@h_r_p_studio さんの写真。)

マイルチャンピオンシップ2018の予想考察です。

マイルチャンピオンシップ2018の出走予定馬は、モズアスコット、アエロリット、ステルヴィオ、ペルシアンナイト、アルアイン、ロジクライ、ミッキーグローリーなど。京都競馬場芝1600mで行われるG1戦です。

yahooのスポーツニュースにもなっていましたが、先週日曜日の京都競馬場は、

外国人騎手が11連勝

デイリー杯2歳ステークスでスタートが速くないアドマイヤマーズ&M・デムーロ騎手にドスローの逃げ切りを許したり、アルゼンチン共和国杯で誰も行かずパフォーマプロミス&オドノヒュー騎手(決して上手くないですが)にあっさりと勝たれたり、日本人騎手は本当に勝負弱いなあと毎週思っている気がします(苦笑)

エリザベス女王杯は

1着×リスグラシュー(3番人気)
2着△クロコスミア(9番人気)
3着▲モズカッチャン(1番人気)

でハズレ。

◎レッドジェノヴァ&池添騎手は最初のホームストレッチで嫌な予感がしました。

外にいたモズカッチャンに前に入れてしまい、位置取りが中団の最内に。ドスローになるのは分かっていたでしょうし、内枠のアドバンテージを失くす最悪ともいえる位置取り。なんでここを譲ってしまったんですかね…

レース後のコメントでは、

「内枠だったので、内に押し込められるような形になって、最後の最後まで外に出せませんでした。そんな中、内からジリジリと伸びてくれました。GI初挑戦でよく頑張ってくれています。成長を感じますし、来年が楽しみです

と「来年が楽しみ」と呑気なことを言っていますし、自分が馬主だったら北海道で力をフルに発揮してくれたルメール騎手かモレイラ騎手に乗り替わりを希望しますけどね。

ブラストワンピースしかり、池添騎手はちょっと勝負弱くなりましたね。G1でなるべく本命を打たないようにしようと誓った一戦でした。

想定外のエリザベス女王杯とは対照的に福島記念はほぼ想定通りの決着に。

1着〇スティッフェリオ(2番人気)
2着◎マイスタイル(3番人気)
3着▲エアアンセム(1番人気)

ここは◎マイスタイルと○スティッフェリオのワイド1点が当たることを前提に買い、ヒモにエアアンセム、マイネルフロスト、マサハヤドリームの3頭のみを選択。ヒモに人気のエアアンセムが入りましたが、絞っていたことでそれなりの回収に。

「ハンデ重賞=荒れる」と思われがちですが、その分、人気馬のオッズが甘くなることが多々あり、今回の福島記念はそんな典型例だった気がします。マイスタイルは福島記念で絶対買うと決めていたので、ここは枠順の並びを見て即決しました。めちゃくちゃ強い競馬でしたし、近いうちに重賞を勝てそうですね。中山金杯あたりでしょうか。

土日の馬券成績は微プラスという結果。日曜日は◎イダペガサス、◎キクノウェスタ―、◎チェリーレッド、◎タガノディアマンテと勝ち切ることが多かったのでもう少し勝ちたかったですね。また今週末に頑張りたいと思います。

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マイルチャンピオンシップ2018の予想のポイント

主役馬不在のマイル路線で下からの突き上げが簡単に起こる

今年に行われた古馬マイル重賞の勝ち馬は以下の通り。

◆2018年の古馬マイル重賞の勝ち馬

ご覧の通り、同じ名前が1つもなく、勝ち馬はすべて異なっている状況。スプリント路線同様、マイル路線もモーリス引退以降、中心になる馬が不在のため、勝ち馬はコロコロと入れ替わっています。

昨年のマイルチャンピオンシップでは同世代のクラシックで脇役的存在だったペルシアンナイト(その後未勝利)が勝ち、今年の安田記念では重賞未勝利のモズアスコット(秋初戦はロードクエストに敗退)が勝利。実績的に格下の馬でも十分に通用してしまうのが現状のマイル路線といえるでしょう。

今年のマイルチャンピオンシップを予想する上でも、人気はそれなりに実績が反映されそうですが、「上と下の差はほとんどない」と理解していることが重要になるでしょう。

馬場の真ん中から力強く伸びてこれるか

マイルチャンピオンシップは決まり手にバラつきがあるのですが、基本的には「馬場の真ん中から力強く伸びて来れるか」が問われるレースといえるでしょう。

◆17年

◆16年

◆15年

16年は前に行ったミッキーアイルとネオリアリズムが残りましたが、直線入り口で2頭が後続を突き放してしまい、展開的にやや特殊だった印象。例年は直線入り口で馬群が一団になり、そこから追い比べになります。

内を突いて伸びてくるケースはありますが、外々を回って伸びてくるケースは稀。15年トーセンラーは外差しといえば外差しですが、道中は内でロスなく立ち回り、直線だけ外を通っていました。馬場の真ん中を通ってしっかりと伸びてこれる。そういう馬が活躍しやすいレースといえます。

マイルチャンピオンシップ2018の予想オッズ

予想オッズも書いていきます。

人気 馬名 単勝オッズ
1 モズアスコット 3.9
2 アエロリット 4.1
3 ペルシアンナイト 5.8
4 ステルヴィオ 6.0
5 アルアイン 6.8
6 エアスピネル 9.1
7 ロジクライ 9.8
8 ケイアイノーテック 12.8
9 ミッキーグローリー 15.2
10 レッドアヴァンセ 17.6

1番人気は安田記念勝ち馬モズアスコット。スワンステークスでは2着に敗れましたが、休み明けかつ斤量差もあっての敗戦。あの一戦だけで人気を落とすことはないでしょう。それでも重賞勝ちは安田記念のみですし、レース下手なので極端な内枠だと人気を落とすかもしれませんね。一応、想定では単勝3倍台後半と予想します。

2番人気はムーア騎手騎乗のアエロリット。今年の安田記念で2着に好走し、秋初戦の毎日王冠では牡馬を押しのけて逃げ切り勝ち。これまで関西遠征は桜花賞5着、秋華賞7着。個人的には嫌な予感がプンプンしますが、枠順次第では本馬が1番人気に支持されても不思議ではありません。単勝は4倍台前半と見ます。

3番人気はペルシアンナイト。昨年のマイルチャンピオンシップ以降、勝ち星はありませんが、大敗しているわけではないですし、前哨戦の富士ステークスは及第点といえる5着。引き続きМ・デムーロ騎手騎乗なら単勝は売れるでしょう。しかし、М・デムーロ騎手はほかの外国人騎手ばかりに勝たれて、相当ストレスが溜まっていそうですね(笑)。単勝は5倍台後半と予想します。

以下、ステルヴィオ、アルアイン、エアスピネル、ロジクライ、ケイアイノーテック、ミッキーグローリー、レッドアヴァンセと続きそうです。

マイルチャンピオンシップ2018のイチオシ馬は…

ここは波乱の匂いがする一戦。多くの馬にチャンスがありそうですし、無理に絞らず、本命馬から手を広げて買いたいですね。現時点の本命候補は、

ロジクライ

です。

春先から重い印を打ち続けていますが、前走富士ステークスは本命を打ちながら想像以上に強い勝ちっぷり。ここに来て一段と力をつけています。ハーツクライ産駒はJCの◎シュヴァルグラン、先週の福島記念の◎マイスタイルもそうですが、古馬になってから本格化することが多く、本馬もまさにそのイメージですね。

春のマイラーズカップでは7着に敗れましたが、当時は極端な高速馬場。今の馬場なら力を発揮できるでしょう。人気のアエロリットはスピードに偏っていますが、本馬はスピードもスタミナもあり、追われてからもしっかりと伸びてこれるのが強み。どんな展開になっても対応できそうです。今週はC・デムーロ騎手の番なのではないでしょうか。

以上、マイルチャンピオンシップ2018の予想考察でした。