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平安ステークス2017の予想です。

平安ステークス2017の出走馬は、グレイトパール、グレンツェント、ケイティブレイブ、クリソライト、ロンドンタウンなど16頭。京都競馬場ダート1900mで行われるG3重賞です。

水曜日の川崎マイラーズは的場文男騎手がリアライズリンクスで7000勝のメモリアル勝利。さすがにないだろうと思っていたのですが、恐れ入りました。的場騎手は一時期、明らかに乗れていなかったのですが、どうもここ最近はモチベーションが上がってきたので、また乗れるようになっている印象。武豊騎手も一時期、落ち込みながら、最近はまた活躍していますし、この二人は本当にすごいですね。二人のインタビューとかを読むと、競馬に乗ることが本当に好きなんだろうなと思います。

しかし、ダートは南関東もJRAも距離問わず、主役馬不在の群雄割拠の時代。明日の平安ステークスも一筋縄ではいかない気がします。

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平安ステークス2017の予想です

平安ステークスは前に行ったもん勝ちのレース。同レースの4コーナーの位置別成績を見ると(現在のダート1900mに変更された13年以降)、

4コーナー3番手以内【4.2.2.4】(勝率33.3%、連対率50.0%、複勝率66.7%、単回収率705%、複回収率268%)

4コーナー4番手以下【0.2.2.47】(勝率0.0%、連対率3.9%、複勝率7.8%、単回収率0%、複回収率33%)

昨年はアスカノロマンとクリノスターオーの行った行った、2年前はインカンテーションとクリノスターオーの行った行ったで決まっており、ここまで極端な傾向が出ているレースはほかにないと言っていいほど。レースの傾向に忠実に従うなら逃げ、先行勢で決め撃ちすべきだろう。

ただ今年のメンバーを見渡すと、逃げ、先行勢がいかにもそろった印象。徹底先行型のドリームキラリ、コパノチャーリーに加え、番手を取りたいクリソライト、クリノスターオー、アスカノロマン、ケイティブレイブなど。1コーナーと4コーナーでは先頭の馬が入れ替わっているようなレースになるはずで、必ずしも逃げ、先行勢が有利のレースにならないのではないか。そもそも3年連続で行った行ったで決まるレースというのも聞いたことがなく、今年は傾向に反して差し、追い込みが届くと判断したい(馬場自体も2、3週前の京都は良馬場で差しが届いていたので、良馬場で行われれば、差しが届くはず)。

本命はタガノエスプレッソ

前走のアンタレスステークスのレース後の回顧では「直線は思い切ってインを突いたが、馬群の後ろに入ってしまい、詰まるシーンがたびたびあった。ゴール手前の脚色を見るとまだまだ余力があり、力を出し切れずの敗戦だった。加速力が求められて、芝っぽいレースになったのが良かったのかもしれないが、ダート中距離にも対応できそうだ。」

と書いて次走狙い馬に取り上げていた馬。改めてレース映像を見返してもスムーズに捌けていれば、掲示板以上はあったはずで、前走通りのパフォーマンスが出せれば、このメンバーに入ってもヒケを取らないだろう。もちろん前走のように直線で前が詰まってしまう可能性はあるが、人気を考えるとそのリスクを織り込んでも妙味がある。じっくりと脚を溜める馬で一発がある鞍上でもあるので(北村友一騎手は13年京都大賞典のヒットザターゲット、12年北九州記念のスギノエンデバーなど差し馬で一撃キャラ)、差しが届く流れにさえなれば、面白い存在のはずだ。

相手はグレイトパール

ダートに変わって4戦4勝。すべて上り2位以内をマークしており、差しが届く流れになれば、本馬の末脚も生きてくるか。負け知らずというのは実力以上に売れやすい要素だが、ここまでのパフォーマンスを見る限り、重賞に入っても能力的に見劣ることはないだろう。本来、ダートグレード初挑戦の馬は期待値が低いのだが、現状のダートグレード路線は群雄割拠の時代で、アポロケンタッキーやオールブラッシュがG1馬になれたり、オープン特別でくすぶっていたモルトベーネが重賞馬になれるレベル。この路線の流れを考えると、ここで本馬があっさりと重賞初制覇を成し遂げても不思議ではない。

3番手はグレンツェント

ダートでは前走を除けば、すべて上り3位以内をマークしている末脚堅実な差し馬。タガノエスプレッソが差してくるなら本馬にも流れが向いているだろう。前走アンタレスステークスの敗因は不可解だが、本来の能力を引き出せれば、好勝負に持ち込めるはず。前走は休み明けで馬体重を減らしていたので、できれば増やして出走したいところか。

ロンドンタウンはレースの流れに合わせて位置を取れるタイプなので、逃げ、先行勢が激しく競い合えば、位置取りは自然と中団あたりに収まってレースがしやすそう。前走アンタレスステークスは直線でスムーズさを欠く場面がありながら2着に好走。別路線組が何頭かいるものの、今回はアンタレスステークス組の再戦ムードという面もあり、引き続き上位争いに加わっていいだろう。

ロワジャルダンは一時期の勢いこそないもの、能力はまだまだ健在。前走アンタレスステークスでは2着ロンドンタウンとタイム差なしの3着に好走。引き続き似たようなメンバーで行われるなら馬券圏内のチャンスはある。

ピオネロはハイレベルだったシリウスステークスで2着に好走。当時、3着アポロケンタッキー、4着ミツバで、この馬も重賞で勝ち負けできる力はあるはず。その後のパフォーマンスはお世辞にも高いとは言えないが、シリウスステークスだけ走ってくれれば、ここでも見劣りすることはない。

以下、大外枠で無理をしない福永騎手だと自分の形を作れない可能性大だが、能力上位のケイティブレイブ、能力健在で前年の3着馬クリソライト、下降線に入っているがまだ見限れないアスカノロマン、休み明けは厳しそうだが能力は通用するクリノスターオーまで挙げたい。

4月に行われたアンタレスステークスは2~13着馬で0.4秒差の接戦。現状のダートグレード路線は展開ひとつで結果がコロッと変わりそうなので、なるべく手広く流したい(軸も人気薄なので)。

平安ステークス2017の印です

◎②タガノエスプレッソ
○⑨グレイトパール
▲⑮グレンツェント
△⑪ロンドンタウン
△⑩ロワジャルダン
△⑤ピオネロ
×⑯ケイティブレイブ
×④クリソライト
×⑦アスカノロマン
×⑥クリノスターオー

以上、平安ステークス2017の予想でした。