(メルボルンの市内。トラムが主な交通手段です。)

メルボルンカップ2017の予想です。

メルボルンカップ2017の出走馬は、アルマンダン、ハートネル、ヒューミドール、ティベリアン、マルメロ、レッドカーディナルら23頭(フーショットザバーマンが取消)。フレミントン競馬場3200mで行われるハンデ・G1戦です。馬はほとんど知らないのですが、騎手はデットーリ、ペリエ、モレイラ、ボウマン、パートン、ベリーなど、日本でもお馴染みの人たちが騎乗しますね。

いよいよメルボルンカップがやってきました。

10月中旬からメルボルン入りし、コーフィールド、ムーニーバレー、キルモア、モーブレ―競馬場に訪れましたが、最大の目的はこのメルボルンカップ。国が止まるレースといわれる南半球で最大の競馬の祭典を観戦するためです。

本日は市内で行われたメルボルンカップのパレードを観に行ってきました。

歴代優勝馬の行進に始まり、関係者がオープンカーに乗って登場。改めてメルボルンカップがただのレースではなく、国の一大イベンドであることを思い知らされました。

しかし、日本ではちょっと考えられないですね。有馬記念の前日のお昼に銀座のど真ん中を通行止めにして、グラスワンダー、オルフェーヴル、ディープインパクトがテクテクと歩き、その年の関係者がオープンカーに乗って登場するようなものです(笑)

前日夜ですが、非常にワクワクしています。それでは予想にいきましょう。

※昨年は国内での馬券発売がありましたが、今年は日本馬の出走がないため(当初アルバートが出走予定だったのですが回避。アルゼンチン共和国杯の結果を見るとこっちに来て欲しかったですね…)、国内での発売はないので注意してください。

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メルボルンカップ2017の予想です

今年はメルボルンカップの前哨戦といわれているコーフィールドカップ、コックスプレートを現地で観戦。せっかくなのでこの2レースに出走していた馬の中からメルボルンカップに適性がありそうな馬を狙いたい。

本命はマルメロが巻き返すはず。

英国調教馬の5歳牡馬。地元では一貫して中長距離戦を走っており、重賞はG3、G2を各1勝。前哨戦のコーフィールドカップを叩いての出走になる。

その前哨戦のコーフィールドカップは直線で内から大外に進路を切り返すロスがあり、まともに追えたのはラスト200mくらい。それでも追われてからの反応が素晴らしく、上り34.8秒はダントツで最速だった。あのレースぶりならスムーズに捌けていれば、勝ち負けしていたはず。もしかすると鞍上のボウマン騎手は本番を見据えて終いだけの競馬をした可能性があり(勝つとメルボルンカップで斤量を背負ってしまうため)、斤量が0.5キロ減る今回は大きなチャンスだろう。

相手はアルマンダン

昨年のメルボルンカップ勝ち馬。長距離レースは日本でもそうだが、リピーターが強く、実際にメルボルンカップも多頭数で行われながら意外とリピーターが出ており、前年に同舞台で結果を残したのは大きな強み。近走はフレミントンで2走。いかにもここに照準を合わせてきた。鞍上のデットーリ騎手も怖い。

3番手はハートネル

昨年のメルボルンカップ3着馬。近走は結果が出ていないものの、2000m以下のレースばかりに出走しており、単純に距離不足だったと見ていいか。前哨戦のラッドブロークスステークスは9着に敗れたが、直線で隣の馬に体当たりされてしまい、参考外の一戦。今回は距離延長で久しぶりに本領発揮だろう。ただ騎手がコロコロと乗り替わっているのは不安。

ティベリアンはフランス調教馬でペリエ騎手が騎乗。リュー賞→ドーヴィル大賞と連勝しており、そのまま凱旋門賞に出走していても不思議ではない戦績(実際にリュー賞→ドーヴィル大賞と2着だったドーハドリームは凱旋門賞に出走。12着に終わった)。それでも遙々メルボルンの地までやってきたのはよほど長距離への適性が高いからか。メルボルンカップは基本的に地元オーストラリア勢が強いが、2000年以降、他国で2勝以上を上げているのがフランス勢(10年アメリケイン、11年ドゥーナデン)でもある。

穴ならアメリズスターが面白そう。前走コーフィールドカップは11着に大敗したが、大逃げを打った馬を自ら早めに捕まえに行く競馬。展開的に厳しく、失速して当然だったといえるだろう。レースセンスが高く、2走前にはアルマンダンを抑えて優勝。軽量51キロなら侮れないはずだ。

トーマスホブソンはモレイラ騎手というだけで抑えておく価値はありそう。オーストラリアではどうも乗り馬に恵まれないが、昨年のメルボルンカップで8番人気ハートブレイクシティーに騎乗して2着に持ってきたのが同騎手。馬がオーストラリアで初戦のため、走ってみないと分からない面はあるが、人気がないならヒモには加えておきたい。

ユーエスアーミーレンジャーはちょっと人気がなさ過ぎ。昨年の英ダービーではハーザンドの2着に好走した馬。いくらその後に結果が出ていないとはいえ、軽量53.5キロはやや恵まれたのではないか。オブライエン厩舎は3頭出しだが、最も人気がなさそうな本馬が一番不気味だ。

以下、ヨハネスフェルメール、リキンドリング、ブームタイム、シングルゲイズ、ウォールオブファイアー、ベンチュラストーム、ビッグデュークまで押さえたい。

メルボルンカップ2017の印です

◎マルメロ
○アルマンダン
▲ハートネル
△ティベリアン
△アメリアスター
△トーマスホブソン
△ユーエスアーミーレンジャー
×ヨハネスフェルメール
×リキンドリング
×ブームタイム
×シングルゲイズ
×ウォールオブファイア―
×ベンチュラストーム
×ビッグデューク

以上、メルボルンカップ2017の予想でした。