(@h_r_p_studio さんの写真。)
オークス2018の枠順確定後の見解です。
桜花賞馬アーモンドアイは7枠13番、昨年の2歳女王ラッキーライラックは1枠2番、フローラステークス勝ち馬サトノワルキューレは4枠8番に入りました。早速、確定した枠順をもとに有利に運べそうな馬、不利になりそうな馬を見ていきましょう。
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オークス2018の枠順
始めに確定した枠順が以下の通り。
◆オークス2018の枠順
やや抜けた1番人気が予想されるアーモンドアイは7枠13番。先入れの奇数枠ですが、それを除けば、「いい枠を引けた」といえるでしょう。シンザン記念も桜花賞も大外に持ち出しての直線一気。ルメール騎手の性格および人気を背負う以上、今回も同じ戦法を取ってくるはずですし、内に包まれたり、不利を受けるようなリスクが少しでも回避されたので、好枠といっていいでしょう。今の東京芝はフラットですし、力を出せる条件はそろいました。
桜花賞で2着と涙を飲んだラッキーライラックは1枠2番。桜花賞は内枠を引いたことで厳しい競馬になりましたが、今回はベタにプラスに捉えて良さそう。好位の内でじっと脚を溜めて直線でどれだけ伸びてこれるかという競馬になるでしょうか。アーモンドアイとの逆転の可能性は少しだけ高まったといえるでしょう。
フローラステークスを勝って挑むサトノワルキューレは4枠8番。この馬に関しては内枠だとマイナスだったので、悪くない枠順です。アーモンドアイ同様、競馬のスタイルは1つなので、もう少し外の方が良かったと思いますが、コーナー4回もありますし、そこはM・デムーロ騎手が上手く捌いてくるでしょうか。
3強はどの馬も力を出しやすい枠順に入った印象。波乱の度合いがまた1つ下がった気がします。
オークス2018の展開、隊列予想
確定した枠順をもとに予想した隊列が以下の通り。
◆オークス2018の展開&隊列予想
レースの主導権を奪うのは、スイートピーステークスで先行したサヤカチャンとランドネ。枠順の配置的にもスイートピーステークス同様、サヤカチャンが逃げて、ランドネがサヤカチャンを見ながらの2番手に落ち着くでしょう。トーホウアルテミスはこれまでに挙げた2勝がともに2番手からの抜け出し。本馬より内に積極的に前に行きたい馬がいないので、内に切り込みながら好位の内に収まるでしょうか。
ラッキーライラックは前の3頭を見ながら折り合う形。リリーノーブルはラッキーライラックより前で競馬をする可能性もありますが、ラッキーライラックを見ながらの追走になる可能性の方が高いと見ています。
サトノワルキューレ、アーモンドアイはスタート力がないので、ほぼ最後方を追走。枠順の並び的にアーモンドアイのほうが競馬はしやすいでしょう。
オークス2018の枠順確定後のイチオシ馬は…
本命は90%くらいの確率で◎アーモンドアイでいく予定です。道中は最後方に近い位置取りになると思いますが、純粋な能力が抜けている上、瞬時に加速できるのがこの馬の良さ。当初、アーモンドアイが来るならサトノワルキューレも一緒に…と考えていましたが、サトノワルキューレはレースを見れば見るほど持続力型の印象なので、高速馬場の加速力勝負だと、アーモンドアイに置いていかれるかもしれません。妙味を考えてもサトノワルキューレは評価を少し下げるつもりです。
穴を狙うならやはり前で競馬ができる馬でしょうね。ラッキーライラック、リリーノーブルは当然有力だと思いますが、伏兵で怖いのは、
パイオニアバイオ
です。
フローラステークス勝ち馬サトノワルキューレが3番人気に推される一方、そのフローラステークスでサトノワルキューレとタイム差なしの競馬をしたパイオニアバイオはどうやら完全な伏兵扱い。思い起こせば、皐月賞は、
スプリングステークス
1着ステルヴィオ 1分48秒1→皐月賞2番人気4着、単勝3.7倍
2着エポカドーロ 1分48秒1→皐月賞7番人気1着、単勝14.5倍
弥生賞
2着ワグネリアン 2分01秒2→皐月賞1番人気7着、単勝3.5倍
4着サンリヴァル 2分01秒3→皐月賞9番人気2着、単勝24.6倍
とトライアル最先着馬と差のない競馬をしていた2頭でのワンツー決着。展開もろもろが噛み合ったとはいえ、そこまで能力差がなかったのも事実で、完全に盲点になっていました。
今回のパイオニアバイオもやや同じ匂い。フローラステークスは展開や馬場を考えると、勝ち馬サトノワルキューレは確かに強いのですが、レースセンスはパイオニアバイオのほうが上で、サトノワルキューレ>パイオニアバイオと判断するよりも、「タイム差がなかった」事実を評価したほうがいい気がします。枠順的にも極端な内だと売れてしまいそうですが、この枠ならそこまで売れないはず。位置取りもいいところに収まりそうですし、馬券的な妙味でいえば、1番期待したい馬です。
以上、オークス2018の枠順確定後の見解でした。