チャンピオンズカップ2020の予想です。

チャンピオンズカップ2020の出走馬は、クリソベリル、カフェファラオ、ゴールドドリーム、チュウワウィザード、タイムフライヤーなど16頭。中京競馬場ダート1800mで行われるG1戦です。

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チャンピオンズカップ2020の予想です

中京ダート中距離戦の穴パターンはただ1つしかない。

それはラチ沿いを通っての粘り込みか追い上げ。以下にまとめたのは17年以降、中京ダート中距離重賞で単勝20倍以上で3着以内に好走した7頭。そのすべてが終始インベタを追走しており(18年3着モルトベーネはインベタから直線で馬場の真ん中を通っての追い上げ)、差しあるいは追い込んで馬券に絡んだ馬もすべてイン強襲のパターンだった。

◆中京ダート中距離重賞で単勝20倍以上で3着以内に好走した馬(17年以降)

メイショウウタゲやウェスタールンドのように外目の枠に入りながら奇跡的にインに潜り込み、直線でラチ沿いから伸びてくるパターンもあるが、基本は内枠からそのアドバンテージを生かしてのイン強襲。20年シリウスステークス◎エイコーン(9番人気3着)はまさにその典型例だった。

このチャンピオンズカップも基本に忠実に、またその手の競馬ができそうな馬、騎手がいるので狙わない手はない。

本命はタイムフライヤーが芝・ダート両G1制覇を成し遂げる

絶好の1枠1番を引き当て、小回りダート1700mでも一気に加速できる回転力の速さを持ち、さらに鞍上がゴッドバンブルビー、ウェスタールンド、アッシェンプッテルなど、ダート馬の末脚を引き出すのが天才的に上手い藤岡祐介騎手(一皮むけてから積極策がウリになった時期もあったが、元々はあたりの柔らかさがウリ)なら直線でラチ強襲してアッと言わせるシーンがいかにもありそうだ。

前走武蔵野ステークスの敗戦で人気を落としているようだが、休み明けで馬体重が-14キロと減っており、本調子を欠いていたと言っていいのではないか。2走前のエルムステークスでは昨年のチャンピオンズカップで2着に好走し、また小回り性能が高いウェスタールンドに2馬身差の完勝。G1で通用する能力を秘めているはずで、あとは直線で捌けるかだけだろう。

振り返れば、上半期のフェブラリーステークスでは芝G1馬モズアスコットが勝利。下半期のダート頂上決戦・チャンピオンズカップでも芝G1馬タイムフライヤーが再び栄光を掴むという結果が待ち受けているかもしれない。

相手はやはりクリソベリルが筆頭になる

国内ではデビューしてから無傷の8連勝。今年の帝王賞、JBCクラシックではひと回り成長した姿を見せつけ、現役ダート最強馬なのは疑う余地がない。ただ重箱の隅をつつくわけではないが、国内で最も着差が少なく、際どいレースだったのが昨年のチャンピオンズカップ。540キロの超大型馬。少頭数の地方ダートグレード(多頭数でも事実上の少頭数レースになりがち)で無類の強さを示しているのは、多頭数のJRAのダートグレードは決してベスト舞台ではない裏返しだろう。特に中京ダート1800mは器用な立ち回りが求められるので、大外枠から外々を回って意外と伸び悩むというシーンがあっても個人的には納得だ。初めて間隔を詰めて使うのも多少気になる。

3番手は安定感ではピカイチのチュウワウィザード

デビュー以来、馬券圏外に敗れたのは昨年のチャンピオンズカップ4着のみという素晴らしい安定感。そのチャンピオンズカップは直線入り口で前にスペースがなく、外に切り返すロスが生じた分の敗戦。そこで1~2馬身ほどのロスがあり、最後の伸び脚を見る限り、スムーズなら勝ち負けに加わっていたレースだった。帝王賞、JBCクラシックでクリソベリルとの勝負付けは済んだと言えるが、より確実に走ってくるのは本馬の方だろう。

ゴールドドリームはピークを過ぎた感があるものの、チャンピオンズカップは17年1着、19年2着と実績を残しているレース。得意舞台で1枠2番のアドバンテージを生かせば、三度目のチャンピオンズカップ馬券圏内が見えてくるだろう。

最後にモズアスコット。前走武蔵野ステークスは不利な1枠2番で斤量59キロを背負わされており、負けるべくして負けた一戦。コーナー4回のコースへの対応がカギも、今年の上半期のダートチャンピオンホースが、単勝50倍以上つく大穴なら一枚押さえておきたい。横山武史騎手なら何もしないで敗れるようなことはないはず。

チャンピオンズカップ2020の印です

◎①タイムフライヤー
○⑮クリソベリル
▲⑪チュウワウィザード
△②ゴールドドリーム
△⑫モズアスコット

以上、チャンピオンズカップ2020の予想でした。