中山金杯2022の予想です。

中山金杯2022の出走馬は、ヒートオンビート、ヴィクティファルス、トーセンスーリヤ、ウインイクシード、コスモカレンドゥラなど17頭。中山芝2000mで行われるハンデ・G3戦です。

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中山金杯2022の予想です

中山金杯は基本的に立ち回り決着になりやすいレース。

ベタに穴を狙うならエリザベス女王杯で共倒れしてしまったロザムール、シャムロックヒルの巻き返しだが(枠の並び的に今回はロザムールが行き切りそう)、積極策を打ちそうな横山武史騎手が騎乗するヒートオンビート、能力上位のトーセンスーリヤが前々で流れに乗れば、決して生ぬるいレースにはならないか。とりあえず前に行ければいいというよりも、ロスなく立ち回れてしぶとく脚を伸ばせそうな馬を狙ってみたい。

本命はコスモカレンドゥラの激走があってもいい

中山芝重賞では馬券に絡んでないとは言え、ホープフルステークス4着、中山記念6着の実績がある馬。とりわけ4走前の中山記念は展開不向きの中、後方から外々を回って5着トーセンスーリヤから0.1秒差の6着。あのパフォーマンスを基準に考えれば、このメンバーでロスなく立ち回れる枠順を引けた以上、一撃があっても何ら不思議ではないだろう。

人気が全くないのはおそらく近3走の大敗が原因だが、3走前のオクトーバーステークスは鞍上の騎乗が酷過ぎて話にならず(後方追走から直線で前がドン詰まりになり、ラスト1ハロンで後方2番手まで位置を落とす致命的な不利)、2走前のアンドロメダステークスは完全なる外差し決着の中、ラチ沿いを立ち回る競馬。そして前走ベテルギウスステークスは初のダート戦で力を発揮できず。今回は鞍上が柴田大知騎手に乗り替わり。ホープフルステークスの◎アケルナルスターのように「違う騎手が乗っていれば…」で終わる可能性の方が高いものの、ディセンバーステークスのソッサスブレイのように鞍上が何もしないでもハマってしまう可能性もあり、何よりノーマークなら狙ってみる価値はあるのではないか。

相手は人気でもヒートオンビートが筆頭

距離不足に思えた前走チャレンジカップだったが、スローペースの中、中団追走からしぶとく伸びて2着に好走。あのレースぶりなら中山芝2000mでも信用度は高そうで、引き続き堅実に走ってくるのではないか。追わせるタイプで、横山武史騎手とも手が合うはず。

3番手はアールスターが小倉記念以来の激走を見せてもいい

小倉記念勝利以降、主戦の長岡騎手がミスを連発しながら鞍上が変わらない可哀そうな馬。前走ディセンバーステークスは◎ローザノワールが楽々と逃げ切り、2、3着にロスなく立ち回ったヴァンランディ、ソッサスブレイがなだれ込み、3連複51万馬券の大波乱だったレース。本馬は4コーナー後方2番手から直線で大外に持ち出すという絶望的なレース運びの中、上り2位をマークして勝ち馬から0.5秒差の7着。「鞍上がもう少し上手く乗っていれば…」と思わずにいられないレースだった。引き続き長岡騎手なので、差し損ねる可能性の方が正直高いものの、能力的には圏内のはずで、コスモカレンドゥラ同様に人気がないなら狙ってみる価値はあるだろう。昨年の中山金杯はスローペースの中、後方追走から上り最速タイの脚を繰り出して5着。まだ能力が衰えているわけではないので、流れさえ向けば、今年は馬券圏内まであってもいい。

ヴィクティファルスはクラシック三冠では結果が出なかったものの、G3、G2では共同通信杯2着、スプリングステークス1着、セントライト記念5着と堅実な走りを見せている馬。近2走と比べても、相手関係、コースともに走りやすい条件のはずで、ここは巻き返しがあってもいいのではないか。

トーセンスーリヤはレースセンスが高く、中山金杯向きの馬。前走天皇賞(秋)では大敗してしまったものの、相手が強過ぎた上、舞台設定も合わず、ノーカウントと割り切っていいだろう。極端な差し、追い込み決着にならない限り、堅実に走ってくるイメージが浮かぶ。

ウインイクシードは典型的な中山巧者。とりわけ中山芝1800~2000mでは【1.4.3.2】(馬券圏外に敗れたレースも掲示板には入っている)と大崩れしておらず、立ち回りを生かしたい本馬にとって大外枠はマイナスも、逃げたいロザムール、シャムロックヒルを見ながら上手く内に潜り込むことが出来れば、好走のチャンスはグッと高まるだろう。

スカーフェイスは前走チャレンジカップで2着ヒートオンビートから0.2秒差の5着に健闘。追い込み一辺倒で乗り難しさはあるものの、前が潰れる展開なら台頭の余地はあるか。

レッドガランはパッとしない成績も、相手なりに走るイメージ。近走はマイル中心に使われているものの、20年新潟大賞典6着、同年鳴尾記念5着の実績があり、2000mも守備範囲と見ていいだろう。

ジェットモーションはオープンクラスに上がってから苦戦が続いているものの、展開に泣かされているのも事実。前走ディセンバーステークスは直線で鞍上が流し気味だったのもあり、着順自体を重く受け止める必要はないだろう。田辺騎手の継続騎乗で、今度はひと工夫して騎乗してくるかもしれない。

ロザムールはコーナー4回の芝2000m重賞では21年中山金杯4着、同年中山牝馬ステークス2着、同年七夕賞2着と崩れていない。今回は枠順の並び的にハナを叩けそうで、ペース次第では再び残り目があってもいいだろう。

シャムロックヒルは【4.0.0.13】の戦績が示す通りピンかパーかのタイプ。今回はロザムールよりも外目の枠に入ったので、ハナ主張が叶うか微妙だが、未勝利と2勝クラスは番手からの押し切り勝ちだったので、外目2番手でも我慢できるかもしれない。

オウケンムーンは前走アルゼンチン共和国杯が中団の内で動くに動けず。近3走は結果的に距離もいくらか長かったかもしれない。今回は勝ち鞍のある中山芝2000m。枠順、鞍上を考えると、不気味さが漂う。

アドマイヤアルバは昨年の目黒記念がハマっての激走も、近3走は着順ほど悪いレースではなく、このメンバーなら流れひとつで再度の激走があるかもしれない。

最後にタガノディアマンテ。長期休養明けで走ってみないと分からない面はあるが、2走前のステイヤーズステークスも9ヶ月以上の休み明けで2着に好走しており、ノーマークにするのは危険だろう。

中山金杯2022の印です

◎③コスモカレンドゥラ
〇④ヒートオンビート
▲⑮アールスター
△⑥ヴィクティファルス
△⑦トーセンスーリヤ
△⑯ウインイクシード
×⑰スカーフェイス
×⑧レッドガラン
×⑭ジェットモーション
×⑨ロザムール
×⑪シャムロックヒル
×①オウケンムーン
×⑤アドマイヤアルバ
×②タガノディアマンテ

以上、中山金杯2022の予想でした。