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天皇賞(春)2019の予想です。

天皇賞(春)2019の出走馬は、フィエールマン、エタリオウ、ユーキャンスマイル、グローリーヴェイズ、ロードヴァンドールなど13頭。京都競馬場芝3200mで行われるG1戦です。

天皇賞(春)といえば、

15年◎カレンミロティック(10番人気3着
16年◎カレンミロティック(13番人気2着

が良い思い出(【天皇賞(春)2016大的中のお知らせ】カレンミロティックありがとう!)。さらに遡ると◎マイネルキッツとかもありましたね。

その後は

17年◎ファタモルガーナ(16番人気7着)
18年◎ガンコ(3番人気14着)

と散っていますが、今年も果敢に攻めたいと思います。平成最後のG1、楽しみましょう!

4月28日(日)の平場の勝負レースはこちらから(香港G1、2つの予想もご覧いただけます。当日の9時ごろに掲載します)。

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天皇賞(春)2019の予想です

フルゲート割れの13頭立てで、G1勝ち馬がフィエールマンのみという寂しい顔ぶれ。重賞で2勝以上を挙げたことがあるのもパフォーマプロミス、メイショウテッコンのみで、言葉は悪いが、平成最後にして平成史上最も低レベルな天皇賞(春)になりそうだ。

人気の中心になるのは昨年の菊花賞に出走した4歳勢だが、4歳勢が積極的に買われているというよりも、5歳以上の古馬勢がダラしないゆえ、押し出されての人気という印象が非常に強い。

昨年の菊花賞は上り33秒台が求められた特殊なレース。一般的に言う長距離適性とはほど遠い適性が問われていた。

今年の天皇賞(春)はロードヴァンドール&横山典弘騎手がスタミナ勝負に持ち込めば(その公算が高い)、昨年の菊花賞とは対照的に長距離戦らしく一定のラップを淡々と刻める持続力が要求されそう。そうなれば、昨年の菊花賞の結果はアテにならないだろう。「縦長馬群」×「淀みのないラップ」は前残りが起こりやすい条件でもあり、平成最後のG1に競馬のキホンでもある前残りに賭けてみたい。

本命はロードヴァンドールの逃走劇に期待する

前走阪神大賞典は序盤に前に行った馬が8、9、11着(11頭立て)と敗れる中、2番手追走から3着に粘り込む価値の高い走り。しかも本馬は序盤に前に行っただけではなく、1000m通過後にハイペースで飛ばしていたサイモンラムセスを交わして先頭へ。最後はシャケトラ、カフジプリンスに交わされてしまったものの、文字通り負けて強しの競馬だった。

振り返れば、昨年の日経賞では向上面手前からキセキのマクりを受けながら勝ち馬ガンコから0.2秒差の4着。ハナを切ることが出来ず、かつ道中で他馬にペースを乱されながらの結果だったことを考えると(しかもキセキが動いたことで中盤以降は全く緩まないラップになっていた)、やはり負けて強しの内容だったと言えるだろう。長丁場の持久力戦なら相当高いポテンシャルを秘めていると見ていい。

これまでコーナー4回以上のコースを先頭で回って来た時は【4.5.4.1】(同条件の京都芝は【3.2.1.0】)。淀みのないラップを刻み、後続勢に脚を使わせる形なら簡単にはバテない。阪神よりも京都の方が惰性で粘り込みやすいのもある。自分から得意の持続力勝負に持ち込めば、最後まで脚色が衰えずの逃走劇まであっていいはずだ(脚質的に穴だから2、3着というよりも、ハマれば1着まであるでしょう)。

相手は最後まで本命を打つか迷ったパフォーマプロミス

昨年の宝塚記念では単勝10倍を切る人気に推され、有馬記念でも単勝20倍の中穴評価を受けていた馬。その2戦より今回は明らかに低レベルな一戦。それでいながら人気急落ならそれだけでギャンブル的には買う価値があるのではないか。

近2戦の敗戦でいまひとつ印象が良くないのかもしれないが、2走前の有馬記念はC・デムーロ騎手が位置を取れず、後方でただ回ってきただけの敗戦。前走京都記念は終始馬場の悪い内を通りながらの4着。当時、次走注目馬に推すか迷ったほどで、明らかに負けるべくして負けた一戦だった。

スパッと切れる脚を使うよりもダラッと長くいい脚を使うイメージがあり、ロードヴァンドールが作る持久力戦は合いそう。スタート力があり、相対的に位置取りも前になるはずで、後続勢の仕掛けを待たずに前を追いかけていけば、ロードヴァンドールと一緒に粘り込むシーンがあってもいい。北村友一騎手もこれくらいの伏兵に騎乗する時こそ怖い(大阪杯のアルアインもそう)。

4歳勢ではエタリオウを最上位に評価したい

昨年の神戸新聞杯から菊花賞、日経賞と3戦ともスローペースを中団~後方から追い上げる形になっているが、いずれも最後までバテずに長くいい脚を使っており、スタミナ勝負の方がむしろ適性はありそうな馬。ロードヴァンドールが淀みのない持久力勝負に持ち込んでもスパート位置さえ間違わなければ、持ち前のスタミナを生かしてしぶとく伸びてくるイメージが浮かぶ。

不安はやはり鞍上のM・デムーロ騎手。今年に入ってからの重賞成績が【1.3.0.19】(勝率4.3%、連対率17.4%、複勝率17.4%、単回収率11%、複回収率20%)と全く振るわない。元々、京都の長丁場ではやや信頼に欠けるので、馬の適性よりも騎手が馬の力を引き出せるかが重要になりそうだ。

グローリーヴェイズは血統的に短い距離で…といった印象があるものの、前走日経新春杯では典型的な前傾ラップの消耗戦を制しており、3200mの持久力戦でもそこまで苦にしないはず。菊花賞は18番ゲートからロスの多い競馬だったことを考えると、1~3着馬にヒケを取らないパフォーマンス。4歳勢の中では最も人気がないかもしれないが、勝ち切るだけの能力を秘めている。正直、馬の能力と適性だけを考えるなら本命に推したいが、鞍上の戸崎騎手は関西圏のG1で通算【1.2.1.41】(勝率2.2%、連対率6.7%、複勝率8.9%、単回収率32%、複回収率19%)という悲惨な数字。それもそれなりに上位人気に推された馬でもことごとく飛ばしてきており、やはり鞍上だけで大幅な減点になってしまうか。

メイショウテッコンは前残りを狙うなら評価を上げたいところだが、無駄に後続勢を気にしそうな鞍上が気がかりで5番手まで。福永祐一騎手が決して下手なわけではないが、ロードヴァンドール&横山典弘騎手が大逃げを打てば、それについていく度胸はないはず。スパートの位置が後続勢と同じになりそうで評価を下げた。

フィエールマンは菊花賞、アメリカジョッキークラブカップがスローペースの上り勝負で、現時点で持久力戦に対応できる保証が何ひとつない。今回は近2走とは全く異なるレース質になりそうで、直近の実績をそのまま鵜呑みにしない方がいいのではないか。人気でわざわざ買いたい馬ではない。

ユーキャンスマイルも持久力戦に対応できるかが未知数。前走ダイヤモンドステークスは菊花賞と同じく超スローペースの加速力勝負。菊花賞、ダイヤモンドステークスで好走したからといって本来の長距離適性があるとは言えないだろう。ロードヴァンドールが持久力戦に持ち込めば、意外と不発に終わるかもしれない。

天皇賞(春)2019の印です

◎⑬ロードヴァンドール
〇⑧パフォーマプロミス
▲②エタリオウ
△⑦グローリーヴェイズ
△⑤メイショウテッコン
△⑩フィエールマン
×⑨ユーキャンスマイル

以上、天皇賞(春)2019の予想でした。