全日本2歳優駿2019(川崎)の予想です。

全日本2歳優駿2019の出走馬は、JRAからアイオライト、イロゴトシ、キメラヴェリテ、テイエムサウスダン、メイショウテンスイが出走。地方からはヴァケーション(川崎)、ティーズダンク(浦和)、ゴールドビルダー(船橋)など13頭。川崎競馬場1600mで行われるJpnI戦。このレースは勝負度D(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。 なかなか難しいレースですが、一発当てて有馬記念に向けて弾みをつけたいですね。

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全日本2歳優駿2019の予想と見解です

2歳のダートグレードは地方勢にも好走のチャンスは十分にあるが、この時期になると、JRA勢が地力を示すことが多く、全日本2歳優駿はJRA勢が圧倒的に強いレース

過去5年の全日本2歳優駿のJRA勢と地方勢の成績は、

JRA勢【5.5.2.13】
地方勢【0.0.3.38】

で連対馬はすべてJRA勢。地方勢は3着までが精いっぱいという現状になっている。

しかしながら今年のJRA勢は例年人気を集めるプラタナス賞組が不在で(過去2年は同レースを経由した17年1番人気1着ルヴァンスレーヴ、18年1番人気3着ガルヴィハーラが1番人気に推されて3着以内に好走)、ダートで1400mを超える距離を走っているのがキメラヴェリテのみ。例年より小粒な印象が否めず、さすがにJRA勢の総崩れは考えにくいが、地方勢にも好走のチャンスは大いにあるのではないか。それでは予想にいきましょう。本命は…

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前走平和賞はハイペースを番手から早めに動いて押し切る圧巻の内容。良くも悪くも爆発力と狂気を秘めた血統で、2走前は押しが強い真島騎手で、馬と騎手との息が合わなかった面が大きかった。砂を被った経験がないのは心配だが、気性的に外枠だと暴発のリスクがあるので、前に壁を作って運びやすい内枠はむしろ歓迎と見ていいのではないか。まだまだパフォーマンスを上げられるはずで、さらなる上積みがあれば、地方馬久しぶりの勝利があっても何ら驚けない。

3番手は大穴だが、ブリッグオドーンに期待

前走ハイセイコー記念では1番人気に推されたほどの素質馬。結果は4着と人気を裏切る形になったが、2走前よりも遅い時計で走っており、休み明けだったことを考えても、決して力を出し切っての敗戦ではないだろう。前走時にも書いたが、いい意味でまだ馬が完成されていないので、パフォーマンスを上げられる余地を十分に残している。中間は前走時と同様に外厩で乗り込まれ、最終追いでは川崎記念勝ち馬オールブラッシュに先着を果たしている。

ゴールドビルダーはパイロ産駒らしいレースセンスの高さが光る1頭。能力はヴァケーションにもヒケを取らないが、乗り難しい大外枠を引いてしまったのが割り引き。本馬自身、4走前から幸運にもすべて1~2番ゲートを引き当てており、それで結果を残してきたので、この外枠は試練になるだろう。

JRA勢で最も不気味なのはアイオライト。ダートに変わってからの2戦がとにかく強いの一言。前走のゴール前でも追えば追うだけ伸びそうな雰囲気があり、決して1200m一辺倒の馬ではないだろう。距離延長、初の左回り、初めての内枠など克服すべき課題は多いが、ポテンシャルだけなら上位勢にもヒケを取らない。

テイエムサウスダンは前走兵庫ジュニアグランプリでメイショウテンスイを負かしているが、レースを上手く運べた印象が強く、決して力で粘り込んだというレースではなかった。今回は何よりも左回りコースに変わるのが不安。2戦目の中京ダート1200mの未勝利では3番人気7着と敗れており、その後、右回りに戻して一変したのを見ると、左回りが合わなかった可能性はあるのではないか。

キメラヴェリテは前走北海道2歳優駿のレースレベルに大きな疑問。当時の5着マイネルアストリアはプラタナス賞8着、1勝クラス14着と敗れており、本馬自身も2走前にファシネートゼット(兵庫ジュニアグランプリ3着)に完敗していることを考えると、単純な能力ではメイショウテンスイ、テイエムサウスダンの方が上だろう。

ティーズダンクは転入初戦の前走が快勝。脚質的にどうしてもハマり待ちになるが、展開さえ向けば、今年のメンバーなら通用しても驚けないはず。北海道2歳優駿は行った行ったで決まり、展開が向かなかったの一言に尽きる。

最後にインペリシャブル。デビューしてから鎌倉記念含む4戦4勝。決してノーチャンスではないが、今回は相手関係がグッと強くなり、初めて脆さを見せる番になりそう。逃げ馬らしくピンかパーかのイメージなので、逃げ切るかどこにもいないかの二択なのではないか。

全日本2歳優駿2019の印

◎⑩メイショウテンスイ
○②ヴァケーション
▲③ブリッグオドーン
△⑬ゴールドビルダー
△①アイオライト
△⑧テイエムサウスダン
×⑥キメラヴェリテ
×⑫ティーズダンク
×④インペリシャブル

5番イロゴトシ…初ダートの前走兵庫ジュニアグランプリで7着に完敗。JpnIで通用する器ではない。

7番モリノブレイク…勝ち鞍4勝のうち3勝が1200m。前走南部駒賞ではスティールペガサス(兵庫ジュニアグランプリ4着)を下しているが、盛岡の時計の速いダートが味方したのでは。南関東のダートはスピードだけでは押し切れない。

9番トゥーナブロッサム…浦和で初勝利を挙げて以降、特別戦で善戦止まり。JpnIで通用する器ではない。

11番ヴァンブルース…近4戦のうち2戦で殿負け。ここは参加するだけだろう。

全日本2歳優駿2019の買い目

◎メイショウテンスイは予想以上に売れていますが、ほかに信頼できるJRA勢がいないので、馬券の軸としては信頼します。ただ軸が人気な分、相手はヴァケーション、ブリッグオドーンに絞ります(当初はゴールドビルダーも2列目に置く予定でしたが、そこまで押さえていると当たっても回収率200~300%弱に収まりそうなので)。心情的にはメイショウテンスイ、ヴァケーションのワイド1点が当たる前提で買いたいですね。

【参考買い目】

3連複:◎ー○▲ー○▲△△△×××(13点)

3連複で1列目にメイショウテンスイ、2列目にヴァケーション、ブリッグオドーン、3列目に印を打った馬へ流したい(ワイド2点でもOK)。本線はヴァケーション絡みです。

3連複:○ー▲ー△△△×××(6点)

あと配当が良さそうなので、タテ目のヴァケーション、ブリッグオドーンからも少しだけ押さえておきます。

3連単を少点数で買うのは難しいですが、買うなら「メイショウテンスイとヴァケーションのワイドが当たり」、かつ「メイショウテンスイorヴァケーションが勝つ」組み合わせですね。

以上、全日本2歳優駿2019の予想でした。