札幌2歳ステークス2018の予想です。

札幌2歳ステークス2018の出走馬は、クラージュゲリエ、ウィクトーリア、アフランシール、ナイママ、ラブミーファインなど14頭。札幌競馬場芝1800mで行われる2歳限定のG3戦です。

9月1日(土)の平場の勝負レースはこちらから(当日の9時ごろに掲載します)。

夏競馬もいよいよ最終週。調子が徐々に上向いてきた感はあるので、いい形で終えて秋競馬に入りたいですね。まずは今週の競馬に集中したいと思います!

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札幌2歳ステークス2018の予想です

素質を買うか、経験を買うか。キャリアの浅い2歳馬同士の戦いでは常につきまとう問題だが、近年の札幌2歳ステークスは経験優位。16年はキャリア3戦のトラストと同5戦のブラックオニキスのワンツーフィニッシュ(クローバー賞1、2着馬の決着で馬連181倍の高配当だった)。17年は勝ち馬ロックディスタウンこそキャリア1戦だったが、2着ファストアプローチは同2戦、3着ダブルシャープは同4戦だった。

傾向だけを重視するなら今年の札幌2歳ステークスはキャリア1戦組が人気の中心になるので、馬券的に美味しいレースといえるが、今年の上位人気勢は例年以上にレベルが高そう。キャリア1戦の人気馬を買うのは一般的にハイリスクローリターンではあるが、今年の札幌2歳ステークスはキャリア1戦組のレベルが高いと見て素質重視で考えたい。

本命は新馬が圧巻だったクラージュゲリエ

新馬は前半1000m通過67.1秒の超スローペースの中、後方から外々を回って差し切り勝ち。時計的な裏付けがないので、ペースが流れて…、道悪で…と考えればキリはないが、時計では測れない「大物感」を感じさせる走りだった。半兄プロフェットは15年札幌2歳ステークスで2着に好走。先週の新潟2歳ステークスで新潟2歳ステークス勝ち馬ロードクエストを兄に持つスティルネスが3着に好走したように、本馬も兄同様にコーナー4回の持久力戦は合っていそう。ペースが流れれば、それに合わせてパフォーマンスを上げてくるだろう。断然人気なので積極的に買いたいわけではないが、素質は一枚抜けているのではないか。

相手は新馬を好時計で勝ち上がったウィクトーリア

新馬はペースが流れたのも大きいが、1分48秒3の2歳レコードで完勝。時計がすべてではないが、同日の500万下ミッキーチャームの走破時計と同じで、能力は相当高いと見てよさそう。きょうだいはブライトエンブレム、アストラエンブレムと「何か足りない」馬ばかりなので、本馬も将来的にそこまで出世するとは思えないが(ヴィクトワールピサ産駒でもあり)、現時点での完成度の高さからここは好勝負になると見た。

3番手は馬券的に最も期待したいトーセンギムレット

前走コスモス賞では3着に敗れたが、鞍上が大事に乗り過ぎて脚を余した印象が強く、やや消化不良の競馬。勝ち馬ナイママとは0.5秒差だったが、コスモス賞の着差=能力差とは思えず、ナイママとの能力差がそこまでないとすれば、人気を大きく落とす今回は馬券的に狙い目といえるだろう。なにより鞍上が岩部騎手から松岡騎手に強化されるので、少なくても前走以上のパフォーマンスを見せてくれるのではないか。

ナイママは近年の札幌2歳ステークスの傾向を重視するなら最も評価していい馬。素質ではクラージュゲリエやウィクトーリアに見劣るものの、キャリアが豊富なのは大きな武器で、勝ち切れるかは微妙だが、馬券圏内ならチャンスは十分にあるだろう。

アフランシールは新馬で格の違いを見せつけて完勝。走破時計は非常に優秀だが、きょうだいはブランボヌール、ピンクガーベラ、エントシャイデンなどスピード色が強く、タフな持久力戦になった時にパフォーマンスを落とすかもしれない。

ラブミーファインはレースセンスが高く、相手なりに走りそうなイメージ。新馬で負かしたニシノデイジー、コントラチェック、トゥアレグまでが未勝利を勝ち上がっており、大物感こそないものの、決して弱い馬ではない。

最後にナンヨーイザヨイ。新馬、2戦目ともに芝1200mを使われているが、エイシンフラッシュ×スペシャルウィークの血統なら距離はむしろ伸びたほうが良さそう。距離延長でパフォーマンスを上げる可能性があり、押さえておいて損はないだろう。

札幌2歳ステークス2018の印です

◎①クラージュゲリエ
○⑩ウィクトーリア
▲⑫トーセンギムレット<次走注目>
△⑭ナイママ
△⑤アフランシール
△⑨ラブミーファイン
×⑦ナンヨーイザヨイ

以上、札幌2歳ステークス2018の予想でした。