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たまには予想や予想考察以外の記事も書こうと思い、ちょうど今週は2歳戦&クラス再編成の時期なので、今回はクラス再編成後に狙える3歳馬について書いていきます。

今週から2歳戦が始まるとともにクラス再編成が行われます。

これまで3歳限定戦を走ってきた3歳馬は古馬との混合戦に編入。4歳馬は収得賞金が半減されることで、多くの馬はひとつ下のクラスに降級。いわゆる降級馬が出てきます。

このクラス再編成後は「降級馬vs3歳馬vs現級組」という図式になり、どの路線の馬を重視するかが予想の上で重要なポイント。

一般的にはこの時期の条件戦では「降級馬を狙え」と言われているわけですが、降級馬はそもそも人気になりやすく、馬券的な妙味はあまりありません。今回は馬券的にも妙味がありそうな3歳馬に争点を絞り、3歳限定戦のレースぶりからクラス再編成後も即通用しそうな馬を何頭かご紹介しましょう。

クラス再編成後でも買いたい注目の3歳馬

ハイランドピーク(500万下在籍)

最近の3歳500万下は未勝利に毛が生えたようなメンバーみたいなレースが多いのですが、この馬の前走ブライトンロック組(ダービーデイに組まれていたレース)は久しぶりにメンバーがそろったなという一戦。当日の東京ダートは前が止まらなかったとはいえ、前後半の800mを46.4-50.0のペースの中、逃げて2着なら負けて強しといっていいでしょう。そもそも未勝利をタイムランクAで圧勝した馬。500万下に留まっている器ではありません。次走はほぼ確勝級でしょう。

マイブルーヘブン(500万下在籍)

ダートで未勝利を勝ち上がり、中山芝2200mの山吹賞で9番人気2着と波乱を演出した馬。前走は500万下で4着でしたが、完全にスローペースに泣かされた一戦でした。ルーラーシップ産駒らしく持続力に長けているので、持久力戦になりやすいローカルの中距離戦のほうが合っているはず。今週から始まる阪神開催でもゆきやなぎ賞の走りが良かったので、中距離のレースに出走してくれば、要注意です。

サトノプライム(500万下在籍)

未勝利勝ちの時に本命に推してお世話になった「サトノ」のダート馬。「サトノ」のダート馬はなぜか「大型で不器用」という特徴を持っており、この馬もまさにそのイメージ通り。未勝利を11頭立ての少頭数で大外から鮮やかな差し切りを決めましたが、次走500万下は16頭立ての多頭数かつ前が止まらない馬場になってしまい、能力をほとんど出し切れませんでした。それでも5着まで追い上げており、能力だけなら500万下をいつ勝っても不思議ではなさそう。3場開催になり、頭数がそろわないレースに出走してきた時は狙い目です。

キーグラウンド(500万下在籍)

未勝利勝ち後、6、3着といまひとつですが、2走連続でタイムランクAのレースに出走しており、近2走は運が悪かったともいえるレース。それでも2戦連続で鞍上の鮫島良太騎手が下手に乗りながら直線はしっかりと伸びていますし、能力だけなら500万下はいつ勝ち上がっても不思議ではありません。古馬に混じっても即通用しそうなのですが、問題はやはり鞍上。近走で手綱を握っている鮫島良太騎手はフィエロで大外ぶん回しで馬券圏外に飛ばしたわけですが、この馬でも差して届かずというレースを繰り返しているだけに…

クリノヤマトノオー(500万下在籍)

前走白百合ステークスでも本命に推しましたが、日本ダービーに出走していたら穴人気必至だった京都新聞杯2着サトノクロニクルをあわや負かすかという2着でした。さすがに強いのがバレてしまったので、次走は上位人気に推されそうですが、降級組が少しでも人気を集めれば、この馬に妙味が出てくる可能性も。いずれにせよ近々、500万下は勝てるでしょう。追われてからしぶとく伸びてくるタイプなので、ローカルの中距離戦のほうが合っていそうです。

ミッキースワロー(1000万下在籍)

京都新聞杯では本命に推して5着に敗れてしまいましたが、上り勝負が合わなかっただけで決して力負けではないはず。トーセンホマレボシ×ジャングルポケットという血統構成かつロングスパートで勝ち切ったひめさゆり賞を見ても、ポテンシャル勝負になってこそでしょう。6月1日現在、不在厩になっているので、夏は休養に充てるのかもしれませんが、古馬相手の1000万下でも勝ち上がれる力はあるでしょう。血統的に距離は伸びるほど良さそうで、現時点では菊花賞で一番買いたい馬です。

ウォーターマーズ(1000万下在籍)

この馬はレースセンスが全くなく、ギアチェンジも遅いので、取りこぼすレースが多いのですが、素質だけでいったら間違いなくオープン級。前走鳳雛ステークスも上り最速で追い込んで負けて強しの3着。クラス編成後の1000万下でもすぐに勝てるでしょう。ただ前述の通り、レースセンスが致命的にないので、多頭数より少頭数向き。順調に1000万下を勝てれば、レパードステークスでも馬券圏内ならチャンスがありそうです。

セイカチトセ(1000万下在籍)

オープンクラスに入って結果は出ていませんが、未勝利勝ち後、ダートではすべて上り2位以内をマークしている末脚堅実な差し馬。前走青竜ステークスは距離が長かった上、馬場差-2.1で前が止まらなかったですし、大敗したのは全く気にする必要はないでしょう。脚質的に1000万下に編成後、即勝ち上がれるかは微妙ですが、能力的には足りていいはず。1600mはさすがに長かった印象を受けたので、1200~1400mのレースで狙いたいです。頭数は少なければ少ないほどいいでしょう。

今週から始まるクラス再編成。

3歳限定戦はレースレベルによって差が大きいので、前走着順に惑わされず、レースレベルをしっかりと見極めたいところ。

鳴尾記念、安田記念の両重賞も当てたいですが、狙える平場のレースをしっかりと当てられるように頑張ります!

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