白山大賞典2017(金沢)の予想です。

白山大賞典2017の出走馬は、JRAからタガノディグオ、コパノチャーリー、ナムラアラシ、クリノスターオー、インカンテーションが出走。地方勢は、カツゲキキトキト(愛知)らが迎え撃ちます。金沢競馬場2100mで行われるJpnIII戦。このレースは勝負度Aにするかも考えたのですが、妙味大とまでは言えないので、勝負度B(自信度★★★★☆ 妙味度★★★☆☆)でいきます。

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9月はJRAが好調なのに対し、地方がいまひとつですいませんでした。ただ正直、全体的に買いたいレースが少なく、勝負度低めのレースが多かった気がします。

10月からはダートグレードが盛り上がる時期。ここから年末までは毎年、よく当たっているイメージがあるので楽しみです。まずは今週のダートグレード3連戦+南部杯で好発進したいですね。

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白山大賞典2017の予想と見解です

地方の長距離ダートグレードといえば、名古屋グランプリにこの白山大賞典。両レースに共通しているのはとにかく「リピーターが多いこと」だ。アムールブリエ、ニホンピロアワーズ、エーシンモアオバー、シビルウォーなど。いずれもが名古屋グランプリ、白山大賞典で複数年に渡って好走した馬たちだ。

リピーターが生まれやすい理由は2つある。1つはコース適性の差が出やすいから。名古屋グランプリはコーナー8回、白山大賞典はコーナー6回も回るレース。地方の小さい競馬場でこれだけコーナーが多いということは立ち回り力の有無が重要なポイントになり、その立ち回り力は年齢によって上下することはないので、立ち回り力が高い馬は複数年に渡って好走しやすい。

そしてもう1つは競走馬におけるスタミナは年齢を重ねてもあまり衰えないから。競走馬は一般的にスピード(加速力)は年齢とともに減少するが、スタミナ(持続力)は衰えが非常に緩やか。つまりスタミナがある馬はずっとスタミナがあるので、年齢を重ねることによって長距離戦のパフォーマンスが落ちることはない。これは芝や障害のレースでも同じことがいえ、トウカイトリックがステイヤーズステークスでおじいさんになっても走り続けたり、カラジが10~12歳で中山グランドジャンプを3連覇したのも「スタミナは年齢を重ねてもなかなか衰えない」ことを証明している。

前置きが長くなったが、今年の白山大賞典の出走馬で過去に白山大賞典、名古屋グランプリで好走実績があるのは、カツゲキキトキト(16年名古屋グランプリ3着)のみ。JRA勢5頭に対しては「立ち回り力の有無」と「スタミナがあるか」の見極めがほぼすべてだろう。それでは予想にいきましょう。本命は…

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クリノスターオー

立ち回り力があり、16年ダイオライト記念2着の実績からスタミナ面もクリア。長距離ダートグレードで好走するための条件を兼ね備えており、ここは巻き返しの番だろう。

前走エルムステークスはかなり特殊な競馬だったので参考外。2走前のマーキュリーカップではミツバ、ピオネロの3着に好走しており、すでに7歳だが、能力はまだまだ健在だ。被されると良くない面があるので外枠を引けたのも好感。ここはスタートの速いコパノチャーリーを行かして2番手追走だろう。4コーナーでコパノチャーリーを交わして先頭に立ち、そのまま粘り込むと見た。

相手はインカンテーション

コーナー4回のダートグレードでたびたび好走しているように立ち回り力を兼ね備えた実力馬。問題はスタミナ面だが、2走前には時計がかかり、消耗戦になったマーチステークスを制しており、2100mのレースなら特別に心配することはない。

そもそもシニスターミニスター産駒はどこまで走ってもバテない持続力がウリ。道中はクリノスターオーを見ながら進め、2週目の向正面からポジションをじわじわと押し上げてくるか。エーシンモアオバーに騎乗してこのレースを連覇している岩田騎手が乗れるのは大きな強みだ。休み明けなので馬体重の増減だけ注意したい。

3番手はカツゲキキトキト

過去に唯一、地方の長距離ダートグレード(白山大賞典、名古屋グランプリ)で好走したことがある馬。しかも昨年の名古屋グランプリはアムールブリエ、ケイティブレイブの3着。今年の葉九段大賞典はアムールブリエ、ケイティブレイブ級の馬が不在なので、勝ち負けに持ち込んでも全く不思議ではない。

不安な点は休養明け後の走りがいまひとつなこと。くろゆり賞は展開不向きとはいえヴェリイブライトに敗れ、東京記念ではマイペースの逃げに持ち込みながらサブノクロヒョウに差されてしまった。休み明け前のパフォーマンスと比べると物足りず、近2走通りの走りだとJRA勢に力で劣るかもしれない。

ナムラアラシは阪神ダート2000mの赤穂特別、東京ダート2100mのブリリアントステークスで3着に好走しており、スタミナ面に関してはクリア。レースセンスがないので積極的に買いたくないが、実質的に6頭立てのレースなので「追い込み脚質だから」という理由だけでバッサリ切る必要はないだろう。

コパノチャーリーは立ち回り力こそあるが、逆にスタミナ面に不安。ご存知の通り、コパノリッキーの半弟で本馬もどちらかというとスピード型。距離が伸びていいとは思えず、コパノリッキー同様に精神的に弱い面があるので、早めにクリノスターオー、インカンテーションに被されるとそこでレースをやめてしまいそうだ。

タガノディグオは本来、末脚堅実な差し馬だが、前走レパードステークスがあまりにも不甲斐ない走り。兵庫チャンピオンシップも相手に恵まれた印象が否めず、普通に力を出し切っても勝ち負けに持ち込むのは難しいのではないか。

白山大賞典2017の印

◎⑧クリノスターオー
○⑩インカンテーション
▲③カツゲキキトキト
△⑤ナムラアラシ
△④コパノチャーリー
△②タガノディグオ

白山大賞典2017の予想ファイル

白山大賞典2017の買い目

◎クリノスターオーのこの人気は想定外でした。

確実に3番人気以下だろうと見込んでいたのですが、馬券の売れ方は2番人気(単勝は3番人気以下になりそうですが、馬連、3連複、3連単のオッズを見るとインカンテーションの次に売れています)。勝負度Bにする予定でしたが、勝負度C(自信度★★★★☆ 妙味度★★☆☆☆)に変更します。

【本線】

3連複:8-10-2、3、4、5(4点)

3連複でクリノスターオー、インカンテーションから印を打った馬へ。3列目はカツゲキキトキト、ナムラアラシまでが大本線、タガノディグオ、コパノチャーリーまでが本線です。インカンテーションは休み明けなので馬体重には注意してください。

【抑え】

3連複:8-5-2、3、4(3点)

3連複でクリノスターオー、ナムラアラシから印を打った馬へ。ナムラアラシはJRA勢で一番人気がないですが、タガノディグオ、コパノチャーリーよりは買えると思うので、クリノスターオー、ナムラアラシから少しだけ押さえておきます。

【ボーナス】

3連単:8、10→8、10→2、3、4、5(8点)

3連単でクリノスターオー、インカンテーションの馬連が当たることが前提の馬券。インカンテーションは来るならアタマだと思うので、印とは逆ですが、○インカンテーション→◎クリノスターオー絡みを厚めに買います。

以上、白山大賞典2017の予想でした。