(@h_r_p_studio さんの写真。)
帝王賞2017の的中報告と雑感です。
今年の帝王賞は久しぶりに勝負度Bで挑んだわけですが、結果は…
1着◎ケイティブレイブ(6番人気)
2着△1クリソライト(5番人気)
3着○アウォーディー(1番人気)
で本線的中となりました!
自画自賛するわけではないですが、「ケイティブレイブの出遅れ」以外はすべて予想で書いた通りだった気がします。
アウォーディー…ケイティブレイブが逃げ切るなら本馬も一緒に粘り込む
クリソライト…ほかの馬が不安大で相対的に上位評価
アポロケンタッキー…この枠順だと位置を取れない
ゴールドドリーム…舞台設定が大いに不安
オールブラッシュ…そもそも強くない
つまり、ここはドカンと爆発しなければいけないレースだったのですが、私自身はお恥ずかしい限りですが、買いミスしてしまいました(苦笑)
最終的にはワイドで投資金を回収できるくらいに買って、残りの資金をすべて3連単に投入。3連単は3連複の本線の組み合わせ(アウォーディー絡みかつアポロケンタッキーまでの組み合わせ)のみに絞りました。
レース後は払い戻しが楽しみだったのですが、なぜかワイドのみ的中。よく見たらアウォーディーの3着付けを買ってなかったんですよね(苦笑)。購入したのが直前でバタバタしていたのもあり、これはこれは痛恨のミスでした。
ただたくさんの的中報告を頂けたことでその気持ちも少し楽に。私のようにあまりプラスにならなかった方もいらっしゃいましたが、帯にいった方も何名かいらっしゃいました。私自身は週末のJRAに運を取っておいたと思うことにします(笑)
ケイティブレイブに本命を打ったのは予想文で書いた通り。平安ステークスの段階でほぼ決めていました。メルマガで配信している平安ステークスのレース回顧では、
ケイティブレイブ(4番人気5着)…ハイペースの中、向上面から動いていった上、4コーナーでは早くもグレイトパールに並びかけられる展開。今回は負けるべくして負けた一戦と見ていい。次走帝王賞なら巻き返してくる。逃げるケイティブレイブ、追うグレイトパールという展開になるはず。
と書いた通り。グレイトパールが不在ならまず好勝負になると見ていました。今回はまさかの出遅れでしたが、終わってみれば、予想以上に力をつけていた印象。本来はスタートセンスのいい馬ですし、グレイトパールが長期休養に入ったことを考えても、今後のダート中距離路線はケイティブレイブの1強時代になる気がします(レースセンス抜群なので、ひと昔前のスマートファルコン的な存在になりそう)。
さてここからは帝王賞を終えての雑感を少し書いておきます。
雑感1.オッズを見ることの重要性
これは常々書いていることですが、競馬はオッズありきです。
今回、ケイティブレイブから入ったのは単純に能力が高いと思ったからではなく、好走確率とオッズを天秤にかけた結果、期待値が高いと判断したから。この「天秤にかける」という作業は、どの券種を買うかにおいても重要で、馬連を買おうと思っても枠連のほうがお得であれば、枠連を買うべきなのです(当たり前過ぎることですが、この作業をしている人は意外と少ないんじゃないでしょうか)
今年の帝王賞も
枠連 2,950円
馬連 2,330円
枠単 5,350円
枠連 5,280円
と実質的に同じ券種ながら枠連と馬連には620円もの差が生まれていました。馬連を買っている人は100円だけでも620円損している計算。富士そばならお腹いっぱい食べれますね。
ちなみに昨年の東京大賞典も
枠連 1,140円
馬連 1,050円
枠単 4,490円
馬単 4,110円
と枠連&枠単の方がお得という結果に。
私は当初、馬連、馬単を買う予定でしたが、明らかに枠連、枠単の方が美味しかったのでそちらを選択。結果的に馬連&馬単をかけているより、8,300円もプラスになりました。8,300円もあれば、2回は飲みにいけますよね。
東京大賞典や帝王賞は特にJRAのみ馬券を買うライト層が参入してくるので、枠連や枠単が盲点になりがち。JRAでもたびたびこういう現象は起こるので(JRAで枠単はないですが、枠連>馬連はよく起こります。たまに馬単より馬連の方がつくという現象もある)、オッズをしっかりとチェックして「自分の買おうとしている券種が果たしてお買い得なのか」という意識は常に持っておいたほうがいいでしょう。
雑感2.クリソライトの好走に見る競馬は相対的なものという事実
今年の帝王賞はケイティブレイブが優勝を果たしたことと同じくらい、「クリソライトが2着に好走した」ことも大きなミソだったと思います。クリソライトに関しては予想文で、
クリソライトはクリソライト自身を買いたいというよりもほかの馬に不安があるので相対的に評価を上げた。
と書いたことがすべてだった気がします。
競馬はあくまでも相対的なもの。各馬が能力を出し切ったとしてクリソライトが掲示板にギリギリ入れるレベルの馬だったとしても、ほかの馬が力を出し切れずに敗れれば、クリソライト自身は相対的に着順を上げてくるわけです。実際、今回の帝王賞ではゴールドドリームは舞台適性が合わず、アポロケンタッキーはスタート後に行き脚がつかずといった感じで、力を出し切れずに敗戦。クリソライトが2着に好走したのは、まさに「ほかの馬が凡走したこと」が大きな要因でしょう。
競馬においてこのマインドは非常に重要です。能力がいくら高い馬がいても、その能力を出せない場合、力が劣っている馬でも相対的に着順を上げてくるからです。
個人的に「力が劣っている馬が相対的に着順を上げたレース」で印象深いのは、16年のマリーンカップでしょうか。このレースはブチコが除外、JRAのフォーエバーモア、ディアマイダーリンが意味不明の敗戦をしたことで、3着に兵庫のダブルファンタジー、4着に笠松のタッチデュールが入るという事態になりました。
理屈で考えると、ダブルファンタジーとタッチデュールがJRAのオープンに在籍していたフォーエバーモアとディアマイダーリンに先着するなんて考えられませんが、競馬ではそういうことがしばしば起こるわけです。
競馬は知れば知るほど、緻密な能力比較をしてしまいがちですが、そもそもその能力を出せる前提にあるのか、もし出せなかった場合、相対的に着順を上げてくるのはどの馬なのかという視点は常に持っておく必要があるなと改めて思いました。
帝王賞の雑感は以上です。
今週から7月に入り、JRAはいよいよ夏競馬がスタート!
昨年はこの時期が本当に好調で、ただただ楽しい期間だったので、今年は6月がいまひとつな結果だっただけに、今週からはJRAもたくさん当てていきましょう!
平場の勝負レースなどはメルマガで配信しています。ご登録は以下からお願いいたします。(お申込み日から30日間は490円でご購読いただけます)。