ラジオＮＩＫＫＥＩ賞2020の予想です。

ラジオＮＩＫＫＥＩ賞2020の出走馬は、グレイトオーサ―、パラスアテナ、サクラトゥジュール、ルリアンなど12頭。福島競馬場芝1800mで行われる３歳限定のＧ３戦です。

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ラジオＮＩＫＫＥＩ賞2020の予想です

道悪濃厚、出走馬12頭のうち10頭は前走４コーナー２番手以内の逃げ・先行脚質、７頭は芝キャリア４戦以下、ハンデ戦となかなか読みづらい一戦。上位人気に推されているのは芝で負けなしのグレイトオーサー、パラスアテナも、どちらも決してレベルの高いパフォーマンスを見せているわけではなく、とても盤石な存在とは言えない。不確定要素が多い分、ここは伏兵から攻めて行くのが正解なのではないか。

本命は最多のキャリアを持つコスモインペリウムの激走に期待したい

未勝利勝ち後、低迷していたが、ここにきて差す競馬が板につき、安定したパフォーマンスを披露。２走前の１勝クラスでは上り最速の脚を繰り出し、勝ち馬グレイトオーサーから0.2秒差の２着に好走。今回、そのグレイトオーサーが１番人気に推されるなら、本馬の評価はやや低過ぎるのではないか。福島芝【1.0.1.0】、重～不良【1.0.1.0】で、条件的にもベストと判断してよさそう。武藤騎手もそろそろＪＲＡでの重賞初勝利がありそうだ。

相手はサクラトゥジュール

デビュー以来、条件に関係なくコンスタントに走っており、ここも堅実に走ってきそう。東京芝で２勝を挙げているが、ネオユニヴァース×シンボリクリスエスの血統の字面通り、あまりスパッと切れるイメージがないので、福島芝の中距離戦でも苦にすることはないだろう。コスモインペリウム同様に自在に動けるのも魅力。

上位人気勢ではパラスアテナを評価したい

未勝利、カーネーションカップは全く中身の異なるレースだったが、それでも勝利を挙げたのは素質の高さと見てよさそう。特に未勝利は福島芝2000mの時計のかかる馬場で圧勝しているので、今の馬場も苦にすることはないだろう。鞍上も函館スプリントステークスのダイアトニック、宝塚記念のキセキと好調。

アルサトワは未勝利、１勝クラスともに逃げて勝利を収めているが、番手から運んだ若葉ステークスでもそれなりに粘り込んでおり、決して逃げ一辺倒ではなさそう。前走で封じ込めたポタジェは土曜日の生田特別を勝利しており、負かした相手も評価できる。福島マイスターの田辺騎手が騎乗できるのも大きい。

ルリアンは２連勝が相手に恵まれた感があるものの、リンカーンやアンライバルドらを輩出しているバレークイーンの一族でまだ奥がありそう。いかにもパワータイプなので、道悪は悪くないだろう。

コンドゥクシオンは重、不良で２戦２勝。正直、２走前の山桜賞は相手関係に恵まれた面があるのの、大箱の東京より小回りの福島の方がいいはずで、道悪＋コース替わりを味方に巻き返しがあるかもしれない。

ディープキングは１勝馬も、前走は１頭だけ抜けた上りをマークしており、位置取り次第でもっと際どい争いになっていたはず。戸崎騎手ー藤原厩舎のラインで、ディープインパクト産駒も福島芝1800mが得意なので、侮ることはできないか。

ベレヌスは初芝のひめさゆり賞で逃げ切り勝ち。マイペースに持ち込んでの逃走劇も、２着以下は差し、追い込み勢が入っており、決して展開に恵まれたわけではなさそう。まだ底を見せておらず、怖さはある。

グレイトオーサーは２戦２勝と底を見せていないが、どちらも東京での上り勝負。今回は真逆の適性が求められるレースになるので、どこまで走るのか分からないのが正直なところ。血統的に道悪ＮＧではないものの、人気とのバランスを考えると評価は低くなる。

バビットは今年に入って未勝利→早苗賞と連勝中。その早苗賞は展開に恵まれた面が大きかったものの、この手の団野騎手の人気薄の馬はとりあえず押さえておいた方がいい。

パンサラッサは道悪巧者も、一本調子な面があるので、同型と競い合った時にどうか。枠が枠なので行き切れるかがカギになるのではないか。控えると味がない。

最後にアールクインダム。ダントツで人気はないが、菜の花賞の力強い差し切り勝ちを見ると、決して弱い馬ではない。２走前のクイーンカップはハイペースを外々から押し上げて、負けるべくして負けた一戦。条件的には合っているはずで、一枚押さえておいても損はないだろう。

ラジオＮＩＫＫＥＩ賞2020の印です

◎⑩コスモインペリウム
〇⑤サクラトゥジュール
▲⑨パラスアテナ
△③アルサトワ
△⑫ルリアン
△④コンドゥクシオン
×②ディープキング
×⑦ベレヌス
×⑧グレイトオーサー
×①バビット
×⑪パンサラッサ
×⑥アールクインダム

以上、ラジオＮＩＫＫＥＩ賞2020の予想でした。