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ドバイワールドカップ&シーマクラシック2018の予想です。

ドバイワールドカップには日本からアウォーディーが出走。ドバイシーマクラシックには日本からレイデオロ、サトノクラウン、モズカッチャンが出走します。ドバイ4競走の中で最も買いたいのがドバイワールドカップ、次がシーマクラシックかもしれません。

ドバイターフ&ゴールデンシャヒーンの予想は、【ドバイターフ&ゴールデンシャヒーン2018予想】リアルスティールら出走からご覧ください。

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今年最初の海外競馬はすでに日本ではお馴染みのドバイミーティング。

昨年の海外G1は、

●ドバイワールドカップ(勝負度C
1着◎アロゲート(1番人気)
2着○ガンランナー(3番人気)
3着△ネオリシック(12番人気)

●クイーンエリザベスII世カップ(勝負度D
1着◎ネオリアリズム(2番人気)
2着▲パキスタンスター(3番人気)
3着○ワーザー(1番人気)

●香港ヴァーズ(勝負度B
1着○ハイランドリール(1番人気)
2着◎タリスマニック(3番人気)
3着△トーセンバジル(4番人気)

●香港カップ(勝負度C
1着◎タイムワープ(3番人気)
2着○ワーザー(1番人気)
3着▲ネオリアリズム(2番人気)

などが的中。2年前もそうでしたが、結構なプラスで終わった気がします。今年のドバイミーティングも買いたいレースがありますし、好発進したいですね。

ドバイワールドカップ2018の予想と見解です

ドバイの砂質はアメリカと似ているため、アメリカで強い馬はドバイでも強いことがほとんど。過去2年の勝ち馬カリフォルニアクローム、アロゲートの走りを見ても、それは明らかだろう。つまりドバイワールドカップはまずアメリカ調教馬の中での能力比較がカギになる。

次に重要なのが前哨戦。昨年、アメリカでは世界最高賞金額のペガサスワールドカップが創設。当然アメリカのトップホースが集うわけで、昨年のドバイワールドカップではペガサスワールドカップ組のアロゲートが1着、ネオリシックが3着に好走。今年もペガサスワールドカップ組が中心になるのは間違いないか。アメリカ調教馬の中での能力比較、ペガサスワールドカップ組を重視するなら、今年の本命は決まりだろう。本命は…

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本命はウエストコーストで仕方ない

昨年のトラヴァーズステークスではクラシック勝ち馬3頭を退けて一躍、3歳のトップホースに仲間入り。続くブリーダーズカップクラシックでは3着、ペガサスワールドカップでは2着に入り、現4歳のアメリカ最強馬と見てよさそう。今回は近2走で敗れているガンランナーが不在。メンバーレベルはグッと下がっており、負けられない一戦だろう。脚質的にも安定感がある。

相手はガンナヴェラの人気がなさ過ぎ

昨年のトラヴァーズステークスで勝ち馬ウエストコーストから0.5秒差の2着に好走した馬。続くブリーダーズカップクラシックでも2着ウエストコーストから0.4秒差の5着に入っており、対ウエストコーストでは明らかに分が悪いものの、アメリカ調教馬の中では2番目に強いといっていいはず。それにも関わらず、「勝負付けが済んでいる」と見られているためか人気が明らかに抑制気味。これは昨年のドバイワールドカップで3着に好走したネオリシックと全く同じパターンだ。脚質はややネックだが、アメリカでのレースを見ても早め早めに動けるので差し損ねることはないはずだ。

3番手はドバイ実績のあるムブタヒージ

ドバイワールドカップは3年連続の出走で、過去2回が16年2着、17年4着と健闘。今年は昨年の1着アロゲート、2着ガンランナー級の馬が出走しておらず、メンバーレベルは16年並み。能力的にもまだ衰えておらず、今年は馬券圏内の好走が見られるのではないか。とにかく位置さえ取れれば、バテないのが強みで、4コーナー3番手以内で回ってくれば、そのまま3着以内に粘り込めるだろう。

パブルは前走サンパスカルステークスで2着ムブタヒージから0.1秒差の4着。直線では前が詰まって外に進路を切り返すロスがあり、スムーズに運べていれば、ムブタヒージには先着していた可能性がある。実績的にはやや見劣るが、ムブタヒージを買うなら本馬も押さえておいたほうがいか。

タリスマニックは初ダート(前走はオールウェザー)で人気を集めるならわざわざ買う必要はない。管理するファーブル厩舎はドバイシーマに有力な1頭のクロスオブスターズを出走されており、使い分け的な意味合いも少しあるのではないか。

フォーエバーアンブライドルドはアメリカ調教馬も、休み明け、牝馬が割引材料。アメリカは牡・セン馬と牝馬路線は全く別物であり、ブリーダーズカップディスタフを制しているとはいえ、牡馬の一級線相手に通用するとはいえない。レーティングで人気を集めそうだが、飛ぶ可能性の方が高いのではないか。

ノースアメリカは前走で前哨戦のアルマクトゥームチャレンジラウンド3でレコード勝ち。今回は相手関係が大幅に強化されており、壁にぶつかりそうだが、単騎逃げの形には持ち込めそうで念のため押さえておいていいか。

最後にアウォーディー。人気はないかもしれないが、昨年のドバイワールドカップでは3着ネロリシックとそこまで差のない5着。今年は昨年よりも低レベルな組み合わせで、昨年並みのパフォーマンスを発揮できれば、馬券圏内に加わってきても不思議ではない。

ドバイワールドカップ2018の印

◎⑨ウエストコースト
○③ガンナヴェラ
▲⑤ムブタヒージ
△⑧パブル
△⑦タリスマニック
△⑥フォーエバーアンブライドルド
×②ノースアメリカ
×①アウォーディー

ドバイワールドカップ2018の買い目

≪メイダン10レース ドバイワールドカップ 勝負度B(自信度★★★★☆ 妙味度★★★☆☆)≫

ここは馬場を考慮してノースアメリカの評価を少しだけ上げます。あと休み明け、牝馬、脚質と不安だらけなフォーエバーアンブライドルドは消します。最終的な印は以下の通り。

◎⑨ウエストコースト
○③ガンナヴェラ
▲⑤ムブタヒージ
△⑧パブル
△⑦タリスマニック
△②ノースアメリカ
×①アウォーディー

【本線】

馬連:9-3、5(2点)

馬単:9→3、5(2点)

馬連&馬単でウエストコーストからガンナヴェラ、ムブタヒージへ。本線はガンナヴェラ絡み。馬連&馬単がハズれる時はタリスマニックにダート適性がすごいあった時くらいな気がします。

【押さえ】

3連複:9-3、5-1、2、3、5、7、8(9点)

3連複で1列目にウエストコースト、2列目にガンナヴェラ、ムブタヒージ、3列目に印を馬への組み合わせ(ワイド2点でもOK)。本線は2列目がガンナヴェラ絡み、3列目がノースアメリカまで。あくまでも馬連が当たる前提なので3連複は押さえ程度に買います。

3連単:9→3、5→1、2、3、5、7、8(10点)

3連単で1着にウエストコースト、2着にガンナヴェラ、ムブタヒージ、3着に印を打った馬が入る組み合わせです。

ドバイシーマクラシック2018の予想と見解です

今年のメイダン芝は例年以上に時計が速く、同レースと同じ舞台で行われる前哨戦ドバイシティオブゴールドではホークビルが2分26秒8のコースレコードで勝利。メンバーレベルが上がれば、時計はさらに速くなりそうで、今年のドバイシーマクラシックは時計勝負に対応できるかがカギになるか。時計勝負になれば、日本馬優位なのは間違いないが、ここは時計勝負に適性のありそうな人気薄の海外勢から入ってみたい。

本命は人気的にもポエッツワードが面白そう

前走香港カップは2ハロンごとのラップが26.27-25.12-24.37-23.79-22.08と完全な後傾ラップ。逃げたタイムワープが楽々と逃げ切るのも当然で、差し、追い込み馬は物理的に届かないレースだった。その中で本馬は大外枠から終始外々を回る最悪の競馬。それでも6着まで追い上げたのは能力が高い証拠だろう。香港のレースぶりから時計勝負にも対応可能。2000mを中心に使われているが、2400mのほうが合っている印象を受けるので、距離延長でパフォーマンスを上げてくる可能性もある。鞍上はアッゼニ騎手からデットーリ騎手に強化。ブックメーカーでは3番人気だが、国内でも人気が抑制気味になりそうで、人気的にも狙いどころだろう。

相手は素直にレイデオロを信頼する

前走京都記念は特殊な不良馬場に加え、鞍上のバルジュー騎手が馬とのコンタクトが取れておらず、参考外の一戦。昨年のジャパンカップでは上り最速タイの脚で追い込んで2着に好走。勝ち馬シュヴァルグランはインベタの競馬で、コース取りの差を考えると、実質的な勝ち馬は本馬といってもいいほどだった。スタートが遅いのはネックだが、乗り慣れたルメール騎手に戻り、能力通りの走りができれば、勝ち負け必至だろう。

3番手はどんな条件でも走ってきたクロスオブスターズ

昨年の凱旋門賞は勝ち馬エネイブルが強過ぎただけで、例年なら本馬が勝利していても不思議ではなかったレース。その凱旋門賞が行われたシャティンは欧州の中でも時計の出るコースなので、時計勝負への不安はそこまでないか。ただ人気を背負って勝ち切るようなタイプではなく、2、3着止まりに終わる可能性の方が高いと見た。

伏兵ならモズカッチャンが怖い存在。前走京都記念は直線で伸びない内を通りながら4着と健闘。昨年のオークス、エリザベス女王杯の走りを見ると、時計勝負は望むところで、メイダン芝2410mは力を出し切れる条件と見てよさそう。1番ゲートも立ち回り上手なのでプラスに働く。

アイダホは昨年のジャパンカップで5着に健闘。クロスオブスターズ、ポエッツワードに一枚劣る印象があるものの、あの走りを見る限り、日本勢のトップホースとも互角の戦いができると見ていいか。ただ時計はかかったほうが良さそうなタイプではある。

サトノクラウンは時計勝負に適性なしも、距離延長で前々で立ち回れれば、位置取りを生かしてそのまま粘り込む可能性も。香港ヴァーズで同馬を勝利に導いたモレイラ騎手が乗れるのは大きな強み。

最後にホークビル。前哨戦のドバイシティオブゴールドでレコード勝ち。相手は格段と強くなるものの、時計勝負に適性があるのはすでに証明しており、逃げて誰も追いかけてこなければ、残り目があっても驚けないか。

ドバイシーマクラシック2018の印

◎⑤ポエッツワード
○③レイデオロ
▲⑥クロスオブスターズ
△①モズカッチャン
△②アイダホ
△⑧サトノクラウン
×⑦ホークビル

ドバイシーマクラシック2018の買い目

≪メイダン8レース ドバイシーマクラシック 勝負度C(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆)≫

ここは印の変更はありません。

◎ポエッツワードは国内オッズだと5番人気ですが、海外のブックメーカーだとレイデオロとほぼ並んでの2、3番人気。単勝10倍台は普通にお得と考えていいでしょう。鞍上的にも期待したいですね。香港カップは枠が悪かったのもありますが、モレイラ騎手が下手に乗り過ぎたので、少頭数で力を発揮すれば、パフォーマンスを大幅に上げてくるはず。

【本線】

3連複:5-3、6-1、2、3、6、7、8(9点)

3連複で1列目にポエッツワード、2列目にレイデオロ、クロスオブスターズ、3列目に印を打った馬が入る組み合わせ。本線はアイダホまで。

馬連:5-3、6(2点)

馬単:5→3、6(2点)

馬連&馬単でポエッツワードからレイデオロ、クロスオブスターズへ。3連単に応用してもOKです。私も5⇔3、6→印の3連単は少し買う予定です。

以上、ドバイワールドカップ&シーマクラシック2018の予想でした。