@h_r_p_studio さんの写真。)

鳴尾記念2019の予想です。

鳴尾記念2019の出走馬は、メールドグラース、ギベオン、タニノフランケル、ステイフーリッシュなど9頭。阪神競馬場芝2000mで行われるG3戦です。

6月1日(土)の平場の勝負レースはこちらから。当日の9時ごろに掲載します)。

ダービーが終わり、今週から2歳戦がスタート。

1週目の注目はなんといっても日曜日の東京芝1600mの新馬でしょうか。同レースは昨年、グランアレグリアとダノンファンタジーがワンツーを果たし、2頭はご存知の通りのちにG1を制覇。今年はレイエンダ、レイデオロの半弟・アブソルティスモ、サロミナ×ハーツクライのサリオスがスタンバイしています。身内でのPOG指名も終わり、また新たな1年が楽しみです。

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鳴尾記念2019の予想です

開幕週の阪神芝2000mで行われるのが鳴尾記念。

16年にはサトノノブレスが1分57秒6、18年にはストロングタイタンが1分57秒2のコースレコードを叩き出しており、時計の速い決着になるのが近年の特徴(17年は超スローペースだったため、走破時計は1分59秒4止まりも馬場自体は速かった)。

◆過去3年の鳴尾記念の走破時計

金曜日にJRA公式で発表された芝の状態は「芝の生育は概ね順調で全体的に良好な状態です。」とのこと。今年の鳴尾記念も極端なスローペースにならなければ、1分57秒台の決着が濃厚と見ていいだろう。時計の速い決着に対応でき、一定のラップを淡々と刻める馬を狙いたい。

本命はタニノフランケルの逃げ切りに期待したい。

Frankel×Tanino Gimletの欧州型の血統で、一見タフな馬場の方が良さそうだが、Frankel産駒は日本だと底力が問われないスピード勝負の方が向いており、同産駒のソウルスターリング(オークス)、モズアスコット(安田記念)はともに好時計が連発する春の東京開催でのG1制覇。本馬自身も昨年の西部スポニチ賞が下級条件とはいえ、小倉芝1800mで1分45秒4の好時計で圧勝。当時のように高速馬場で11秒台後半のラップが淡々と刻まれるレースが最も力を発揮しやすいのではないか。今回はまさにそのようなレースになりそうで、ここは重賞初制覇のチャンス大と見ていいだろう。

同型・ブラックスピネルとの兼ね合いはカギになるが、タニノフランケルが4番ゲート、ブラックスピネルが9番ゲートなら本馬が行き切れる可能性が高そう(今年の小倉大賞典でもブラックスピネルより内目の枠に入り、前目のポジションを取れていた)。鞍上は言うまでもなく、一定のラップを淡々と刻ませる逃げなら日本一上手い武豊騎手。馬の適性はもちろん、鞍上も大きな強みだろう。

相手はメールドグラースがここも好勝負に持ち込みそう

前走新潟大賞典は枠順、展開ともに向いたものの、ローカル戦にしてはそれなりにメンバーがそろっており(4着ルックトゥワイスは次走目黒記念1着)、ここに来ての充実度がうかがえる勝利でもあった。2走前の尼崎ステークスが高速馬場で11秒台後半のラップが淡々と刻まれるレース。当時より距離は1ハロン短くなるとはいえ、高速馬場でのスピードの持続力勝負は望むところだろう。引き続き前への意識をしっかりと持っているレーン騎手が騎乗できるのも大きい。

3番手は前走で本命に推したギベオン

前走ダービー卿チャレンジトロフィーは物足りないと言えば物足りない結果だったが、トップハンデの57.5キロを背負っており、最後にいまひとつ伸び切れなかったのは斤量がやや影響したか。2走前の金鯱賞では正攻法の競馬で強敵相手によく食い下がっており、今回の低レベルな組み合わせなら能力的に決して見劣ることはないだろう。この枠で福永騎手なら好位の内でロスなく立ち回れそう。タニノフランケルが逃げ切るなら、その後ろからスルスルと伸びてくるイメージは浮かびやすい。

ステイフーリッシュは昨年の阪神芝2000mで行われたチャレンジカップで3着に好走。阪神よりも京都の方がいいタイプではあるが、この条件でも力を発揮できる。今回は【1.2.1.1】と相性のいい藤岡祐介騎手に乗り替わるのも魅力。今年の中山金杯、京都記念のように早めに位置を押し上げられれば、ここでも好走するチャンスは出てくる。

最後にブラックスピネル。正直、タニノフランケルより内目の枠を引けば、本命に推す予定だったが、スタートがそこまで速くない本馬にとっていくら少頭数とはいえ、大外枠は痛い。ブリンカーを着用した3走前からレースぶりが明らかに良化しており、前走新潟大賞典でもよく踏ん張っているので、大外枠でも怖さはあるものの、小倉大賞典のようにタニノフランケルを前に見る形だと苦しくなるだろう。

鳴尾記念2019の印です

◎④タニノフランケル
○⑦メールドグラース
▲③ギベオン
△⑥ステイフーリッシュ
△⑨ブラックスピネル

以上、鳴尾記念2019の予想でした。