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ドバイターフ&ゴールデンシャヒーン2018の予想です。

ドバイターフには日本からリアルスティール、ヴィブロス、ネオリアリズム、ディアドラ、クロコスミアの5頭が出走。ドバイゴールデンシャヒーンには日本からマテラスカイが出走します。ドバイターフは日本馬が出走した年に限れば、14年ジャスタウェイ、16年リアルスティール、17年ヴィブロスと日本馬が3年連続で勝利。今年も続くことができるでしょうか。

ドバイワールドカップ&シーマクラシックの予想は、【ドバイワールドカップ&シーマクラシック2018予想】レイデオロら出走からご覧ください。

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今年最初の海外競馬はすでに日本ではお馴染みのドバイミーティング。

昨年の海外G1は、

●ドバイワールドカップ(勝負度C
1着◎アロゲート(1番人気)
2着○ガンランナー(3番人気)
3着△ネオリシック(12番人気)

●クイーンエリザベスII世カップ(勝負度D
1着◎ネオリアリズム(2番人気)
2着▲パキスタンスター(3番人気)
3着○ワーザー(1番人気)

●香港ヴァーズ(勝負度B
1着○ハイランドリール(1番人気)
2着◎タリスマニック(3番人気)
3着△トーセンバジル(4番人気)

●香港カップ(勝負度C
1着◎タイムワープ(3番人気)
2着○ワーザー(1番人気)
3着▲ネオリアリズム(2番人気)

などが的中。2年前もそうでしたが、結構なプラスで終わった気がします。今年のドバイミーティングも買いたいレースがありますし、好発進したいですね。

ドバイターフ2018の予想と見解です

ドバイターフは、過去4年で日本馬が3勝(14年ジャスタウェイ、16年リアルスティール、17年ヴィブロス)を挙げているレース。唯一、勝利を挙げていない15年は日本馬がそもそも出走しておらず、日本馬が出走した年に限れば、目下3連勝。2000m前後のスピード勝負ならもはや日本馬が世界で一番強いといっていいだろう。ここはまず日本馬5頭の能力、適性比較がカギを握るといっていいか。本命は…

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本命はリアルスティールの同レース2勝目に期待

ご存知の通り、ワンターンの左回り1800mがベスト条件の馬。同条件では、15年共同通信杯1着、16年ドバイターフ1着、17年毎日王冠1着と負け知らず。この条件では国内最強といってもよく、国内最強であれば、世界最強だろう。気のいいタイプなので、休み明けでも走れるタイプ。管理する矢作調教師は海外G1への思いが強いので仕上がり自体に抜かりはないはずだ。

相手はディアドラの巻き返しが怖い

2走前のエリザベス女王杯は立ち回り勝負で展開不向き、前走京都記念は特殊な重馬場かつ休み明けで馬体重が+8キロと増えており、力を出し切れなかった。秋華賞の勝ちっぷりを見ても現4歳牝馬世代でトップクラスの能力を持っているのは間違いない。昨年は前年の秋華賞馬ヴィブロスが制したレース。今年は昨年以上に海外勢が小粒なので、前年秋華賞馬の本馬が能力的に見劣りすることはない。

3番手はモレイラマジックがさく裂しそうなネオリアリズム

前走香港カップは内枠から番手に控えたことで馬が顔を上げて行きたがる仕草。騎乗していたモレイラ騎手も失敗したと感じたはずで、今回はクイーンエリザベス2世カップの経験を生かして馬の気分に合わせた走りをするはず。枠順は2番。この枠で控えると香港カップの二の舞になるので、ここは思い切って逃げの手に出るのではないか。外のクロコスミアも行きたいクチだが、同じ日本馬が主張すれば、岩田騎手のクロコスミアは番手に控えるだろう。

ヴィブロスは前年のドバイターフ覇者。鞍上のモレイラ騎手の好騎乗が光ったのは間違いないが、メンバーレベルは今年よりも昨年の方が高く、勝ち切ったことは素直に評価してよさそう。今年は昨年と全く異なる馬場になりそうだが(昨年はドバイでは珍しく雨が降り、重い馬場だった)、スピード勝負でパフォーマンスを落とすタイプではなく、その点に関しては気にすることはない。

展開に恵まれそうなクロコスミアも侮れない。前走京都記念は特殊な不良馬場で参考外。昨夏には函館の北斗特別でレコード勝ちを果たしており、時計の出るスピード勝負の方が合っている。今年のメイダンの芝は例年以上に時計が速いので、スピード勝負に強く、先行力のある本馬にはもってこいの馬場といえるだろう。ネオリアリズムとの兼ね合いはカギも番手からでも力を発揮できる。

海外勢ではブックメーカーで1番人気に推されているベンバトルが筆頭。昨年の英ダービーでは最後方から大外ぶん回しで5着まで追い上げ、3歳時から能力の高さを示していた馬。今年はドバイに舞台を移し、3戦して2勝2着1回。前走ジェベルハッタで2着に敗れたが、出遅れ気味のスタートから終始外々を回るロスが響いただけ。勝ち馬とは完全にコース取りの差と捉えていいだろう。ジュベルハッタ組では一番強いはずだ。

ランカスターボンバーは1勝馬ながらG1で2着5回の実績があり、海外勢では実績ナンバー1。ブリーダーズカップマイル、香港マイルの走りを見ても、日本のトップホースと一緒に走ってもヒケを取ることはない。前走香港マイルの走破時計は1分34秒2。時計の速いメイダンの芝にも対応できる。

トレスフリュオースは実勢的に格下も、まだまだ伸び盛りの4歳馬。管理するのはフランスの名門ファーブル厩舎で、それなりに期待しての参戦と見てよさそう。ジュベルハッタの敗戦組を買うなら未知の魅力で本馬を押さえておきたい。

最後にモナークスグレン。トレスフリュオース同様、実績はないが、キャリアが浅い分、伸びシロの余地は十分。前走ダーレークラブステークスの2着ロビンオブナヴァン(昨年の香港カップ8着)はG1で好走歴もあり、負かした相手はそれなりに評価できるか。

ドバイターフ2018の印

◎⑧リアルスティール
○⑬ディアドラ
▲②ネオリアリズム
△⑦ヴィブロス
△⑪クロコスミア
△⑤ベンバトル
×⑫ランカスターボンバー
×④トレスフリュオース
×⑨モナークスグレン

ドバイターフ2018の買い目

≪メイダン7レース ドバイターフ 勝負度D(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★☆☆)≫

まず印を少しだけ追加します。

◎⑧リアルスティール
○⑬ディアドラ
▲②ネオリアリズム
△⑦ヴィブロス
△⑪クロコスミア
△⑤ベンバトル
×⑫ランカスターボンバー
×④トレスフリュオース
×⑨モナークスグレン
×③プロミシングラン
×⑥ジャヌービ

ジュベルハッタでの着差を考えると人気がなさ過ぎなプロミシングラン、ジャヌービを追加します。ここはドバイゴールデンシャヒーンとは対照的に大混戦なので手広く流したほうがいいでしょう。ディアドラが予想以上に人気薄なので、リアルスティール、ディアドラ絡みを厚めに買いたいですね。

【本線】

3連複:8-2、7、13-2、3、4、5、6、7、9、11、12、13(24点)

3連複で1列目にリアルスティール、2列目にネオリアリズム、ヴィブロス、ディアドラ、3列目に印を打った馬への組み合わせ(ワイド3点でもOK)。本線は2列目がディアドラ絡みです。日本勢が1~3着を独占するのはどうかな?って感じもするので、3列目は印上位を厚めに買うよりも外国馬もしっかりと入れたいですね。

馬連:8-13(1点)

ディアドラは予想以上に人気がないので、リアルスティールとディアドラの馬連は押さえておきたいですね。

ドバイゴールデンシャヒーン2018の予想と見解です

ドバイゴールデンシャヒーンは、アメリカとUAE調教馬が圧倒的に強いレース。今年は出走馬9頭のうち7頭がアメリカorUAE調教馬。その中での能力比較がすべてといっていいか。

本命はロイエイチの勝ちっぷりを見るレースになるだろう

昨年のアメリカ最優秀牡馬スプリンター。昨年のブリーダーズカップスプリントでは2着馬との叩き合いを制して先頭に立つと、最後は手綱を抑えながらのゴール。前走パロスヴァーディスステークスでは2着以下を完全に子ども扱いしており、笑ってしまうほどの強さだった。長距離輸送で力を出せるかという不安は残るものの、逆にいえば、不安という不安はそれだけ。アメリカとUAEの砂質は似ており、アメリカで強ければ、UAEでも強いのがこれまでのドバイ国際競走の流れであり、ここは素直に実績、能力を信頼したい。

相手は昨年の覇者マインドユアビスケッツ

アメリカ競馬の最高峰ともいえるブリーダーズカップスプリントで16年2着、17年3着と2年連続で好走している馬。人気を背負って自分から動くと末脚が甘くなりそうだが、今年は直線半ばから一人旅になりそうなロイエイチがいることで、末脚堅実な本馬にとっては絶好の展開になりそう。前々で粘るエックスワイジェット、ジョーダンスポートが失速したところ、本馬が勢いよく追い込んで2、3着に上がるのではないか。少頭数なので中団~後方に構えてもコースロスなく運べるのも魅力。

3番手はエックスワイジェット

2年前のゴールデンシャヒーン2着馬。その後は二度の骨折があり、長期休養を余儀なくされたが、昨秋に復帰してからは目下3連勝。復帰してからの3戦のうち2戦はグレードレースではないので、本来の力を取り戻しているかは判断しかねるが、6歳という年齢を考えるとまだまだ衰える時期ではないだろう。ロイエイチは番手、マインドユアビスケッツは差しに回るので、行き切ることはできるはずだ。

ジョーダンスポートは前走初ダートで、メイダン1200mのコースレコード(1分10秒18)を更新。過去3年のドバイゴールデンシャヒーンの勝ち時計は1分10秒59~91に収まっているので、単純な走破時計の比較なら同レースを勝利するだけの力があるといえるか。ただ相手は格段と強くなっているので、前走の走破時計だけ売れるなら少し疑ってみたほうがいいか。

ドバイゴールデンシャヒーン2018の印

◎⑥ロイエイチ
○①マインドユアビスケッツ
▲②エックスワイジェット
△⑨ジョーダンスポート

ドバイゴールデンシャヒーン2018の買い目

≪メイダン6レース ドバイゴールデンシャヒーン 勝負度D(自信度★★★★☆ 妙味度★☆☆☆☆)≫

メイダンの1レースからチェックしてますが、ダートは明らかに逃げ、先行有利。ここは行き切れそうなエックスワイジェットの評価を上げます。最終的な印は以下の通りです。

◎⑥ロイエイチ
○②エックスワイジェット
▲①マインドユアビスケッツ

ジョーダンスポートは外枠で位置を取れないと見て消します。このレースはオッズ妙味がないので軽くいきましょう。

【本線】

馬連:2-6(1点)

馬連でエックスワイジェットとロイエイチの1点。勝つのはほぼロイエイチだと見ているので、馬単1点でもいいですね。

3連複:1-2-6(1点)

3連複でロイエイチ、エックスワイジェット、マインドユアビスケッツの組み合わせ。馬連が外れた時の保険的な意味合いです。

以上、ドバイターフ&ゴールデンシャヒーン2018の予想でした。