七夕賞2021の予想です。

七夕賞2021の出走馬は、なトーラスジェミニ、ヴァンケドミンゴ、クレッシェンドラヴ、アールスター、クラージュゲリエ、ショウナンバルディど16頭。福島競馬場芝2000mで行われるハンデ・G3戦です。

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七夕賞2021の予想です

七夕賞は、14年5番人気1着メイショウナルトの逃げ切りや15年16番人気3着マデイラの激走が象徴するように、一時期立ち回り先行に偏っていた時期があったものの、近年はミッキースワローやクレッシェンドラヴが鮮やかなマクリを決めているように、従来の七夕賞のイメージであるロングスパートからの消耗戦に戻りつつある。

今年の出走馬を見渡すと、マウントゴールド、ロザムール、トーラスジェミニ、ブラックマジック、ショウナンバルディと前々で立ち回りたい馬が多数。加えて福島巧者であるクレッシェンドラヴ、ヴァンケドミンゴは早めのロングスパートを打つ可能性が高く、近年の七夕賞らしいレースになるのではないか。土曜日時点で日曜日の降水確率は60%。雨が降れば、その可能性はより高まる。

ここは人気的に魅力を感じるアールスターから入りたい

昨年の小倉記念はインベタで立ち回り、転がり込んできた勝利だったものの、今年に入ってから中山金杯、小倉大賞典ともに展開不向きの中、直線に入ってからしぶとく伸びており、コーナー4回の小回り戦なら展開ひとつで再び一撃がありそうな雰囲気。母父は、ナリタトップロードやヒシミラクルらを輩出したサッカーボーイ。持久力戦になればなるほどいい血筋で、前述の通り七夕賞らしい消耗戦になるのであれば、近走のうっ憤を晴らす走りを見せてくれるはずだ。

相手はクレッシェンドラヴが堅実駆けだろう

言わずと知れた福島巧者で、福島芝では重賞2勝を含む【2.3.0.0】と素晴らしい成績。前走大阪杯は案外な結果に終わったものの、福島芝の消耗戦なら再び輝きを取り戻すのではないか。

3番手は同じく福島芝が得意なヴァンケドミンゴ

こちらも福島芝では20年七夕賞3着&21年福島記念2着を含む【4.1.1.0】と抜群の安定感を見せており、クレッシェンドラヴ同様に堅実に走ってくるイメージが浮かぶ。前走福島民報杯では大敗しているものの、マイネルウィルトスが大差勝ちしてしまう特殊な馬場だったので、あまり気にする必要はないだろう。

大穴ならスカーフェイスが面白そう。近走はマイルで結果を残しているものの、マイルが合っていたというより、右回りが合っていた可能性も。事実、右回り【3.2.0.2】(馬券圏外に敗れた2回はともに4着)、左回り【0.0.0.7】と両極端な成績になっており、右回りでは大きく崩れたことがない。元々は2000mや2400mでも走っていたほどで、距離延長で嫌われるかもしれないが、あまり舐めない方がいいだろう。

同じく格上挑戦のトラストケンシンも無気味な存在。昨年は3勝クラスで冴えない走りが続いていたものの、今年初戦の美浦ステークスで上り最速をマークすると、前走目黒記念でも大外から上り3位タイの脚を繰り出しており、復調気配が感じられる走りだった。追って味があるという一芸はあるので、後方で死んだフリをしていれば、漁夫の利的に追い込んでくるシーンがあってもいい。

ワンダープチュックはオープンクラスに上がってから結果が出ていないものの、近2走は不得手な条件を考えれば、決して悪い内容ではない。福島芝では【0.2.0.0】と崩れたことがなく、隠れ福島巧者。過去の実績から1ハロンの距離延長も問題ないはずで、展開がハマれば、一撃があっても驚けないだろう。

クラージュゲリエは中山記念、鳴尾記念ともに人気を裏切る走りが続いているものの、どちらも上りの速い決着に対応できなかったのが敗因か。コーナー4回の持久力戦は向いており、速い上りが要求されない今回は巻き返してきそうだ。

プレシャスブルーはディープインパクト産駒でもバテずに長くいい脚を使うイメージ。レースセンスがないので新潟のような伸び伸びと走れるコースの方が向いている印象はあるものの、前が勝手に崩れてくれれば、浮上の余地はあるだろう。

ワーケアは昨年の富士ステークス以来の実戦で何とも言えないが、ホープフルステークス3着、弥生賞2着の走りを見る限り、コーナー4回の持久力戦は向いている。キャリアも浅いので念のため押さえておきたい。

カウディーリョはディアデラノビアの仔らしく難しい面があるものの、オープンクラスでも通用するポテンシャルを秘めている馬。無理に前を追いかけず、リズム重視で回ってくれば、意外と怖いかも。休み明けでも力を発揮できるタイプだ。

七夕賞2021の印です

◎⑧アールスター
〇⑨クレッシェンドラヴ
▲⑯ヴァンケドミンゴ
△⑪スカーフェイス
△⑮トラストケンシン
△③ワンダープチュック
×⑩クラージュゲリエ
×⑬プレシャスブルー
×⑭ワーケア
×⑦カウディーリョ

以上、七夕賞2021の予想でした。