NHKマイルカップ2025の予想です。
NHKマイルカップ2025の出走馬は、アドマイヤズーム、イミグラントソング、ランスオブカオス、マジックサンズ、マピュースなど18頭。東京芝1600mで行われる3歳限定のG1戦です。
5月11日(日)の予想(NHKマイルカップ、平城京ステークスほか)はこちらからご覧ください。
先週は天皇賞(春)、ケンタッキーダービーと国内、海外のG1ともに的中。
●天皇賞(春)(【天皇賞(春)2025予想】ビザンチンドリームの一撃ある)
1着〇ヘデントール(1番人気)
2着◎ビザンチンドリーム(6番人気)
3着△ショウナンラプンタ(4番人気)
●ケンタッキーダービー(【ケンタッキーダービー2025予想】チャーチルダウンズ競馬場ダート2000mのG1戦です)
1着◎ソブリンティ(3番人気)
2着〇ジャーナリズム(1番人気)
3着▲バエザ(5番人気)
今週の土曜日は全体的に買いたいレースがやや少な目でしたが、新潟メインの駿風ステークスのおかげでプラスで終われました。
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≪新潟11レース 駿風ステークス 勝負度C(自信度★☆☆☆☆ 妙味度★★★★☆)≫
◎⑯レベレンシア(3番人気1着)
〇⑮カフジテトラゴン(1番人気2着)
▲⑫ランドオブラヴ
△⑭ニシノコニャック
△⑧プロスペリダード
△③エコロレジーナ(9番人気3着)
ここは大外枠に入ったレベレンシアを狙いたい。長期休養明け後は結果が出ていないものの、4走前の東山ステークスは展開不向き、3走前の初春ステークスは実績のないダート、2走前のトリトンステークスは折り合いを欠いており、すべて言い訳の利く敗戦。前走は格上挑戦の北九州短距離ステークスに出走し、勝ち馬キタノエクスプレスから0.4秒差の7着。3勝クラスなら通用するポテンシャルを秘めているだろう。今回は初めての千直になるが、一本調子のスピードタイプのイメージなので、同条件はいかにも合いそう。枠順も良く、人気でも走ってくる可能性が高いと見た。
相手はカフジテトラゴン。新潟千直では【0.3.0.0】とパーフェクト連対を果たしており、2走前にはリステッド競走のルミエールオータムダッシュで2着に好走。今回も再び8枠を引き当て、素直に同コースの実績を信頼していいだろう。
馬券はレベレンシア、カフジテトラゴンのワイドを本線に、ボーナス的に3連複、3連単を買いたい。
【参考買い目】
ワイド:◎ー〇(1点) 3.3倍的中🎯
3連複:◎ー〇ー▲△△△(4点) 69.8倍的中🎯
3連単:◎→〇→▲△△△(4点) 247.9倍的中🎯
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日曜日は番組的に土曜日以上に買いたいレースが多くなりそうなので楽しみです。
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NHKマイルカップ2025の予想です
例年、NHKマイルカップを予想する上で重要なカギを握るのが牝馬の取捨。NHKマイルカップにおける牡馬と牝馬の性別別成績(過去20年)は以下の通りで、すべての数字で牝馬が牡馬を上回っている。
◆NHKマイルカップにおける性別別成績(過去20年)
牡馬【16.13.18.255】(勝率5.3%、連対率9.6%、複勝率15.6%、単回収率62%、複回収率100%)
牝馬【4.7.2.44】(勝率7.0%、連対率19.3%、複勝率22.8%、単回収率154%、複回収率150%)
牝馬では07年17番人気1着ピンクカメオの一撃が回収率を大きく跳ね上げる要因になっているが、仮に同馬を除外しても複回収率は119%をキープしており、牡馬の100%を上回っている。
基本的に「牝馬が買い」のNHKマイルカップだが、今年に行われた3歳芝マイル以下の牡馬混合重賞およびオープン特別を振り返ると、複勝率と複回収率はハッキリと牝馬>牡馬の結果が出ている。
◆今年に行われた3歳芝マイル以下の牡馬混合重賞およびオープン特別の性別別成績
牡馬【7.5.2.50】(勝率10.9%、連対率18.8%、複勝率21.9%、単回収率55%、複回収率48%)
牝馬【0.2.5.17】(勝率0.0%、連対率8.3%、複勝率29.2%、単回収率0%、複回収率152%)
芝1600m以下の牡馬混合重賞を振り返っても(以下参照)、4戦のうち3戦で人気薄の牝馬が3着以内に好走。唯一、牡馬が上位独占したチャーチルダウンズカップはそもそも牝馬の出走がわずか1頭、その1頭だったスリールミニョンは2着アルテヴェローチェから0.1秒差と馬券圏内まであと一歩の4着だった。決して一級線ではない牝馬が牡馬混合重賞(芝1600m以下)で活躍している事実を踏まえると、今年の牝馬は総じてレベルが高いと言えるだろう。
◆今年の芝1600m以下の牡馬混合重賞の結果
以上の流れを汲むと、今年のNHKマイルカップは期待値の高そうな牝馬を狙うべきという結論に落ち着く。
本命はチェルビアットの一撃に賭けてみたい
3走前の小倉芝1200mで行われた未勝利は地味な勝利だったが、2走前のフィリーズレビューでパフォーマンスを大幅に上げて2着に好走。直線で外目をスムーズに追い出せたとは言え、ゴール前では勝ち馬ショウナンザナドゥに迫る脚を見せており、距離が1ハロン伸びれば、逆転も可能な走りに見えた。実際に桜花賞ではショウナンザナドゥに先着を果たして6着。しかも3コーナーで外からプリムツァールに被された影響で行き場をなくし、鞍上が手綱を引いてブレーキをかける場面。4コーナーでも外からリンクスステップに交わされてリズムを崩しており、もう少しスムーズに運べていれば、掲示板は十分に狙えた走りだった。直線で体勢を立て直してからの伸び脚は鋭く、ラスト1ハロンでマークした11.6秒はエンブロイダリー(11.4秒)、アルマヴェローチェ(11.5秒)に次ぐ3位。レース映像では一見、分からないものの、3着リンクスティップ(11.7秒)よりも鋭い脚を繰り出していた。
母系のダイナサッシュ一族はショウナンパンドラ、ステイゴールド、フェイムゲーム、バランスオブゲームらを輩出しており、総じて晩成型で使われながら良くなる傾向。本馬は未勝利勝ちから一戦毎にパフォーマンスを上げており、さらなる上昇度を加味すると、ここで一撃があっても全く不思議ではないだろう。ディー騎手には先週の府中ステークスのアスクカムオンモアのように内で溜めて直線だけ外に持ち出すイメージで乗って欲しいところ。
相手には同じく桜花賞組のマピュース
前走桜花賞は上位3頭が強過ぎただけで、決して悲観する内容ではなかった。しかも直線では伸びづらい内を通っており、着順通りに評価していいだろう。2走前には東京芝1600mで行われたクイーンカップで2着。舞台適性をすでに示しているのは魅力で、やや穴人気している気はするものの、人気通りに好走率も高いと見ていい。
3番手は牡馬勢ならモンドデラモーレが筆頭
前走ファルコンステークスは大外の18番ゲートからの発走。3コーナー付近まで内から6頭分ほど外を回り、4コーナーでも内から4頭分ほど外を回っており、距離ロスを考えれば、勝ち馬以上に評価できる内容だった。2走前のジュニアカップでは毎日杯を圧勝したファンダムと僅差の競馬。ファンダムがこのレースに出走していれば、間違いなく上位人気に推されたはずで、本馬がこのメンバーで伏兵扱いになるなら馬券的に狙い目と言えるだろう。ただ最内枠に入ったことで乗り難しさはあるかもしれない。
ティラトーレは2走前のクイーンカップが展開不向き、前走フローラステークスは結果的に距離が長く、言い訳の利く敗戦。今回は外目からスムーズな先行策が叶いそうでで、パフォーマンスを大きく上げてくるかもしれない。思い切ってハナに立ってマイペースの逃げを打てれば、一発があってもいい。
ランスオブカオスは良い意味で欠点が少ない印象。昨年の朝日杯フューチュリティステークスでは勝ち馬アドマイヤズームに完敗だったものの、使われながらレース内容が良化しており、あの一戦だけで勝負付けが済んだと考えない方がいいだろう。
イミグラントソングは前走ニュージーランドトロフィーでアドマイヤズームを差し切って勝利。牡馬勢の中で能力上位なのは間違いないものの、これまで東京より中山でのパフォーマンスが高いのはやや気になるところ。また出遅れ癖を抱えており、18頭立ての6番ゲートだと難しい立ち回りを強いられるかもしない。
アドマイヤズームは未勝利勝ち以降、堅実な走りを続けており、一見して隙が無いように見えるが、まだ揉まれる競馬を経験しておらず、フルゲートでごちゃつく競馬になった時に対応できるかはやや未知数。本質的に立ち回り上手なタイプなので、直線の長いコースより小回りコースの方が合っている印象を受ける。
ヤンキーバローズは前走ファルコンステークスで勝利しながら、ファルコンステークス2着モンドデラモーレより人気を集めないなら押さえる価値はありそう。今回は1ハロンの距離延長になるが、ファルコンステークスでも最後まで止まっておらず、マイルまでなら守備範囲だ。
ヴーレヴーは前走桜花賞が1番ゲートで揉まれてやや不運な展開だった。今回は外目からスムーズな追走が叶いそうで、ティラトーレが逃げての外目2番手に収まるなら粘り込みがあるかもしれない。
コートアリシアンは前走ニュージーランドトロフィーで勝ち馬イミグラントソングから0.2秒差の3着。決して逆転不可能な着差ではなく、ニュージーランドトロフィー1、2着馬が1、2番人気に推される中、本馬がノーマークなら押さえておいても損はないだろう。
NHKマイルカップ2025の印です
◎③チェルビアット
〇⑫マピュース
▲①モンドデラモーレ
△⑭ティラトーレ
△⑤ランスオブカオス
△⑥イミグラントソング
×⑧アドマイヤズーム
×④ヤンキーバローズ
×⑰ヴーレヴー
×⑱コートアリシアン
以上、NHKマイルカップ2025の予想でした。