@h_r_p_studio さんの写真。)

高松宮記念2020の予想考察です。

高松宮記念2020の出走予定馬は、ダノンスマッシュ、タワーオブロンドン、グランアレグリア、アウィルアウェイ、モズアスコットなど。中京競馬場芝1200mで行われる1戦。春のG1シーズンの開幕を告げるスプリント王者決定戦です。

今週のドバイワールドカップはコロナウィルスの拡大に伴って中止に。世界で最も権威のある障害レース・グランドナショナルも中止に追い込まれ、ケンタッキーダービーは秋に移動。スポーツのみならず、各種イベントが中止になっている世界情勢を考えると仕方ないですね。

日本ではオリンピックの延期ムードが高まり、プロ野球に関しては未だにいつ開幕するのか分からない状況。その中でJRAと地方競馬は無観客とはいえ、毎週実施されているのですから恵まれていますね。なかなか暗い話題が多い昨今ですが、最後に最近感動したレースを。

31連勝中のホクショウマサルが満を持して挑んだ1トンのソリを曳くばんえい記念。

ゴール直前まで何が勝つのか分からない手に汗握る大接戦でした。オレノココロはコウシュウハウンカイとは対照的に終いにしっかりと脚を使えるのが強みだなと常々思います。

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高松宮記念2020の予想のポイント

勢いのある馬が強いレース

高松宮記念は、G1実績のある馬が強いというより、勢いに乗った馬が勝ちやすいレース。過去4年の高松宮記念勝ち馬を振り返っても、4頭すべてがG1初制覇でした(過去参照)。

◆19年ミスターメロディ

本馬に関しては「勢いのある」戦績とは言えず、初のスプリント戦で化けた形。

◆18年ファインニードル

前年に準オープンを勝ち、セントウルステークスで重賞初制覇。年明のシルクロードステークスを2馬身差の完勝で本格化の気配を見せ、その勢いのまま高松宮記念を勝利。

◆17年セイウンコウセイ

年明けの淀短距離ステークスでオープン特別初勝利。次走シルクロードステークスでも2着に好走し、本格化の雰囲気を漂わせ、その勢いのまま高松宮記念を制覇。

◆16年ビッグアーサー

前年から北九州記念2着、京阪杯2着、阪神カップ3着と惜敗続きも、藤岡康太騎手の誘導ミスが多発しており、地力強化は明らかだった。前哨戦のシルクロードステークスではまたもや5着に敗れたが、負けて強しの内容。本番でその鬱憤をすべて晴らす快勝劇。

◆14年コパノリチャード

年明けの阪神カップで4馬身差の圧勝劇を演じ、スワンステークスに続く1400m重賞2勝目をマーク。スプリント路線に高い適性を見せたところで、高松宮記念に挑戦し、その勢いのまま勝利。

今年は上位人気に推されそうなグランアレグリア、タワーオブロンドンがすでにG1馬。高松宮記念はG1初勝利が起こりやすいことを考えると、勝ち馬はその2頭以外かもしれません。

高松宮記念2020の予想オッズ

予想オッズも書いていきます。

人気 馬名 単勝オッズ
1 ダノンスマッシュ 3.0
2 タワーオブロンドン 3.3
3 グランアレグリア 3.8
4 ダイアトニック 9.0
5 ノームコア 11.5
6 ステルヴィオ 18.5
7 モズアスコット 19.5
8 シヴァージ 29.2
9 アイラブテーラー 32.2
10 アウィルアウェイ 35.1

1番人気はダノンスマッシュか。昨年の高松宮記念では1番人気を裏切る形になったものの、前哨戦のオーシャンステークスが鮮やかな勝利でしたし、今年も1番人気に推されると見ます。ただ左回りへのコース替わりが多少心配されそうなので、人気が被ることはないでしょう。単勝は3倍前後と予想します。

2番人気はタワーオブロンドン。前哨戦のオーシャンステークスではダノンスマッシュに敗れたものの、試走感が強かったですし、あの一戦だけで人気が落ちることはないでしょう。あとは福永騎手騎乗がどう出るか。騎手自身は中京を得意にしていますが、馬のキャラとはズレがある気がします。単勝は3倍台前半でしょうか。

3番人気はグランアレグリア。休み明けで挑んだ阪神カップがただただ強いの一言。まだ底を見せていない感がありますし、期待込みで上位2頭に迫るオッズになるでしょう。単勝は3倍台後半と予想します。

以下、ダイアトニック、ノームコア、ステルヴィオ、モズアスコット、シヴァージ、アイラブテーラー、アウィルアウェイと続きそうです。

高松宮記念2020イチオシ馬は…

前年の覇者ミスターメロディはドバイに遠征してしまったため、不在ですが、春のG1シーズンの開幕を告げるのに相応しいメンバーがそろった今年の高松宮記念。現時点で本命を予定しているのは、

ダノンスマッシュ

です。

昨年の高松宮記念では4着に敗れたものの、外目からハイペースで逃げたモズスーパーフレア(2番人気16着)を追いかける展開。掲示板に入った5頭のうち本馬以外はひとケタ馬番だったことを考えても、負けて強しの一戦で、決して左回りがダメなわけではないでしょう。

高松宮記念はG1初勝利が起こりやすいレース。古くはキングヘイロー、マサラッキなども悲願のG1初勝利が高松宮記念でしたし、今年は本馬が待望のG1タイトルを掴むのではないでしょうか。

以上、高松宮記念2020の予想考察でした。