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有馬記念2019の予想考察です。
有馬記念2019の出走予定馬は、アーモンドアイ、リスグラシュー、サートゥルナーリア、ワールドプレミア、スワーヴリチャード、フィエールマンなど。中山競馬場芝2500mで行われるG1戦です。
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目次
有馬記念2019の予想のポイント
レース傾向を重視するか、メンバー構成を重視するか
今年の有馬記念のポイントはズバリ、
展開をどう読むか
この1点に尽きると思います。
有馬記念の傾向を重視するなら立ち回り系から入るのが筋でしょう。
オグリキャップがメジロライアンの追撃を振り切って引退レースに花見を飾ったのも、ハーツクライがディープインパクトに初めて土をつけたのも、好位抜け出しパターン。
過去5年の有馬記念3着以内馬を見ても、勝ち馬5頭中4頭は4コーナー3番手以内に位置していました。
◆過去5年の有馬記念の3着以内馬(14~18年)
例外は昨年のブラストワンピースのみで、それでも4コーナー4番手。つまり4コーナーで前目に位置していないと勝てないのが有馬記念といえます。
2、3着馬を見ても、速い上りをマークした馬が少なく(過去5年の3着以内馬15頭のうち4頭のみが上り1~3位をマーク)、前、内でしぶとく粘り込めるかが焦点になっています。
しかし、今年の有馬記念はメンバーを見渡す限り、アエロリット(前走天皇賞・秋で逃げて3着)、キセキ(古馬になってから逃げがほとんど)、クロコスミア(エリザベス女王杯で2年連続で逃げて2着)、スティフェリオ(オールカマー逃げ切り勝ち)、ヴェロックス(前々でスタミナを生かしてナンボ)など、逃げ、先行勢がズラッとそろった印象。
それも伏兵の逃げ、先行勢がいるだけではなく、
●アーモンドアイ(ルメール騎手)
ジャパンカップ、天皇賞(秋)と好位差しで勝利。有馬記念ではハーツクライに騎乗して大胆な脚質転換を図ったほか、16年1着サトノダイヤモンド、17年2着クイーンズリングなどでも通常より前目につけて好走。
●サートゥルナーリア(スミヨン騎手)
秋2戦はともに番手からの抜け出し。鞍上のスミヨン騎手はルメール騎手と因縁の関係。実際に天皇賞(秋)ではスタートでやや後手を踏むも、最初のコーナーでアーモンドアイの進路を塞ぐパワープレーを披露。今回も自分の競馬をするというよりアーモンドアイをいかに潰すかを考えていそう。
●リスグラシュー(レーン騎手)
コックスプレートでは後方から進めるも、宝塚記念では2番手から抜け出して勝利。基本的にオーストラリア系の騎手らしくタイトに回って脚をしぶとく伸ばすタイプなので、じっくり構えることはないはず。そもそも特例の「1日限定免許」での来日。指をくわえて勝利を待つことはないでしょう。
と想定1~3番人気の馬も前を追いかけそうなんですよね。
メンバー構成を重視するなら前よりも後ろに張るのが面白そう。
先週の朝日杯フューチュリティステークスのグランレイのように棚から牡丹餅でひょっこりと2、3着に上がる馬がいるかもしれません。
有馬記念2019の予想オッズ
予想オッズも書いていきます。
人気 | 馬名 | 単勝オッズ |
---|---|---|
1 | アーモンドアイ | 1.7 |
2 | サートゥルナーリア | 5.2 |
3 | リスグラシュー | 5.6 |
4 | ワールドプレミア | 7.4 |
5 | スワーヴリチャード | 9.2 |
6 | フィエールマン | 9.7 |
7 | キセキ | 13.4 |
8 | ヴェロックス | 14.0 |
9 | レイデオロ | 16.4 |
10 | シュヴァルグラン | 28.0 |
1番人気はアーモンドアイ。当初は香港カップに向けて調整されていましたが、大事を取って回避し、まさかの有馬記念参戦。世界に誇れるスーパースターですし、断然の1番人気に推されるのは間違いないでしょう。単勝は1倍台後半と予想します。
2番人気はサートゥルナーリア。天皇賞(秋)では期待を裏切る結果に終わりましたが、あの一戦だけで人気が大きく落ちることはないでしょう。特に単はなんだかんだ売れると見ています。それでも天皇賞(秋)の3.4倍ほぼまでは支持されず、5倍台前半に落ち着くでしょうか。
3番人気は牝馬のリスグラシュー。帰国初戦になるとはいえ、現状の充実度を考えると、上位人気の一角を形成するはず。特に連軸ではサートゥルナーリアより売れて、実質的に2番人気になりそう。単勝は5倍台後半と予想します。
以下、ワールドプレミア、スワーヴリチャード、フィエールマン、キセキ、ヴェロックス、レイデオロ、シュヴァルグランと続きそうです。
有馬記念2019のイチオシ馬は…
正直、心の本命はサートゥルナーリアなのですが、上記で書いた通り、1~3番人気馬までが早めに動いて潰し合いになった時に怖さがあるのは
フィエールマン
です。
凱旋門賞のダメージがないか心配ですが、地味に国内では一度も馬券圏内をハズしていない馬。鞍上はグランプリ男にして(過去10年で有馬記念4勝!)、ヤマカツエースでも溜めて溜めて見せ場を作った池添謙一騎手。そういうシーンを何度も見てきたからかもしれませんが、ゴール板で外国人騎手を横目に派手なガッツポーズをしてカメラ目線で「うりゃー!」と叫んでいるのが目に浮かびます。
以上、有馬記念2019の予想考察でした。
先週の勝負レースのプチ回顧のコーナー
≪中山4レース 未勝利 勝負度C(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★☆☆)≫
◎⑨サンロックランド(5番人気9着)
○⑩アドマイヤルプス(1番人気1着)
▲⑫ルナエクリプス
△⑦ビートザウイングス
△④カラヤン
△⑭マイネルエンカント(11番人気2着)
×②ネイチャーゴールド
×⑮ケイティランボー
×③コスモスーベニア(6番人気3着)
本命はサンロックランド。前走は差しが利きづらい中京ダートで大外ぶん回しで勝ち馬から0.4秒差の4着に健闘。4コーナーをタイトに回っていれば、勝ち負けに持ち込んでいたはずで、鞍上の分だけ届かなかったと見ていいだろう。今回は松岡騎手に鞍上強化。コース替わりもプラスに働くはずで、今度は馬券圏内の走りが見られるのではないか。前走は関西馬相手だったので、相手関係も多少楽になる。
相手はコース替わりに戸惑わなければ、アドマイヤルプス、ルナエクリプスの2頭が強力なはず。
馬券は3連複で1列目にサンロックランド、2列目にアドマイヤルプス、ルナエクリプス、3列目に印を打った馬へ流したい(ワイド2点でもOK)。本線は2列目がアドマイヤルプス絡み、3列目がマイネルエンカントまで。あとは馬連、馬単を押さえる。
ここは勝負度Cにするか迷ったが、メンバーを見渡す限り、近走で位置を取れている馬が全くいないので、レースセンスに欠ける本馬から入るのはリスクがありそう。単10倍以上なら美味しいと見ているが…。当日朝現在、単20倍前後つきそうなので、展開微妙も勝負度Cに変更します。
【参考買い目】
3連複:◎ー○▲ー○▲△△△×××(13点)…本線は2列目がアドマイヤルプス絡み、3列目がマイネルエンカントまで
馬連:◎ー○▲(2点)
馬単:◎→○▲(2点)
このレースは馬券的な反省というよりも予想的な反省点があったので書いておきます。
馬券を買っている時に相手には本線までに組み込んだ「二ケタ人気のマイネルエンカントに来て欲しい」と思ったのですが、それなら同馬から入るくらいの勇気があっても良かったのでは?と思いました(しかも鞍上が柴田大知騎手→和田騎手に強化)。仮に本命を打てなくても、軸にアドマイヤルプスを置き、2列目にサンロックランド、マイネルエンカントを置くくらいの努力は出来たかもしれません。買いたいのはどの馬なのか。その点をもっと明確にして、予想に励んで行かなければと思った一戦でした。ちょっと悔しかったですね、ここは。
≪中山7レース 1勝クラス 勝負度C(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★★☆)≫
◎⑦ファイトアローン<次走注目>(4番人気1着)
○⑫ワンダーラジャ<堅軸>(1番人気2着)
▲⑥カマクラ
△③アポロプリンセス
△⑪トモジャタイクーン
△⑧プレイングラン(2番人気3着)
×④ユメノサキ
×①エグジットラック
×⑨サミットプッシュ
×⑤トモジャプリマ
本命は継続騎乗が残念極まりないが、ファイトアローンから。前走は言葉を失うほどの酷い騎乗で全くのノーカウント。ゴール前の伸び脚から状態落ちは感じられず、地力上位は間違いないので、50点レベルの騎乗をしてくれれば、上位争いに加われるのではないか。5~6走前にはワンダーラジャと互角の競馬を見せており、立ち回りひとつでワンダーラジャに先着しても不思議ではない。近2走の敗戦でさすがに人気が落ちると見ているので、鞍上には目をつぶって買いたい。
相手はワンダーラジャ。ダート長距離の安定勢力で、ダート2100m以上は【1.5.3.0】と崩れ知らず。自分から動きやすい枠を引けた以上、ここも堅実に走ってくるだろう。石橋脩騎手なら早め早めに動いて本馬のスタミナを生かしてくれるはず。
以下、ダート替わりで変わり身を見せたカマクラ、単騎で行ければしぶといアポロプリンセス、ダート長距離の実績が豊富にあるトモジャタイクーンなど。
馬券は3連複でファイトアローン、ワンダーラジャから印を打った馬へ流したい(ワイド1点でもOK)。本線はユメノサキまで。あとは馬連、馬単を押さえる。
【参考買い目】
3連複:◎ー○ー▲△△△××××(8点)…本線はユメノサキまで
馬連:◎ー○(1点)
馬単:◎→○(1点)
先週で個人的に一番、上手くいったのはこのレースでしょうか。
肝は3連単を的中できたこと。4→1→2番人気決着で、3連複9.1倍に対し、3連単81.6倍もついたのは意外でした。それだけ黛騎手のアタマはないと思われているんですかね(苦笑)
というのは半分冗談で単勝10倍前後の馬が勝ち、2、3着に人気馬が入って、3連複に対し、3連単の配当がグンと上がるのは以下の2レースでも同じことを感じました。
≪中山12レース 2勝クラス 勝負度D(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★☆☆)≫
◎⑪トーセンスーリヤ(6番人気1着)
○⑫ハーメティキスト(1番人気2着)
▲⑮エングレーバー(2番人気3着)
△⑤ダブルシャープ
△⑧ギルマ
△⑨ブランクエンド
×⑥ダイワギャバン
×③ウィナーポイント
※予想文省略
3連複34.9倍に対し、3連単293.2倍
≪阪神4レース 未勝利 勝負度D(自信度★★★☆☆ 妙味度★★☆☆☆)≫
◎①ヴァルコス<次走注目>(4番人気1着)
○③ダノンセレスタ(1番人気2着)
▲④アルセスト
△⑩サマービート(3番人気3着)
△②ミッキーローズ
△⑪ヴァイスリヒト
※予想文省略
3連複11.2倍に対し、3連単106.6倍
3連単はあくまでもボーナスとして買うことが多いですが、「本命馬が単勝10倍前後で勝つチャンス大いにあり」かつ「相手に信頼できる人気馬がいる」という状況下においては積極的に3連単も活用していきたいと改めて感じた一戦でした。
≪阪神11レース 朝日杯フューチュリティステークス 勝負度C(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★★☆)≫
◎④トリプルエース(7番人気11着)
○⑥サリオス(1番人気1着)
▲③ペールエール
△⑦ウイングレイテスト
△⑫レッドベルジュール
△⑧タイセイビジョン(2番人気2着)
×⑭タガノビューティー
ここは3連複で1列目にトリプルエース、2列目にサリオス、ペールエール、ウイングレイテストを置き、3列目に印を打った馬へ流したい(ワイド3点でもOK)。本線は2列目がサリオス絡み、3列目がタイセイビジョンまで。あとは馬連を押さえる。
【参考買い目】
3連複:◎ー○▲△(ウイングレイテスト)ー○▲△△△×(12点)…本線は2列目がサリオス絡み、3列目がタイセイビジョンまで
馬連:◎ー○▲△(ウイングレイテスト)(3点)…同上
このレースは◎トリプルエースが予想通りの競馬をしてくれたので納得の敗戦。たぶんあの感じだとペースが緩くても厳しかったので自分の見立てが間違っていました。
馬券的なことでひとつ気付いたのはトリプルエースとペールエールの馬連(74.2倍)と枠連(88.3倍)のオッズに大きな開きがあったこと。平場ではこの手のオッズの差がチラホラ見られますが、こういう大きなレースのシンプルな券種でも大きな差が生まれているのはちょっとビックリでした。
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