東京記念2022の予想です。

東京記念2022の出走馬は、ブラヴール、フレッチャビアンカ、セイカメテオポリス、ランリョウオー、ウラノメトリアら15頭。大井競馬場2400mで行われるSIです。このレースは勝負度D(自信度★☆☆☆☆ 妙味度★★★★★)を予定しています。

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東京記念2022予想と見解です

東京記念は昭和39年に開催された東京オリンピックを記念して作られた重賞競走。

第1回から一貫して大井2400mを舞台に施行されており、金盃と並び大井の名物長距離重賞として定着している。

今年の東京記念は、21年東京記念→22年金盃と長距離重賞連勝中のフレッチャビアンカ、3連勝で大井記念を制したランリョウオー、東京記念トライアル勝ち馬マンガンらが人気を集めそうだが、大井の長距離で実績のある馬が多く、大混戦ムード。ここは思い切ってムラ駆け傾向が強いものの、過小評価されている伏兵から一撃を狙ってみたい。それでは予想にいきましょう。本命は唯一の…

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ダービー馬であるエメリミットから入りたい

東京ダービーでは今回、人気を集めているマンガンとの叩き合いを制して優勝。その後は決して目立った成績を挙げていないが、昨年の東京記念では勝ち馬フレッチャビアンカからタイム差なしの2着に健闘し、2走前のひまわり賞では大井記念3着のキタノオクトパスに5馬身差の圧勝劇。いまひとつ掴みどころがなく、好走と凡走を繰り返しているが、しっかりと折り合って運べれば、重賞でも通用するパフォーマンスを見せている。

前走フリオーソレジェンドカップは今年の金盃同様、逃げたのが完全に裏目に出てしまっただけ。今回は先手を奪いたいパストーソがいるので、前走のような不本意な競馬に終わることはないだろう。メンバーを見渡しても、差し、追い込み勢が中心なので、前々で流れに乗れるアドバンテージもありそうだ。

相手はフレッチャビアンカが有力だろう

これまで大井の長距離重賞では2戦2勝と負けなし。前走東京記念トライアルでは4着に終わったものの、休み明け、斤量58キロ、特殊な超スローペースだったことを考えると、負けるべくして負けた一戦だった。今回は叩き2走目で、定量戦のため他馬と同じ斤量56キロ。調教の動きも良さそうで、前走以上の走りを見せてくれるだろう。

唯一、不安を挙げるとすれば、御神本騎手が物損事故による影響で調整ルームへの入室遅延で戒告を食らってしまい(今回はアクシデントっぽいですが、女性マッサージ師を調整ルームに連れ込んだり、色々とトラブルがありますね…)、急遽、今野騎手に乗り替わる点。馬自身は癖がなく、乗りやすそうではあるが、昨年の東京記念と今年の金盃で本馬を勝利に導いた騎手が乗れないのは痛い。

3番手は大外枠でもマンガンが怖い

昨年の金盃ではひと捲りで2着トーセンブルに9馬身差の圧勝劇を演じている馬。その後はややスランプに陥っていたものの、前走東京記念トライアルで久しぶりの勝利。ゆったりと走れる大井の長距離が合っている印象で、重賞でも好走のチャンスは十分にあるだろう。ただ脚質的に全幅の信頼は置きにくく、スタート後にすぐコーナーを迎える大井2400mで不利な大外枠に入ってしまったことを考えても、力を発揮できるかがカギになりそう。

ランリョウオーはクラシック以降、歯がゆいレースが続いていたものの、ここに来て3連勝で大井記念を制するなど、再び軌道に乗ってきた印象。能力的に最上位ではあるが、長距離経験がないだけに不安はあるか。

ウラノメトリアは大井に転入初戦の金盃トライアルが圧巻の勝ちっぷり。本番の金盃では断然の1番人気に推されたが、ハイペースに飲み込まれて失速。ただあのレースは逃げ、先行勢が総崩れしており、参考外の一戦と捉えていいだろう。前走東京記念トライアルでは勝ち馬マンガンから0.1秒差の2着に好走。今回は金盃とは一転してペースが落ち着きそうなので、前々で流れに乗れるレースセンスの良さが生きてくるのではないか。

セイカメテオポリスは今年の金盃で勝ち馬フレッチャビアンカから0.1秒差の2着に好走。続くダイオライト記念では勝ち馬ノーヴァレンダから0.7秒差の5着に健闘しており、このメンバーなら地力上位と捉えていいだろう。あとは大井記念以来の実戦なので、仕上がりがカギになりそう。

ストライクイーグルは19年東京記念勝ち馬。20年大井記念勝ち以降、勝ち星から遠ざかっており、ピークを過ぎたのは明らかも、昨年の東京記念では勝ち馬フレッチャビアンカから0.4秒差の4着に健闘しており、このメンバーでも馬券圏内ならチャンスはあるのではないか。

ブラヴールはサマーナイト賞が内から鮮やかに差し切って勝利。大井の長距離戦は初めてになるが、折り合いはつきやすいタイプなので、極端な消耗戦にならなければ、力を発揮できるのではないか。内枠を引けたことで、前走の再現にも持ち込みやすそう。

サトノプライムはレースセンスのなさがネックも、今年の金盃で3着に好走するなど、このメンバーでも十分に戦えるはず。あとはペースが遅くなりそうなので、今年の金盃トライアルや昨年の冨士見オープンのように自分から動けるかがカギになる。

ドスハーツは転入初戦の東京記念トライアルでは勝ち馬マンガンから1.6秒差の6着と見せ場なく敗れたが、馬体重が大幅に増えており、いかにも余力残しの仕上がりだった。今回は中間の調教でもよく動けており、前走以上に状態が良さそうなので、ひと叩きされての上積みがあるのではないか。JRA時代の実績からここで通用する能力はあるはず。

トーセンブルは長距離の安定型。大井の重賞ではワンパンチ足りないイメージがあるものの、差し馬ながらレース巧者な一面があるので、無理して嫌う必要はないだろう。

最後にパストーソ。このメンバーに入ると、やや見劣りするものの、単騎逃げを打てるのは間違いなく、前々で立ち回るエメリミットから入る以上、逃げる本馬も押さえておきたい。

東京記念2022の印

◎⑤エメリミット
〇④フレッチャビアンカ
▲⑮マンガン
△⑫ランリョウオー
△⑭ウラノメトリア
△⑦セイカメテオポリス
×⑨ストライクイーグル
×②ブラヴール
×③サトノプライム
×⑧ドスハーツ
×①トーセンブル
×⑪パストーソ

6番ホーリーブレイズ…昨年の名古屋グランプリでは4着に健闘。当時だけ走れば、十分に足りていいが、その後の成績がいまひとつ。大井の長距離重賞はこれまで20年東京記念7着、21年大井記念12着、21年東京記念6着と結果が出ておらず、ここで上位争いするイメージが湧かない。

10番シュプレノン…前走東京記念トライアルは超スローペースの楽逃げを打ち、マンガン、ウラノメトリアに完敗。今回はハナに拘りたいパストーソがいるので、前走のような競馬に持ち込むのは難しく、相手強化を考えても、苦戦必至だろう。

14番ロードマイウェイ…転入初戦の前走ひまわり賞では勝ち馬エメリミット、2着キタノオクトパスに大差をつけられての3着。南関東の重賞で通用するレベルではないだろう。

東京記念2022の買い目

オッズが割れているように難解で波乱含みな一戦。◎エメリミットは前走が酷い負け方だったので、もう少し人気薄かと読んでいたのですが、単勝20倍前後なら許容範囲でしょうか。ここは堅く収まったら仕方ないと割り切り、手広く流し、高め待ちでいきたいと思います。

ほかにヒモ穴で少し気になるのはドスハーツ。名古屋グランプリ5着だけ走れば、ここなら通用していいはずで、馬体重が470~480キロ前半くらいまで絞れれば、怖い存在だと思います。

【参考買い目】

3連複:◎ー○▲△△(ランリョウオー、ウラノメトリア)ー○▲△△△××××××(34点)

3連複で1列目にエメリミット、2列目にフレッチャビアンカ、マンガン、ランリョウオー、ウラノメトリア、3列目に印を打った馬へ(ワイド4点でもOK)。本線はフレッチャビアンカ絡みです(御神本騎手が乗れていれば、2頭軸くらいでも良かったのですが、テン乗り今野騎手がしっかり乗れるかですね)。

東京記念2022の予想でした。