◎ー○▲(2点)

馬単:◎→○▲(2点)


ここは予想としてマズかったですm(__)m

いつも思うことなのですが、人気馬の差し、追い込み脚質は期待値が低いなと。それでもここは馬場やメンバー的に届くと読んでいたのですが、結果的に逃げ馬が1着、2番手の馬が3着で典型的な前残り。見立てが甘かったですね。ミスパイロみたいな馬は好きなのですが、馬券を買う上では人気をしっかりと考慮しないといけないと感じた一戦でした。

≪京都11レース みやこステークス 勝負度D(自信度★☆☆☆☆ 妙味度★★★★☆)≫

◎③キングズガード(10番人気2着
○④アングライフェン
▲⑨アナザートゥルース
△⑭ウェスタ―ルンド(6番人気2着
△⑥ラビットラン
△①ヴェンジェンス(7番人気1着
×⑤スマハマ
×②アドマイヤビクター
×⑯インティ

JBCクラシックが特殊な浦和コースで行われる影響か、本来ならJBCに駒を進めていたであろうインティ、スマハマ、ワイドファラオ、ラビットランがこちらに出走。例年以上にメンバーレベルが高く、チャンピオンズカップに向けて要注目の一戦となった。

カギを握るのは展開だろう。徹底先行型のリアンヴェリテに加え、1番人気インティも出来れば、逃げた方がいいタイプ。そのインティを目標に各馬が動くとすれば、タフな消耗戦になるのではないか。直線に入ってからしっかりと脚を使える馬に分があるレースになりそうだ。

本命はキングズガードの末脚に期待したい。コースや距離に関係なく終いは確実に脚を使う馬で、JRAのレースでは8戦連続で上り2位以内をマーク。すでに8歳ではあるが、能力はまだまだ健在と見ていいだろう。前走シリウスステークスでは逃げ、先行勢に有利な展開の中、後方から外々を回って5着まで追い上げており、展開ひとつで勝ち負けに食い込んでも不思議ではない内容だった。今回は実績のある京都ダート1800m(2年前のみやこステークスで3着に好走)。展開は前走以上に向く可能性が高く、脚質的に勝ち切るのは難しくても2、3着争いなら十分にチャンスがあるのではないか。鞍上の秋山騎手とはいかにも手が合いそうなタイプだ。(以下省略)

馬券は3連複で1列目にキングズガード、2列目にアングライフェン、アナザートゥルース、ウェスタールンド、ラビットラン、3列目に印を打った馬へ流したい(ワイド4点でもOK)。あとは馬連を押さえる。

【参考買い目】

3連複:◎ー○▲△△(ウェスタ―ルンド、ラビットラン)-○▲△△△×××(22点)

馬連:◎ー○▲△△(ウェスタ―ルンド、ラビットラン)(4点)

ここは人気薄の差し馬から展開決め撃ちで見事にハマりました。キングズガードは2年前のみやこステークスでも本命で万馬券を当てており、みやこステークスはキングズガード様様です。

ただ馬券的にはもっと回収できたのではないか?と思う部分があり、特に読者の方の馬券を見せてもらうと、自分より回収している方は馬連を当たっている人が多かったんですよね(◎ー△で馬連198倍)。キングズガードもヴェンジェンスも差し、追い込み脚質。ラビットランまでを2列目に置きましたが、もう1頭加えるべきでした。こういう決め撃ちレースは、やはり勇気、思い切りが必要ですね。

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