天皇賞(秋)2020の予想です。

天皇賞(秋)2020の出走馬は、アーモンドアイ、クロノジェネシス、フィエールマン、ダノンプレミアム、ダノンキングリーなど12頭。東京競馬場芝2000mで行われるG1戦です。

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天皇賞(秋)2020の予想です

今年の天皇賞(秋)のカギを握るのはペースになりそうだ。

明確に逃げたい馬が見当たらず、ダイワキャグニー、ジナンボーのどちらが逃げるにしても、スローペースが濃厚。特に枠順の並び的に行き切る可能性が高いダイワキャグニーの鞍上・内田騎手はグッと押さえ込んで逃げを打つタイプ。このメンバーで淀みのないラップを踏んではただのラビットで終わってしまうので、ドスローに落として込んであわよくば前残りを狙う作戦だろう。

アーモンドアイ、クロノジェネシスともに直線に向くまではじっと我慢。先頭から後方まで馬群一団のまま淡々と進み、ラスト3ハロンの末脚比べになるのではないか。

本命はアーモンドアイが無事にG1・8勝目を挙げるだろう

同馬のこれまでのベスト3のレースを挙げるなら、18年ジャパンカップ、19年天皇賞(秋)、20年ヴィクトリアマイル。どれもすべて東京コースで、前々で流れに乗りながら速い上りをマークし、後続は何もできず。鞍上のルメール騎手は前走安田記念の失敗から、ここはスタートさえ五分なら正攻法の競馬が濃厚。そこからさらに速い上りを使えるなら後続はなす術がないだろう。初対戦となるクロノジェネシスとはレースセンス、瞬発力ともにこちらの方が上だ(宝塚記念や有馬記念なら断然クロノジェネシスだが)。

相手はスカーレットカラーの一撃があってもいい

ハイライトは何と言っても昨年の府中牝馬ステークス。道中で溜めに溜めると、直線で弾けるように伸びて差し切り勝ち。決め手が生きるレースだったのは間違いないが、ラッキーライラック(20年大阪杯1着など)、クロコスミア(17~19年エリザベス女王杯2着など)らをあっという間に交わし去っており、自分の型にハマれば、G1でも十分に通用するポテンシャルを秘めているのではないか。

2走前のヴィクトリアマイルはテン乗りの石橋脩騎手が折り合いをつけられず、参考外。前走クイーンステークスは直線でスムーズさを欠き、満足に末脚を伸ばせなかった。ヴィクトワールピサ産駒なので、東京芝1800mがベストだと思うが、それに限りなく近い東京芝2000m、相性のいい岩田騎手、少頭数戦なら直線で末脚爆発してもいいだろう。ペースが速くなって総合力が問われると厳しいが、団子状態からのヨーイドンなら楽しみはある。

3番手は人気でもクロノジェネシス

今年の京都記念、宝塚記念の勝ちっぷりから、タフ馬場への適性が高いのは間違いないが、どんな条件でも毎回上位の上りでまとめているように、速い上りが要求されてもそれなりに対応できる。テンよし、中よし、終いよしのオールマイティータイプ。事実、デビューしてから馬券圏外に敗れたのは19年エリザベス女王杯のみで、ここも堅実に走ってくるのではないか。ライバル・アーモンドアイが前にいれば、本馬も早めに動くはず。

ダノンキングリーは昨年の毎日王冠のように溜めを利かせられれば、怖い存在。前走安田記念は流れに乗った競馬で弾けなかったので、鞍上の戸崎騎手はじっくりと溜める戦法を取ってくるだろう。

ダノンプレミアムは昨年の天皇賞(秋)2着馬。ヨーイドンの競馬だと分が悪いので、早め早めに動きたいところ。

フィエールマンは2000mがダメというわけではないが、この距離で上り3ハロンの勝負になった時にやはり不安が残る。

キセキは近2走折り合い重視の競馬で復活しているが、馬場が味方した面もあった。ゲート難は未だに解消されておらず、このメンバーで最後方に近い位置取りだと差し届かずに終わりそう。

最後にブラストワンピース。【7.0.0.7】の戦績が示す通りピンかパーかのタイプなので、今回はバッサリと切る方向で考えていたが、アーモンドアイ&スカーレットカラーの2頭軸を想定しているので、3列目は無理に絞らなくてもいいか。

天皇賞(秋)2020の印です

◎⑨アーモンドアイ
○⑩スカーレットカラー
▲⑦クロノジェネシス
△④ダノンキングリー
△⑪ダノンプレミアム
△⑥フィエールマン
×⑧キセキ
×①ブラストワンピース

以上、天皇賞(秋)2020の予想でした。