@h_r_p_studio さんの写真。)

安田記念2019の予想考察です。

安田記念2019の出走予定馬は、アーモンドアイ、ダノンプレミアム、インディチャンプ、アエロリット、ステルヴィオ、フィアーノロマーノなど。東京競馬場芝1600mで行われるG1戦です。

先週の日本ダービーは、

1着ロジャーバローズ(12番人気)
2着▲ダノンキングリー(3番人気)
3着◎ヴェロックス(2番人気)
4着○サートゥルナーリア(1番人気)

でハズレ。

馬券は◎ヴェロックス、○サートゥルナーリアのワンツー決着(あわよくば、ヴェロックス→サートゥルナーリアで決着)を前提に購入していましたが、レース的にはあまり惜しくない3、4着でした。

ヴェロックス、サートゥルナーリアはともにダービーで負けるパターンのレース運びで、むしろあそこから3、4着に来たことにビックリ。1、2着馬に最高の立ち回りをされてはどうしようもないですね。

「リオンリオンは横山武史騎手なら淀みのないラップを刻むこと」と「2番手は単独に近い形でロジャーバローズが追走すること」まで読めていたのですが、そこから先の想像力が足りなかった。高速馬場の縦長馬群はやはりこういう結末がありえるのだなと改めて思いました。こういう決着は昨年の皐月賞なんかもそうですが、割と得意パターンでもあるので、取りたかったですね。しかし、東京だけではなく、京都も暴走気味に逃げた馬がそのまま粘り込むなど、今の馬場は本当に恐ろしい。先週は平場も全然ダメで前だと思ったら後ろ、後ろだと思ったら前という結果でした…

今週から開催替わりで6月へ。5月最終週がダメだった分、6月1週目はぜひいいスタートを切りたいですね。G1も5月はNHKマイルの3連複900倍のみだったので、もう一本くらい当てたいところ。安田記念は上位人気拮抗ムードですが、ロジャーバローズがダービー馬になるのが競馬なので、フラットに考えていきたいと思います。今週から2歳戦も始まるので、そこはまた楽しみのひとつでもありますね(^^)

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安田記念2019の予想のポイント

その1.今週も好時計必至!ディープの血に要注意

開幕週から例年以上に速い時計が連発している東京の芝コース。

雨の影響で差し馬場になり、時計が多少かかっていたNHKマイルカップを除くと、直近3つのG1は、

●ヴィクトリアマイル
ノームコア(1分30秒5、レース&コース&日本&世界レコード

●オークス
ラヴズオンリーユー(2分22秒8、レースレコード

●日本ダービー
ロジャーバローズ(2分22秒6、レースレコード

ヴィクトリアマイル~日本ダービーすべてでレースレコードが更新される事態に。

正直、日本ダービーはペースを考えると、時計が遅いくらいで、ロジャーバローズが強かったというよりも後続勢が伸びなかった印象が強いですね。

安田記念と同じヴィクトリアマイルではノームコアが1分30秒5で駆け、レース&コース&日本&世界レコードを一気に樹立。先週の競馬を見ると、時計は気持ち落ち着いてきた印象を受けますが、それでも牡馬の一級線が集まり、淀みのないラップが刻まれれば、再び1分30秒台に突入しても何ら不思議はないでしょう(先週の低レベルな古馬500万下でも1分32秒6)。

ヴィクトリアマイル~日本ダービーを振り返ると、目立つのはディープインパクト産駒の活躍。オークスと日本ダービーはディープインパクト産駒のワンツーフィニッシュで、ヴィクトリアマイルでも同産駒のプリモシーンが2着に好走していました。

◆ヴィクトリアマイル~日本ダービーの3着以内馬の血統

安田記念に出走予定のディープインパクト産駒は、

エントシャイデン
ケイアイノーテック
サングレーザー
ダノンプレミアム

の4頭。

ダノンプレミアムにとっては今の高速馬場は追い風と言えるでしょう。そもそも2歳時に東京芝1600mのサウジアラビアロイヤルカップをレコード勝ちしており、高速馬場への適性は高いはずです。

その2.基本は差しが決まるも前残りにも注意

以下にまとめたのは過去5年の安田記念3着以内馬です(特殊な道悪馬場だった14年を除く)。

◆過去5年の安田記念3着以内馬(13~18年、14年を除く)

毎年、上り最速馬が3着以内に好走しているように基本は差しが決まりやすいものの、16年1着・17年2着ロゴタイプ、18年2着アエロリットのように先行馬の粘り込みもあり、「基本は差しが決まるも前残りにも注意したいレース」といえるでしょうか。

先週はCコース替わりで内、前有利の馬場。今週はコース替わり2週目で先週ほど強烈なバイアスは出ないかもしれませんが、それでも外より内の方がいいはずで、前々でスピードの持続力を生かして粘り込むような馬にも注意は必要でしょう。

安田記念2019の予想オッズ

予想オッズも書いていきます。

人気 馬名 単勝オッズ
1 アーモンドアイ 1.8
2 ダノンプレミアム 2.2
3 アエロリット 12.5
4 ステルヴィオ 12.8
5 インディチャンプ 13.0
6 サングレーザー 15.4
7 フィアーノロマーノ 20.2
8 モズアスコット 26.8
9 ペルシアンナイト 34.1
10 ロジクライ 52.5

1番人気はアーモンドアイ。今年初戦のドバイターフを難なく勝利し、今年2戦目にこの安田記念を選択。久しぶりのマイル戦になりますが、3歳時にはシンザン記念→桜花賞と連勝していますし、距離短縮が心配されることはないでしょう。現実的に未勝利を勝ち上がって以降、一度も負けていないですし、このメンバーでもアタマひとつ抜けた人気になるはず。単勝は1倍台後半と予想します。

2番人気はダノンプレミアム。昨年の日本ダービー以降、長い休養を取っていましたが、復帰後、金鯱賞→マイラーズカップと連勝。アーモンドアイがいなければ、本馬が断然の1番人気に推されていたでしょうが、アーモンドアイが出走してきたことで2番人気に留まりそう。単勝は2倍台前半と見ています。

3番人気は大きく離れてアエロリット。前走ヴィクトリアマイルではハイペースを刻みながら5着と負けて強しの内容。昨年の安田記念でも2着に好走していますし、東京実績が評価されて2強の次に買われるでしょう。それでも単勝は10倍台前半と予想します。

以下、ステルヴィオ、インディチャンプ、サングレーザー、フィアーノロマーノ、モズアスコット、ペルシアンナイト、ロジクライと続きそうです。上位2頭が抜けて3番手以下が混戦のオッズになりそうですね。

安田記念2019のイチオシ馬は…

3強ムードの日本ダービーから2強ムードの安田記念へ。その日本ダービーでは3強のうち最も支持を集めていたサートゥルナーリアが4着に敗れる波乱の決着となりました。今週の安田記念も2頭の馬連オッズが2倍台前半まで支持されそうですが(もしかすると1倍台?)、2頭のうち1頭が3着以下に敗れる可能性は意外とある気がしています。

この安田記念はだいぶ前から買いたい馬が決まっており、あとは極端な枠さえ引かなければ(できれば内枠を引きたい)、その馬のアタマもあるくらいのつもりで勝負する予定。その馬は、

インディチャンプ

です。

前走マイラーズカップで連勝ストップになりましたが、正直、「本番に向けていい負け方だったな」というのが感想。福永騎手いわく「馬が怒っていた」らしいので、安田記念では「怒らせない」ことも焦点になりますが、ペースが流れてくれれば、怒らないと思うんですよね。淀みなく流れて安田記念らしい決め手が生きるレースになれば、ダノンプレミアムとの逆転は十分に可能だと見ています。

以上、安田記念2019の予想考察でした。