皐月賞2021の予想です。

皐月賞2021の出走馬は、エフフォーリア、ダノンザキッド、アドマイヤハダル、ヴィクティファルス、アサマノイタズラなど16頭。中山競馬場芝2000mで行われる3歳牡馬クラシック第一冠です。

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皐月賞2021の予想です

◎エポカドーロ(7番人気)→〇サンリヴァル(9番人気)→▲ジェネラーレウーノ(8番人気)で決まった18年皐月賞から早3年(【皐月賞2018的中報告】印上位3頭が順番通りの大本線で帯超えに)。当時は上位人気に推されていたワグネリアン、ステルヴィオ、キタノコマンドールらが揃いも揃って差し、追い込みタイプだったため、前残り決着に賭けたのが功を奏したものの、近年の皐月賞は「末脚の持続力比べ」になりやすいのが特徴だろう。

16年ディーマジェスティは18番ゲートからマクリ気味に進出して差し切り勝ち、15年ドゥラメンテ、19年サートゥルナーリア、20年コントレイルに関しては力が抜けていた面があったとは言え、淀みなく流れる中、最後まで脚色衰えずに伸び続けており、立ち回り力よりも末脚の持続力、より端的に言えば、純粋なポテンシャルが結果に直結しやすい。

現在の中山芝は開催最終週らしいタフな状態。加えて土曜日の夜に一雨降るとすれば、より小細工の利かない馬場になるのではないか。人気を背負うエフフォーリア&横山武史騎手、ダノンザキッド&川田将雅騎手のコンビは積極策からの抜け出しがウリ。レース傾向、馬場状態、人気馬2頭の位置取り等を考えると、今年の牡馬クラシック第一冠は皐月賞らしい皐月賞になるだろう。ここは外目からバテずに伸び続けられそうな伏兵に白羽の矢を立てる。

本命はアサマノイタズラが大外から突き抜ける

本命に推した前走スプリングステークスでは4コーナーで馬なりのまま前を飲み込みそうな勢いで進出すると、直線で馬場の真ん中から力強く伸びて勝利目前だったが、ゴール手前で直線勝負に徹していたヴィクティファルスに差されて2着。勝ちに行った本馬に対し、ヴィクティファルスは追い出しをぎりぎりまで我慢しており、より中身の濃い競馬だったのは紛れもなく本馬。それでも前売りオッズはヴィクティファルスが4番人気に対し、本馬は12番人気。良くも悪くも前走で負けたことで今回の期待値がグッと上がっており、ここはもう一丁を狙うしかない。

父がドバイワールドカップほか皐月賞と有馬記念でG1を制したヴィクトワールピサで、母母父がSadler’s Wells系のオペラハウス。デビューからの4戦の走りを見ても、最終週のタフ馬場での消耗戦は本馬の力が最も引き出される条件だろう。

内に人気馬2頭を見ながら運べる7枠14番は絶好枠。あとは鞍上が馬の力を信じて脚を使い切ってくれれば、再び波乱の立役者になる可能性は大いにある。嶋田騎手はデビュー11年目にしてG1初騎乗。G1初騎乗初勝利のアサマノドリームがあっていい。

相手は能力最上位と見ているエフフォーリア

前走共同通信杯は戦前からハイレベル戦の匂いがプンプンとしたが、2着ヴィクティファルスが次走スプリングステークスを勝利し、3着シャフリヤールが次走毎日杯を制しており、今年に入って行われた3歳戦の中でも最もハイレベルな一戦だったと評価していいだろう。500キロを超える雄大な馬体で小回りコースへの対応はカギになるが、レースセンスが高く、そこまで割り引く必要はないだろう。それよりも不安を挙げるとすれば、百日草特別、共同通信杯ともに生緩いレースだったので、淀みなく流れた時に同じようなパフォーマンスを出せるかだろう。

3番手は今の馬場にフィットしそうなステラヴェローチェが怖い

前走はハイレベルな共同通信杯で斤量57キロを背負い、勝ち馬エフフォーリアから0.5秒差の5着。不良馬場で行われたサウジアラビアロイヤルカップで圧勝劇を見せたように、本質的に高速馬場よりタフ馬場向き。前走共同通信杯は高速馬場での加速力勝負だったので、決して力負けと捉えない方がいいだろう。極端な大穴を除いた単勝50倍未満のバゴ産駒の中山芝2000mの成績は【6.4.4.13】(勝率22.2%、連対率37.0%、複勝率51.9%、単回収率170%、複回収率136%)。14年ホープフルステークス3着ブラックバゴ、17年京成杯1着コマノインパルスが同コースの重賞で好走しており、中山芝2000mへのコース替わりは楽しみの方が大きい。

ダノンザキッドは前走弥生賞で初めて土がついたものの、前半1000m通過62.6秒の超スローペースで力を発揮できず。今回はあそこまで生緩いレースになるとは思えず、本馬のポテンシャルが存分に発揮されるのではないか。ただ安田厩舎は短距離~マイルが主戦場。実際、同厩舎の芝2000m以上のG1成績は【1.0.0.16】(勝率5.9%、連対率5.9%、複勝率5.9%、単回収率12%、複回収率6%)と散々。「ダノン」系もマイラーが多く、どうしても「安田厩舎×ダノン」のラインが引っかかる。

ヴィクティファルスは前走スプリングステークスでアサマノイタズラをゴール前に差し切って勝利。池添騎手らしいスナイパー的な差し切りだったが、まだキャリア3戦で上昇の余地を残しており、アサマノイタズラに本命を打つ以上、本馬も相応の評価が必要だろう。近親には05年皐月賞2着のシックスセンスがいる。

アドマイヤハダルは積極的に買いたいわけではないものの、前走若葉ステークスは2歳時から確かな成長を感じさせる走りだった。当時、負かした2着シュヴァリエローズはホープフルステークスで5着に入っており、同馬を基準に考えるなら、ダノンザキッド並みのポテンシャルを秘めている可能性がある。ただ乗り難しい1枠1番に入り、ルメール騎手騎乗で上位人気にも推されているので、あくまでも押さえ評価に留めたい。

最後にヨーホーレイク。デビュー以来、すべて上り最速をマークしているように、バテずにじわじわと伸びてこれるタイプ。ガチンコ勝負では上位勢に一枚劣るものの、展開が向いてくれれば、馬券圏内に食い込むチャンスが出てくるか。

皐月賞2021の印です

◎⑭アサマノイタズラ
〇⑦エフフォーリア
▲③ステラヴェローチェ
△⑧ダノンザキッド
△⑤ヴィクティファルス
△①アドマイヤハダル
×⑥ヨーホーレイク

以上、皐月賞2021の予想でした。