@h_r_p_studio さんの写真。)

ラジオNIKKEI賞2017の予想考察です。

ラジオNIKKEI賞2017の出走予定馬は、サトノクロニクル、クリアザトラック、セダブリランテス、ライジングリーズン、ビービーガウディなど。福島競馬場芝1800mで行われる3歳限定のG3重賞です。

今週は火曜日と水曜日に地方重賞があったため、JRAの考察記事が遅れました。優駿スプリントはオーブスプリングがまさかの除外で全額返金でしたが、帝王賞は◎ケイティブレイブ→△1クリソライト→○アウォーディーで本線的中。

今週から7月に入り、JRAは夏競馬がスタート。ここを境に調子がじわじわと上がっていきそうな予感がしているので、週末の競馬が待ち遠しいです。まずは7月1週目から好スタートを切りたいですね。

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ラジオNIKKEI賞2017の予想ポイント

その1.立ち回り力が問われるレース

函館開幕の前に「近年、日本の競馬場はどこも高速化しており、個性がなくなりつつある」と書きましたが、福島も例外に漏れません。

福島はかつてミヤギロドリゴ的なマクリ差しが利きやすかったわけですが、近年はマルターズアポジー的な立ち回り力が問われています

近年のラジオNIKKEI賞の4コーナーの位置取りと結果を見ても、明らかに内をロスなく立ち回った馬が上位に食い込んでいます(以下参照)。

◆2016年

◆2015年

◆2014年

過去3年で外々を回って馬券圏内に食い込んだのは14年2着クラリティシチー、16年3着アーバンキッド。2頭いるので外を回った馬が全滅とまではいきませんが、外より内をロスなく立ち回れたほうが有利なのは明らかです。

その2.前々での粘り込みに注意

1の「立ち回り力が問われるレース」と連動している話ですが、ラジオNIKKEI賞は先行馬の活躍が目立っています(以下参照)。

過去5年の3着以内馬15頭のうち6頭は4コーナー3番手以内。

4コーナー3番手以内の馬が馬券に絡まなかったのは13年のみです。差しが全く利かないわけではありませんが、差し馬よりは先行馬を中心に組み立てたほうがいいレースといえます。

ラジオNIKKEI賞2017の予想オッズ

予想オッズも書いていきます。

人気 馬名 単勝オッズ
1 サトノクロニクル 2.4
2 クリアザトラック 5.4
3 ライジングリーズン 6.6
4 セダブリランテス 6.8
5 バルベーラ 9.7
6 ビービーガウディ 13.9
7 マイネルスフェーン 15.2
8 ロードリベラル 19.0
9 ウインガナドル 20.1
10 ニシノアップルパイ 24.2

1番人気はサトノクロニクル。連対率100%、池江厩舎、冠名サトノと人気になりやすい要素が満載。デビュー以来、すべて1番人気に推されていますし、ここも1番人気に推されるでしょう。単勝は2倍台前半くらいまで支持される気がします。

2番人気はクリアザトラック。重賞では結果が出ていませんが、前走は古馬相手の江の島特別を勝利。負かしたのが降級馬のキャプテンペリー、ストーミーシーですから、それなりに評価されるでしょうか。単勝は5倍台前半くらいと見ています。

3番人気は実績が評価されてライジングリーズンでしょうか。出走馬の中では唯一の重賞勝ち馬。差し馬にしては器用なタイプなので、距離延長もそれほど割り引かれないでしょう。単勝は6倍台後半くらいと見ています。

以下、セダブリランテス、バルベーラ、ビービーガウディ、マイネルスフェーン、ロードリベラル、ウインガナドル、ニシノアップルパイと続くでしょうか。あとは枠順によっても大きく変わってきそうですね。

ラジオNIKKEI賞017のイチオシ馬は…

このレースは枠順次第では勝負度Cの予定。人気薄で買いたい馬がいるのと、人気馬で買いたくない馬がいるので楽しみなレースです。

現時点の本命候補は、

ニシノアップルパイ

です。

セントポーリア賞までは全く強い馬という認識がなかったのですが、ここ2走でその認識が一変。特に評価したいのは前走プリンシパルステークス。2ハロン目からずっと11秒台が続くという非常に厳しい展開の中、直線入り口で早々と先頭。普通なら後続に一気に飲み込まれても不思議ではありませんが(実際、逃げたマイネルユニブランと3番手のマイネルラプティスは大失速)、ラスト1ハロンまで先頭をキープ。最後までしぶとく踏ん張っており、負けて強しの競馬でした。近2走の走りを見る限り、ここに来て力をつけているのは間違いないでしょう。

今年のラジオNIKKEI賞はウインガナドルくらいしか逃げ馬がいませんし、位置さえ取れれば、簡単にはバテないはず。内枠を引くと穴人気しそうなので、できれば中枠あたりを引いて欲しいですね(馬キャラ的にも内でじっと脚を溜めてピュッと脚を使えるタイプではないので、外から早め早めに動いて粘り込むレースの方が合っている気がします)。

以上、ラジオNIKKEI賞2017の予想考察でした。