ニュージーランドトロフィー2022の予想です。

ニュージーランドトロフィー2022の出走馬は、マテンロウオリオン、リューベック、ティーガーデン、デルマグレムリンなど11頭。中山芝1600mで行われる3歳限定のG2戦。1~3着馬にNHKマイルカップへの優先出走権が与えられるトライアル戦です。

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ニュージーランドトロフィー2022の予想です

11頭立ての少頭数に加え、メンバーも例年以上に寂しい顔ぶれとなった今年のニュージーランドトロフィー。この組み合わせならマテンロウオリオンがアタマひとつ抜けた存在なのは否定できないものの、ここはそのマテンロウオリオンと差がない競馬を見せた伏兵から入ってみたい。

本命はデルマグレムリンの一撃に期待してみたい

ハイライトは3走前のシンザン記念。当時、内がやや伸びる馬場状態の中、大外ぶん回しで上がり最速の脚を繰り出し、勝ち馬マテンロウオリオンから0.3秒差の5着に健闘。展開やコース取りを考えると、勝ち馬にも匹敵するほどのパフォーマンスだった。その後は1勝クラスで勝ち切れないレースが続いているものの、セントポーリア賞は内で捌きづらい面があり、脚をやや余しての敗戦。前走フローラルウォーク賞は典型的な前残り決着になってしまい、地力勝負に持ち込みたい本馬にとっては負けるべくして負けた一戦だった。自分でレースを組み立てられるタイプではないので、今回も展開がカギになるものの、少頭数の割りにはベルウッドブラボー、ジャングロ、リューベック、エンペザーと前に行きたい馬が多い印象。マテンロウオリオンも前々で立ち回ることを考えれば、ペースが緩むことはないのではないか。

展開が向きそうなのに加え、もう1点強調したいのは中山へのコース替わり。ディーマジェスティ産駒は中山芝でサンプルこそ少ないものの、【3.4.1.8】(勝率18.8%、連対率43.8%、複勝率50.0%、単回収率275%、複回収率115%)と素晴らしい成績を残しており、ディーマジェスティ自身がそうだったように、産駒も中山芝への適性が高い印象。本馬も中山芝替わりはプラスに出そうなイメージがあり(初勝利が阪神芝1600mだったことを考えても、中山マイルへの適性も高いはず)、コース替わりでさらにパフォーマンスを上げる余地もあるのではないか。鞍上のデムーロ騎手も中山芝1600mの差し競馬が得意で、過去1年の中山マイル重賞は

◆過去1年のデムーロ騎手の中山マイル重賞の結果

と恐ろしいことに丸1年連対をハズしていない。

相手は人気でもマテンロウオリオンが最有力

ダイワメジャー×キングカメハメハの血統の字面通り、レースセンスが高く、どんな競馬でもできるイメージ。最内枠は決して乗りやすい枠順ではないが、11頭立ての少頭数ならそこまで神経質になる必要はないか。能力通りに走れば、勝ち負け必至と見ていいだろう。

3番手はまだその強さがバレていないエイシンシュトルム

前走ファルコンステークスでは本命に推したが、スタートが決まりながらも後方まで下がり、直線では前が詰まって内へ外へと進路を変更する致命的なロス。まともに追えたのはラスト100mくらいで、改めて「JRAのオープンクラスでも通用する」と確信する走りだった。今回は前走ファルコンステークス並みの低レベル戦。11頭立ての少頭数、7枠9番ゲートならさすがに前走ほど酷い騎乗になるとは思えず、ここはアッと驚く激走があっても驚けないはずだ。

リューベックは中距離路線からの転戦になるが、近親にディアドラ、ソングライン、ジューヌエコールらがいる血統で、マイルくらいの方が合いそうな気も。相手関係は前走弥生賞と比べれば、いくらか戦いやすくなっていると判断していいのではないか。

アバンチュリエは前走中山芝1600mの1勝クラスで2勝目をマーク。そこまでインパクトのある走りではなかったものの、この低レベルな組み合わせなら上位争いに加わってもいいだろう。

ティーガーデンは前走ファルコンステークスがいかにも距離不足だった感じ。マイルでは2戦2勝と負け知らずで、相手関係を考えても、巻き返しがあってもいい。

サーマルウインドは前走中山芝1600mの1勝クラスで素質馬アスクコンナモンダを下して勝利。この低レベルな組み合わせなら引き続き好走のチャンスはあるはず。

ベルウッドブラボーは2走前の中山マイルで行われたジュニアカップで2着に好走。ここは同型が揃っているものの、マイペースの逃げを打てれば、再度の粘り込みがあるかもしれない。

エンペザーはここに来て未勝利→フローラルウォーク賞と連勝中。今回は相手がいくらか強化される上、同型も揃っているので、厳しいレースになりそうだが、連勝中の勢いを買って押さえておきたい。

ジャングロは距離延長がプラスに出るとは思えないが、折り合いひとつの印象もあるので、上手く噛み合えば、残してもいいいか。

ニュージーランドトロフィー2022の印です

◎⑩デルマグレムリン
〇①マテンロウオリオン
▲⑨エイシンシュトルム
△⑦リューベック
△④アバンチュリエ
△②ティーガーデン
×⑧サーマルウインド
×⑤ベルウッドブラボー
×⑪エンペザー
×⑥ジャングロ

以上、ニュージーランドトロフィー2022の予想でした。