若潮スプリント2021(船橋)の予想です。

若潮スプリント2021の出走馬は、エンテレケイア、マテーラフレイバー、ファイナルキング、チャンプタイガー、ブラックストームなど12頭。船橋競馬場1200mで行われるSIII戦です。このレースは勝負度C(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★★☆)を予定しています。

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今週からゴールデンウィーク恒例の地方ダートグレード・重賞祭り。

5/3 かきつばた記念(JpnIII)、若潮スプリント(SIII)
5/4 兵庫チャンピオンシップ(JpnII)、東京湾カップ(SII)
5/5 かしわ記念(JpnI)

と南関東では新設重賞もあり、盛りだくさんですね。

ゴールデンウィーク最初の大一番、勝負度Cで挑んだ天皇賞(春)(【天皇賞(春)2021予想】カレンブーケドールが牡馬を蹴散らす)は、

1着▲ワールドプレミア(3番人気)
2着△ディープボンド(1番人気)
3着◎カレンブーケドール(4番人気)
4着△アリストテレス(2番人気)
5着○ウインマリリン(8番人気)

も◎カレンブーケドールは連以上に絡むと割り切っていたので、残念な結果でした。5連複1点なら当たったんですけどね…

しかし、このタイミングで給付金不適切受給問題の指南役と言われている馬主の馬が勝つというのは、なんだか収まりが悪いですね…。あの脚質で1枠1番はJRAからの嫌がらせと少し勘繰りましたが、ある意味、JRAはガチで運営していることを証明しましたね。

若潮スプリント2021の予想と見解です

若潮スプリントは、南関東の3歳スプリント戦線の充実を目的に19年に創設されたレース。

19年、20年はオープン特別として行われて、優駿スプリントのトライアル的な意味合いが強かったが、今年からSIIIに格上げされて新たな船出を切ることになった。

同レースのみならず、この時期のスプリント戦において重要なのは、

「純粋に短距離路線を歩んできた馬」vs「クラシック戦線から離脱して短距離路線にシフトしてきた馬」との比較だろう。

過去2年の若潮スプリントの結果と前走レースを見ても、

●20年
1着カプリフレイバー(アジュディミツオーM5着、船橋1600m
2着キングキャヴィア(桃の花特別3着、船橋1200m)
3着ビービーアルバ(桃の花特別1着、船橋1200m)

●19年
1着カンゲキ(アザレア特別5着、大井1200m)
2着レベルフォー(京浜盃13着、大井1700m
3着ケンガイア(桜花賞11着、浦和1600m

で好走馬の内訳は、短距離組が3頭に対し、1600m以上からの距離短縮組が3頭と五分五分の結果になっている。

今年は紙面を見る限り、短距離組が人気の中心になりそうだが、19年も20年も距離短縮組が3着以内に好走しており、馬券的な妙味で言えば、距離短縮組だろう。ここは当初から高い短距離適性を感じていた伏兵の一撃に賭けてみたい。本命は紙面上、印はほとんどない大穴だが…

ここより下は有料記事(かきつばた記念と合わせて400円)とさせて頂いております。

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サイダイゲンカイの文字通りのガラリ一変に期待する

2歳最初の重賞として知られている門別1200mの栄冠賞を2番手から早めに抜け出して押し切った馬。門別の重賞ホルダーということを考えると、南関東移籍後の成績は物足りないものの、すべて1500m以上のレースに使われており、単純に適性外だった可能性は大いにある。

実際のレースぶりを見ても、スピードのコントロールがやや難しく、ゲートを出てからひと息で走ってしまう印象。とても中距離を走れるタイプには見えず、ジョーカプチーノ×デヒアという血統背景を考えても、典型的なスプリンターと判断していいのではないか。外から被されない8枠11番を引けたのはプラス。逃げでも外目2番でも前々で流れに乗れれば、最後まで止まらずに駆け抜けると見た。

相手は短距離路線からファイナルキングを評価したい

ハイライトは何と言っても前走クロッカススプリント。先手を奪うと最後まで後続を寄せ付けず7馬身差の圧勝劇。勝ち時計1分12秒0は、昨年の若潮スプリントで8馬身差のぶっちぎりのパフォーマンスを見せたカプリフレイバーの1分12秒3をも上回っており、前走並みのパフォーマンスを発揮すれば、ついてこれる馬はなかなかいないだろう。鞍上・左海騎手なら是が非でもハナを主張してくるはず。前走の再現性は高い。

3番手はサイダイゲンカイ同様にピースフラッグの一変がありそう

これまでハナ主張【3.0.0.0】に対し、2番手以下【0.1.0.4】とハッキリしている馬。ニューイヤーカップ以降、大敗が続いているものの、どのレースもハナを主張できておらず(特に前走クラウンカップは内で揉まれて終戦)、負けるべくして負けたレースだったと解釈していい。ここも内にファイナルキングがいるので、ハナを主張できるか怪しいものの、この距離で外目をスムーズに運べれば、一変があっても驚けないだろう。

ハートプレイスはマイル路線を中心に走っているが、門別時代には門別1200mの重賞で栄冠賞5着、イノセントカップ2着と健闘しており、本馬もこの距離で前進する可能性がある。なにより栄冠賞勝ち馬サイダイゲンカイに本命を打つ以上、門別で差のない走りをしていた本馬にも重い印が必要だろう。

チャンプタイガーは船橋1200mで【2.1.0.0】とまだ底を見せていない。前走弥生スプリントの勝ち時計(1分13秒7)は評価できないものの、ゴール前は流す余裕を見せており、キャリアの浅さを考えても、ここで1分12秒台に届く可能性はある。

エンテレケイアはJRAの1勝クラスで2着2回がありながら、JRAに見切りをつけて南関東に移籍。能力的には間違いなく圏内も、外から被されやすい1枠1番に入ってしまい、乗り難しさはあるのではないか。

ブラックストームは大井1200mで3勝をマーク。正直、前走マーガレット特別は7頭立てで相手関係に恵まれた印象が強いものの、鞍上に矢野騎手を確保できたのは魅力。レースセンスのいいノボジャック産駒でもあり、無理に嫌う必要はないか。

若潮スプリント2021の印

◎⑪サイダイゲンカイ
○⑥ファイナルキング
▲⑩ピースフラッグ
△⑨ハートプレイス
△⑦チャンプタイガー
△①エンテレケイア
×⑫ブラックストーム

2番ヴァヴィロフ…2走前の弥生スプリントでは勝ち馬チャンプタイガーから0.7秒差の3着に敗退。そのチャンプタイガーもここでは決して抜けた存在ではないので、本馬の出番はないのでは。

3番マテーラフレイバー…デビュー2連勝は印象的だったが、その後は壁にぶつかっている印象。前走マーガレット特別ではブラックストームに完敗しており、本馬を買うならブラックストームを買うべきだろう。

4番キャストロポポ…大崩れなく走っているのは魅力も、2走前の弥生スプリントではチャンプタイガー、前走クロッカススプリントではファイナルキングに完敗している。重賞では荷が重いだろう。

5番チュラウェーブ…キャリアが浅い分、上昇の余地はあるかもしれないが、前走クロッカススプリントでは勝ち馬ファイナルキングから1.5秒差の2着に完敗。このメンバーでは分が悪いのでは。

8番リュウノヘラクレス…大井1200mで安定した走りを見せているが、特別戦での話。このメンバーでは力不足なのでは。

若潮スプリント2021の買い目

※おまけで福永洋一記念の予想をnoteにアップしました⇒【福永洋一記念2021予想】高知1600mの重賞です

ここは◎サイダイゲンカイから2列目にファイナルキング、ピースフラッグ、ハートプレイスを置いて勝負します。

【参考買い目】

3連複:◎ー○▲△(ハートプレイス)ー○▲△△△×(12点)

馬連:◎ー○▲△(ハートプレイス)(3点)

馬単:◎→○▲△(ハートプレイス)(3点)

3連複で1列目にサイダイゲンカイ、2列目にファイナルキング、ピースフラッグ、ハートプレイス、3列目に印を打った馬へ(ワイド3点でもOK)。あとは馬連、馬単を押さえる。

若潮スプリント2021の予想でした。