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七夕賞2017の予想です。
七夕賞2017の出走馬は、マルターズアポジー、ゼーヴィント、スズカデヴィアス、マイネルフロスト、ヴォージュ、タツゴウゲキなど12頭。福島競馬場芝2000mで行われるハンデ・G3重賞です。
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七夕賞2017の予想です
七夕賞は消耗戦になりやすいレース。過去5年の前後半1000mのラップを見ると、後傾ラップになったのは15年のみで、そのほかの年はすべて前傾ラップになっている。昨年の3着オリオンザジャパンが象徴的なように、最後までグイグイと伸びてこれる馬が好走しやすいレースだ。
今年の七夕賞の出走馬は12頭。マルターズアポジーは基本的にスローペースに落として逃げるタイプではなく、後続勢も前に目標を置くとすれば、今年も七夕賞らしい消耗戦になるだろう。
本命はタツゴウゲキ
スパッと切れる脚はないものの、追われてからどこまでもグイグイと伸びるタイプ。いかにも福島巧者といった感じで、実際に福島では2戦2勝と一度も負けていない。できれば一雨降ったほうがいいかもしれないが、前走垂水ステークスでは1800mを1分44秒7で駆けており、時計勝負だからといってパフォーマンスが落ちることはないだろう。小回り向きのレースセンス、豊富な持久力(母父はこのレースと相性のいいノーザンダンサー系)は大いに魅力で、格上挑戦でもハンデ戦なら一発があってもいいはずだ。
相手はマルターズアポジー
G1を除けば、昨夏のいわき特別から一度も負けなし。特に圧巻だったのは2走前の小倉大賞典。前半1000mを57.6秒で通過して後続を完封しており、地力強化を思わせる内容だった。前走大阪杯はさすがに相手が強かったので参考外。【3.0.1.0】と実績のある福島、相手弱化でさすがに巻き返してくるだろう。
3番手はスズカデヴィアス
一時期は淡白な走りを続けていたが、脚質転換を図ったことで馬に活力が戻ってきた印象。大阪杯では一応、マルターズアポジーに先着を果たしており、このメンバーなら能力上位と見ていいだろう。鞍上は福島の中距離戦でイン突きが天才的に上手い横山典弘騎手(ラジオNIKKEI賞のケイアイチョウサンが象徴的)。絶好の2枠2番を引き、いかにも内からスルスルと上がってきそうだ。
フェルメッツァは母父トニービンで持久力勝負でこそのタイプ。前走福島民報杯も直線でグイグイと力強く伸びており、福島へのコース適性は高い。その前走福島民報杯は3着サンデーウィザードが次走新潟大賞典、6着ステイインシアトルが次走鳴尾記念、14着シャイニングレイが2走後にCBC賞を制しており、すでに3頭の重賞勝ち馬を輩出しているレース。ハイレベルとは思えなかったが、意外とメンバーレベルが高かったのかもしれない。
バーディーイーグルは昨年3着オリオンザジャパンとキャラが被るタイプ。前が崩れた時に相対的に着順を上げてくるので、前傾ラップで上りのかかる七夕賞は理想的な舞台といっていい。マルターズアポジーについていった馬が潰れた時、チャンスが出てくるだろう。
ヴォージュはバテない先行力がウリ。七夕賞への適性はありそうだが、マルターズアポジーについていく分、直線で意外と末脚が甘くなる可能性も。ハンデ戦とはいえ、早め先頭で押し切るほどの力はまだないだろう。人気を考えても抑えで。
ゼーヴィントは実績あり、コース適性ありで普通に有力な1頭だが、長期休養明けで嫌うなら今回の気も。マルターズアポジーとの比較で考えた時、信頼できるのは順調に使われている前者のはず。
マイネルフロストは能力的にチャンスはあるものの、内枠を引けなかったのが痛い。本質的に立ち回りを生かして粘り込むタイプなので、終始外々を回される形だと終いに甘くなりそうだ。
最後にソールインパクト。相手なりに走るタイプだが、こちらも枠順が大きな割引。ただ母父はこのレースと相性のいいノーザンダンサー系でもあり、念のため抑えておきたい。
七夕賞2017の印です
◎⑦タツゴウゲキ
○⑨マルターズアポジー
▲②スズカデヴィアス
△③フェルメッツァ
△⑤バーディーイーグル
△⑥ヴォージュ
×⑧ゼーヴィント
×⑪マイネルフロスト
×⑫ソールインパクト
以上、七夕賞2017の予想でした。