【エーデルワイス賞2016予想】地方勢優位のダートグレード

エーデルワイス賞2016(門別)の予想です。

エーデルワイス賞2016の出走馬はJRAからスノードーナツ、デスティニーソング、アイルキャッチユー、リエノテソーロが出走。地方勢はピンクドッグウッド、ハタノオヌール、シェアハッピー(すべて北海道)らが迎え撃ちます。門別競馬場1200mで行われるJpnIII戦。このレースは勝負度C(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★★☆)を予定しています。

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北海道に来ました!目的はエーデルワイス賞の観戦。これで訪れた競馬場は国内外合わせて30場所目。ついについに日本全国の競馬場をすべて制覇しました(厳密にいうと2012年以降、開催されていない姫路競馬場はまだ行っていません)。

これからは海外の競馬場にもいろいろと足を運んでみたいですね。もしかすると今年1つくらい行くかもしれません。

予想と見解です

エーデルワイス賞は地方ダートグレードの中で地方勢が強い珍しいレース。

過去5年の3着以内馬は、地方勢9頭、JRA勢6頭(以下参照)。ダートグレードで地方勢のほうが馬券に絡んでいるのはエーデルワイス賞だけだろう。

161012表1

それでは今年も地方勢が優位かと聞かれれば、そこは非常に微妙なところ。今年の門別の2歳戦線を見ていると、昨年に比べてやや低レベルな印象。特に2歳牝馬の重賞路線は

リリーカップ⇒ハタノオヌール
フルールカップ⇒ピンクドッグウッド
フローラルカップ⇒オーブスプリング

と勝ち馬がコロコロと入れ替わっている。誰の目にも強いのは明らかだった昨年のタイニーダンサーやモダンウーマンのような馬は1頭もいない。

ただ毎年、地方勢が3着以内に必ず入るレース。これまでの傾向を考えても妙味は間違いなく地方馬だろう。ここは狙いたい地方馬が1頭いる。本命は…

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アップトゥユー

門別1200mは外有利のイメージがあるものの、エーデルワイス賞は毎年、多頭数ゆえ外の馬はロスが生じてしまい、イン有利になりがち(門別1200mの16頭立てはほとんど行われない)。実際、過去3年の3着以内馬の枠順を見ると、

13年2枠→7枠→3枠
14年6枠→1枠→6枠
13年3枠→2枠→8枠

と1~2枠に入った馬が毎年、3着以内に好走。過去のエーデルワイス賞のレース映像を見ても、インを器用に立ち回った馬が上位に食い込んでいる。

その点を踏まえれば、アップトゥユーの1枠1番は絶好枠。リリーカップは早目に抜け出した分の負けで、ハタノオヌール、シェアハッピーとの能力差はないはずだ。

父サウスヴィグラス×母父スマートボーイといえば、昨年の2着モダンウーマンと同じ(1着タイニーダンサーは父サウスヴィグラス×母父スマートボーイの父のアサティス)。血統的にはドンピシャだろう。

加えて管理する角川厩舎は過去10年でエーデルワイス賞を4勝。2、3着にも好走馬を輩出しており、エーデルワイス賞で好走する地方馬はほとんどが角川厩舎の馬だ。鞍上はデビュー4年目にしてリーディング2位につける阿部龍騎手(11日時点で1位の桑村騎手と1勝差)。血統、厩舎、馬ともに一流で、好位で脚を溜められれば、一発があると見た。

相手はシェアハッピー

リリーカップはハタノオヌールに敗れたものの、内外の差だけ。今回は内に本馬、外にハタノオヌールが入り、リリーカップとは逆の並び。着順が入れ替わってもいいだろう。デビュー以来、安定した成績を残しているように末脚堅実なタイプ。3枠5番からロスなく立ち回れれば、好勝負に持ち込めるはずだ。

3番手はハタノオヌール

フルールカップは逃げて案外だったが、リリーカップでは溜めて末脚を生かす競馬で勝利。前走の勝利だけで即飛びつけないが、アップトゥユー、シェアハッピーを評価するなら本馬も上位に評価する必要がある。鞍上は今年に入ってブレイクした井上幹太騎手なのも魅力だ。

1番人気濃厚のリエノテソーロは4番手。父Speightstownは、Mr.Prospector~Gone Westの系統なのでコテコテのダート血統。同産駒にはドスライス、エーシンジェイワン、ストロボフラッシュなどダート馬しかいない。本来なら芝→ダートは魅力だが、1番人気であるなら話は別。「走ってみないと分からない」のは事実であり、外々を回らされそうな枠に入ったことを考えても、軸にするにはあまりにもリスキーだ。ストロボフラッシュや血統こそ違えど似たようなタイプのヨンカーなど、米国血統はあっさり大敗することがある。

チェリースプリングは2走前の時計がリリーカップでは3着に値する時計。好枠を引いたことを考えても、チャンスがあってもいい。

ピンクドッグウッドは前走リリーカップで人気を裏切ったが、服部騎手が無駄に控えたせいで負けただけ。2走前のフルールカップではハタノオヌール、シェアハッピーを寄せ付けずの完勝で、能力自体は高い。今回は吉原騎手に乗り替わりで、ポジティブな要素はあるものの、戦績が示す通り、ピンかパーのタイプ。フルールカップの走りを見ると1000mがベストな印象は否めず、吉原騎手だけで人気になるなら、積極的に買う必要もないか。

以下、JRA勢のアイルキャッチユー、スノードーナツ、デスティニーソング、ジュエリーアイスまで抑えたい。波乱含みな一戦なので手広くいきたい。

印はコチラ

◎①アップトゥユー
○⑤シェアハッピー
▲⑧ハタノオヌール
△⑭リエノテソーロ
△②チェリースプリング
△⑫ピンクドッグウッド
×⑪アイルキャッチユー
×③スノードーナツ
×⑥デスティニーソング
×④ジュエリーアイス

エーデルワイス賞の予想ファイルはコチラ

買い目はコチラ

ツイッターにも書きましたが、本日は門別競馬場に来ています。全場制覇の記念にエーデルワイス賞でブチかまして帰ってきたいところです。できればリエノテソーロには飛んでほしいですね(笑)

【本線】

3連複:1-5、8、14-2、5、8、11、12、14(12点)

3連複で1列目にアップトゥユー、2列目にシェアハッピー、ハタノオヌール、リエノテソーロ、3列目にチェリースプリング、シェアハッピー、ハタノオヌール、アイルキャッチユー、ピンクドッグウッド、リエノテソーロを置いた組み合わせ。

点数が多く感じる方はワイド3点でもOK。門別はワイドが最もお得な競馬場なので(控除率20%)、ワイド3点でもそこそこつくはずです。

【抑え】

3連複:1ー5、8、14-3、4、6、15(12点)

3連複で1列目にアップトゥユー、2列目にシェアハッピー、ハタノオヌール、リエノテソーロ、3列目にスノードーナツ、ジュエリーアイス、デスティニーソング、オーブスプリングを置いた組み合わせ。オーブスプリングは印を打ちませんでしたが、桑村騎手&角川厩舎のコンビなので一応加えておきます。

【ボーナス】

3連単:1→2、5、8、14→2、5、8、14(12点)

3連単で1列目にアップトゥユー、2列目と3列目にチェリースプリング、シェアハッピー、ハタノオヌール、リエノテソーロを置いた組み合わせ。私はせっかく現地に来たので買おうと思っていますが、そこまで金額を買う人でなければ、点数を絞る意味でも3連単ではなく、3連複を重ねるほうが賢明だと思います。

以上、エーデルワイス賞2016の予想でした。