名古屋大賞典2023の予想です。

名古屋大賞典2023の出走馬は、JRAからケイアイパープル、ハギノアレグリアス、アルサトワ、バーデンヴァイラー、ニューモニュメントが出走。地方勢は、ジンギ(兵庫)らが迎え撃ちます。名古屋競馬場2000mで行われるJpnIII戦です。このレースは勝負度D(自信度★★★☆☆ 妙味度★★☆☆☆)を予定しています。

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名古屋大賞典2023の予想です

名古屋大賞典は昨年まで名古屋1900mで行われていたが、今年から名古屋競馬場の移転に伴い(昨年の4月に移転)、名古屋2000mで実施。新しい名古屋競馬場のコース図は以下の通り。

◆新・名古屋競馬場のコース図

「向正面からスタートしてコーナーをぐるっと6回まわる」のは昨年までの名古屋大賞典と同じだが、新しい名古屋競馬場ではコーナーにスパイラルカーブが採用され、直線距離が194m→300mに変更。昨年までの名古屋大賞典は逃げ、先行勢が圧倒的に有利だったが、今年から行われる名古屋大賞典では差しがより決まりやすいと考えるのが自然だろう。

実際に地元馬同士のレースを見ても、名古屋2000mでは最後までしっかりと伸び切れるかが明暗を分けている。ここは名古屋2000mの特徴を考えれば、軸はアノ馬でいいだろう。それでは予想にいきましょう。本命は新しい名古屋競馬場を味方につけられる…

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ニューモニュメントでいいだろう

差し、追い込みタイプながら昨年の門司ステークス以来、9戦連続で馬券圏内に好走している堅実派。前走川崎記念では展開の恩恵を受けたとは言え、ウシュバテソーロ、テーオーケインズに次ぐ3着に好走。ここに来て末脚により磨きがかかっており、タフな追い比べになりやすい名古屋2000mなら不発に終わることはないだろう。名古屋は直線で内が伸びづらい傾向があるので、外に持ち出せそうな7番ゲートを引けたのもプラス。このメンバーで3着以内に来るのは当たり前なので、ここはアタマまで期待したいところ。

相手はハギノアレグリアスが堅実に走ってくるか

2走前のみやこステークスは差し、追い込み決着の中、早めに動いての2着で、前走東海ステークスは勝ち馬プロミストウォリアがマイペースの逃げに持ち込む中、上り最速で追い込んで2着。2戦ともに敗れたとは言え、内容が非常に濃く、ここはメンバー的にダートグレード初制覇のチャンスだろう。地方ダートグレードは初出走になるが、500キロ前後の大型馬でパワー溢れるタイプなので、地方ダートへの適性はありそうだ。

3番手はバーデンヴァイラーが引き続き怖い

信頼を置きにくいタイプではあるものの、前走佐賀記念のように外からプレッシャーを受けずに運べれば、力を発揮できる馬。ここは隊列を考えた時、ダート初出走のアルサトワの外目2番手を楽に運べそうで、前走に続いての好走があってもいいだろう。【7.0.2.4】のピンかパーかの戦績が示す通り、走るならアタマまであっていい。

ケイアイパープルは昨年の名古屋大賞典で勝ち馬クリンチャーと一騎打ちを演じて2着に好走した馬。近2走は物足りない結果が続いているものの、2走前の浦和記念は水が浮くような特殊な不良馬場、前走名古屋グランプリはマクリ切れなかったのが敗因だろう。今回も途中で動けるかがカギも、鞍上が前走で新名古屋競馬場の感触を掴んでいれば、前走と違ったレース運びをしてくるのではないか。

ジンギは過去2年の名古屋大賞典で21年4着、22年3着。近3走は地方馬相手に敗戦を喫しており、ピークをやや過ぎた印象があるものの、昨年だけ走れば、今年も馬券圏内が見えてくるかもしれない。

名古屋大賞典2023の印です

◎⑦ニューモニュメント
〇③ハギノアレグリアス
▲②ケイアイパープル
△⑥バーデンヴァイラー
△⑨ジンギ

1番タニノタビト…昨年の東海地区の三冠馬も、ダービーグランプリ以降は苦戦が続いている。昨年の名古屋グランプリでは地方馬最先着の6着に健闘したが、ダートグレードで馬券圏内までは難しいのでは。

4番マウントゴールド…地元名古屋のA2で勝ち切れていない現状。ダート適性がそもそもない。

5番アルサトワ…ダート初出走なので、ノーチャンスとは言えないが、ダート替わりがプラスに出るとは思えず…

8番コンビーノ…地元名古屋で堅実な走りを続けているが、重賞未勝利。ダートグレードでは荷が重い。

10番ナムラアラシ…元JRAのオープン馬も、年齢の影響で往来の力はない。昨年の名古屋グランプリではタニノタビトに先着できずの8着だった。

11番コウエイスーシェフ…南関東のB1、B2で苦戦が続き、愛知に移籍。JRAの1勝馬相手でも分が悪いレベルだろう。

12番ブラヴール…京浜盃勝ち馬も、古馬になってからの成長がひと息。前走金盃では13着に大敗しており、ここも苦戦必至だろう。

名古屋大賞典2023の買い目です

ここは◎ニューモニュメント〇ハギノアレグリアスから印を打った馬へ流します。◎ニューモニュメントはあわよくばアタマまで期待したいですね。

【参考買い目】

3連複:◎ー〇ー▲△△(3点)…本線はバーデンヴァイラーまで

3連単:◎→〇→▲△△(3点)

3連単:◎→▲△(バーデンヴァイラー)→▲△△(4点)

まずは3連複でニューモニュメント、ハギノアレグリアスから印を打った馬へ。本線はバーデンヴァイラーまでです。あとは3連単でニューモニュメント→ハギノアレグリアス→印の組み合わせと、ニューモニュメントが勝利し、ハギノアレグリアスが飛んだ組み合わせも少しだけ押さえておきたいと思います。

以上、名古屋大賞典2023の予想でした。