(私が現地観戦した10年佐賀記念で撮った写真)
佐賀記念2016(佐賀)の予想です。
佐賀記念2016はJRA勢からマイネルバイカ、クリノスターオー、マイネルクロップ、マイネルバウンス、ストロングサウザーが出走。地方勢は、キョウワカイザー(佐賀)、バズーカ(兵庫)、リワードレブロン(高知)らが迎え撃ちます。佐賀ダート2000mで行われるJpnIII戦です。
以前、少し触れたことがありますが、私は佐賀と高知が地方で最も難しい競馬場だと思っています。というのも佐賀と高知は展開によって着順が入れ替わるケースが多いんですよね。なぜなのか少し考えたのですが、おそらく2つの競馬場は砂厚が一定ではない(内ラチが深く、外にいくほど浅くなる)からなのかもしれません。簡単に説明すると、
スローペース⇒砂厚が深い内目を通っても大丈夫(先行馬有利)
ハイペース⇒砂厚が深い内目を通るとバテる(差し馬有利)
って感じでしょうか。スローペース=先行馬有利、ハイペース=差し馬有利と一見、当たり前のことを書いてますが、ほかの地方競馬(南関東以外)では展開よりも能力が着順に直結します。佐賀と高知は展開だけで着順がガラッと変わるんですよね。
と書きましたが、佐賀記念では展開面よりもまずはJRA勢5頭の能力比較が重要。その次に展開をどう読むかでしょう。前置きが長くなりましたが、予想に移りましょう。
目次
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15年10月以降の地方ダートグレード&南関東重賞の予想結果です
東京盃◎ドリームバレンチノ(4番人気2着)
レディスプレリュード◎ホワイトフーガ(4番人気3着)
白山大賞典◎マイネルバイカ(4番人気1着)
日本テレビ盃サウンドトゥルー(3番人気1着)
南部杯◎ベストウォーリア(1番人気1着)
ハイセイコー記念◎トロヴァオ(3番人気1着)
エーデルワイス賞◎タイニーダンサー(2番人気1着)
鎌倉記念◎ナイスヴィグラス(4番人気9着)
埼玉新聞栄冠賞◎タイムズアロー(1番人気3着)
JBCレディスクラシック◎アムールブリエ(2番人気4着)
JBCスプリント◎ベストウォーリア(2番人気3着)
JBCクラシック◎サウンドトゥルー(4番人気2着)
マイルグランプリ◎ソルテ(1番人気1着)
北海道2歳優駿◎キョウエイギア(3番人気4着)
平和賞◎アンサンブルライフ(1番人気1着)
ローレル賞◎シャイニーネーム(9番人気4着)
ロジータ記念◎フジノドラマ(4番人気3着)
兵庫ジュニアグランプリ◎サウンドスカイ(1番人気1着)
勝島王冠◎ムサシキングオー(2番人気1着)
浦和記念◎ハッピースプリント(2番人気1着)
クイーン賞◎ノットオーソリティ(5番人気3着)
全日本2歳優駿◎トロヴァオ(7番人気4着)
ゴールドカップ◎ソルテ(1番人気1着)
名古屋グランプリ◎ニホンピロアワーズ(5番人気2着)
兵庫ゴールドトロフィー◎ポアゾンブラック(4番人気3着)
東京大賞典◎ホッコータルマエ(1番人気2着)
東京シンデレラマイル◎ブルーチッパー(2番人気1着)
東京2歳優駿牝馬◎モダンウーマン(1番人気1着)
報知オールスターカップ◎ドラゴンヴォイス(4番人気4着)
ニューイヤーカップ◎モリデンルンバ(3番人気1着)
TCK女王盃◎ホワイトフーガ(1番人気1着)
船橋記念◎スマートアレンジ(5番人気5着)
ユングフラウ賞◎モダンウーマン(1番人気1着)
金盃◎プレティオラス(2番人気3着)
予想と見解です
佐賀記念は佐賀競馬で最も大きなレースだが、ダートグレードの中ではかなり低レベルな部類。過去5年の勝ち馬を振り返ると、11年メテオロロジスト、12年ピイラニハイウェイ、13年ホッコータルマエ、14年ランフォルセ、15年マイネルクロップとホッコータルマエ以外はかなり微妙な名前が並んでいる。これは日程的に川崎記念とフェブラリーステークスの狭間に行われるため、一流馬が基本的に参戦してこないからだろう。
それなら地方勢にも出番がありそうだが、佐賀記念に参戦する地方勢は地方の中でもレベルの低い佐賀、高知の馬が中心。いくらJRA勢の層が薄いとはいえ、JRAのオープン級と佐賀、高知のオープン級ではレベルが全く違う。今年もJRA勢5頭の争いになると見ていい。中でも買いたいのは3頭しかいない。
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本命はマイネルバイカ。
白山大賞典で勝利を挙げて以降、馬が明らかにパワーアップしており、川崎記念ではあと一歩で馬券圏内の4着。今回、ホッコータルマエやサウンドトゥルーの一級線が不在なら、簡単に捕まることはない。エルムステークスではクリノスターオーに先着を許しているが、当時とは馬が全く違う。強気に主導権を奪えば、2走前のベテルギウスステークスのように押し切れるだろう。
相手はマイネルクロップ。
みやこステークス、浦和記念では見せ場を作れなかったが、前走ベテルギウスステークスの走りを見ると叩き3走目でようやく本来の調子を取り戻してきた様子。しかも直線で前が少し狭くなり、まともに追えていればもう少し上の着順が望めたレースだった。昨年の佐賀記念、マーチステークスを見ても分かる通り、とにかくタフなレースになればなるほど本領を発揮する馬。今回、マイネルバイカをピッタリとマークするクリノスターオー、田辺騎手なら早めに動くはずのストロングサウザーがいるので、最後は激しい攻防戦になりそう。そうなると本馬のしぶとさが発揮されるだろう。少しでも人気が落ちていることに期待したい。
3番手はクリノスターオー。
一時期の勢いこそないが、エルムステークス、みやこステークスの走りを考えると、ここでは明らかに能力上位。安易に評価を落とせる存在ではないだろう。前走チャンピオンズカップは超オーバーペースだったため、参考外。今回はマイネルバイカを見ながらの競馬で、3番手の田辺騎手が早めに動いてきそうだが、力関係を考えると、踏ん張れる可能性が高い。展開次第ではアタマまであるかもしれない。
以下、馬券圏内の可能性があるのは、ストロングサウザー、マイネルバウンスだが、上位3頭と比べると、明らかに能力不足。積極的に買いたい馬ではないので、印は上位3頭に絞りたい。
なお地方勢は地元のキョウワカイザー、兵庫のバズーカがそこそこ売れそうだが、明らかに格下。少しでも人気を集めてくれるなら有り難い。
印はコチラ
◎②マイネルバイカ
○⑧マイネルクロップ
▲③クリノスターオー
能力比較表と展開・隊列予想です
今回は展開がカギを握りそうなので「展開」+「能力」の評価を掲載いたします。能力は斤量補正後を表しています。
展開はA(向く)→B(やや向く)→C(やや向かない)→D(向かない)の順。能力はA(最上位)、B(上位)、C(下位)、D(明らかに劣る)の順で評価しています。
展開は最初のホームストレッチのポジションをイメージしています。
買い方です
お昼現在の単勝オッズは、
1番人気マイネルバイカ1.9倍
2番人気クリノスターオー2.4倍
3番人気マイネルクロップ8.9倍
と予想以上の2強ムード。これはうれしい誤算です。マイネルバイカとクロップの3着以内は堅いと見ているので、昨日の金盃よりは買いたいレースです。
【本線馬券】
ワイド:2-8(1点)
馬連:2-8(1点)
ワイドは現時点で2.1倍。2倍が最低購買ラインだと思うので、あとはオッズがこのまま推移するかどうかですね。もし2倍を切るようであれば、3連複2-8ー3、9、11(3点)に変えたほうがいいでしょう。この場合、金額を均等に買うのがポイント。基本的にはクリノスターオーの飛び待ちのスタイルです。
【ボーナス馬券】
3連単:2→8→3、9、11(3点)
ボーナス馬券はマイネルバイカ→マイネルクロップの大本線で決まった時の3連単。3連単のオッズを見るとマイネルバイカとクリノスターオーの1、2着固定が異様に売れているので、意外と妙味もあります。
以上、佐賀記念2016(佐賀)の予想でした。