道営記念2018(門別)の予想です。

道営記念2018の出走馬は、スーパーステション、ドラゴンエアル、タービランス、ハッピースプリント、ステージインパクト、タイムビヨンドなど11頭。門別競馬場2000mで行われるH1戦です。2018年のホッカイドウ競馬の掉尾を飾る大一番。出走馬の一部をファン投票で選出するため、JRAでいえば、有馬記念的な位置付けのレースです。

全盛期のオヤコダカしかり、今のスーパーステションしかり、この舞台でJRAの一級線が出てきても簡単には負けないと思うんですけどね…。その強さが証明されないのが地方ファンとしては少し悲しいです。

当日は道営記念のほかに東海菊花賞(カツゲキキトキトが出走)、大井のシンデレラマイルトライアル、オルフェーヴルプレミアム(オヤコダカが出走)、ブロッサムカップと面白そうなレースが多いので、そちらはnoteにて公開いたします。道営記念の参考買い目もそちらに掲載いたします。

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道営記念2018の予想と見解です

道営記念は面白い。

それは毎年実質少頭数で行われて、騎手の腕が左右するJRAのレースとは対照的に、各馬が死力を尽くしての本当のガチンコ勝負になるからだろう。

今年はスーパーステションがレースを引っ張る展開(アポロストロングがダメ元で逃げる可能性はあるが、3~4コーナーではスーパーステションがハナに立っているはず)。それを追いかけるタービランスとハッピースプリント。ドラゴンエアル陣営も「他力本願ではなく自力勝負に持ち込む」と宣言しており、道営記念らしい小細工なしの究極の消耗戦になるだろう。強い馬が強い競馬をする。そんなレースになるはずだ。それでは予想にいきましょう。

本命はスーパーステションが最後も締める

今年の南関東転入初戦の報知オールスターカップで「南関東重賞でも能力上位」と判断し、本命に推した馬。当時のコメントを抜粋すると、

2歳時は決して目立つ存在ではなかったが、王冠賞でベンテンコゾウの3連覇を阻止してから馬が本格化。マリーゴールド特別以降はびっしりと追うこともなく、連戦連勝。使われつつ馬体重が徐々に増え、馬が完全に化けた。

レース内容はもちろんのこと、門別で記録した時計も逸脱。4走前と2走前の走破時計を翌日の同条件の上のクラスと比較すると、

08/29 マリーゴールド特別A3(1分53秒4)勝ち馬スーパーステション
08/30 レダ特別A2(1分55秒8)勝ち馬キャプテンロブロイ
08/30 ロードカナロア・PA1(1分55秒1)勝ち馬ステージインパクト

10/25 くっちゃんじゃが特別A2(1分53秒9)勝ち馬スーパーステション
10/26 ディープインパクト・PA1(1分55秒2)勝ち馬サクラインザスカイ

で遥かにスーパーステションがマークした時計が上。それもスーパーステションはともに馬なりでの大楽勝だった。(以下略)

結果は14頭立ての14着。

初の左回りでコーナーを回れず、レースに参加できなかった。続く大井のバレンタイン賞でも13着に大敗。環境が変わっただけでここまで別馬になってしまうのも珍しい。

その後は門別に戻り、重賞5連勝。ダートグレードで掲示板級の走りができるドラゴンエアル(15年ダイオライト記念4着、18年マーキュリーカップ4着)が全くついていけず、門別ならダートグレード勝ち負けレベルに達しているだろう。

現在のホッカイドウ競馬はオヤコダカが力を失くし、スーパーステションの1強状態。前に行く分、常に目標になる弱みはあるが、後続がプレッシャーをかけてきても本馬以上にプレッシャーをかける側が厳しい競馬になるはず。脂に乗り切った今、スーパーステションに敵う馬はいないはずだ。

相手はドラゴンエアルが堅実駆けと見た

門別では抜群の安定感を誇っており、通算成績は【4.4.1.0】。しかも2着4回で負けた1回は無双状態だったオヤコダカ、3回はスーパーステションで、門別最強馬以外には先着をほとんど許していない馬。スーパーステションとの勝負付けが済んだとはいえ、ほかの馬には簡単に先着を許さないだろう。

今回はスーパーステションをタービランス、ハッピースプリントが追いかけ、その直後を本馬が追走する形。タービランスとハッピースプリントは厳しい競馬を強いられて終い鈍くなりそうで、本馬が外からじわじわと追い上げて2着に上がるのではないか。いずれにせよ馬券圏内をハズすイメージは湧かない。

3番手はタービランスに未知の魅力

転入初戦は物足りないパフォーマンスだったが、2戦目で上積みを感じさせる走り。前走で0.8秒差をつけた2着スティレットはその前のレースでドラゴンエアルと0.9秒差の走りをしており、スティレットを基準に考えれば、ドラゴンエアル=タービランスと判断してよさそう。しかも本馬は今回が叩き3走目。大井のブリリアントカップではリッカルドと接戦を演じて2着。当時のパフォーマンスを考えれば、まだ上昇の余地はあるはずだ。

ハッピースプリントは長期休養明けこそさすがの走りを見せたものの、前走瑞穂賞ではスーパーステションにガチンコ勝負を挑み、勝ち馬から2.3秒差の4着に大敗。陣営は「2走ボケ」と解釈しているが、ピークを過ぎたのは明らかで力を出し切っての敗戦だった可能性はある。それでもネームヴァリューがあるため、上位人気に推されるのは必至。人気で嫌うとすれば、本馬なのではないか。

ステージインパクトは昨年の道営記念勝ち馬。しかし、今年に入ってからトーンダウンし、スーパーステション、ドラゴンエアル相手だと全く勝負にならないのが現状。川原騎手がわざわざ乗りに来るのはやや不気味だが、近走のパフォーマンス通りなら3着が精いっぱいだろう。

最後にタイムビヨンド。上位勢との能力差は明確も、陣営は「決め手を最大限に生かす」と述べており、良くも悪くも勝負に参加しないのがプラスに働きそう。スーパーステションを追いかけた馬がバテる展開になれば、漁夫の利的に3着に上がる可能性はあるかもしれない。

道営記念2018の印

◎③スーパーステション
○⑩ドラゴンエアル
▲⑤タービランス
△⑥ハッピースプリント
△⑦ステージインパクト
△⑧タイムビヨンド

以上、道営記念2018の予想でした。