七夕賞2020の予想です。

七夕賞2020の出走馬は、ジナンボー、ヒンドゥタイムズ、ブラヴァス、クレッシェンドラヴ、ノーブルマーズら16頭。福島競馬場芝2000mで行われるハンデ・G3戦です。

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七夕賞2020の予想です

七夕賞と言えば、毎年のように荒れているレースで、過去5年のうち4年は3連複万馬券決着。そのうち2年は3連複10万超の配当。15年には最低人気マデイラが波乱の立役者になり、18年はブービー人気メドウラークと最低人気パワーポケットが1、3着に入る度肝を抜く結果だった。今年も主役馬不在の混戦ムードでいかにも波乱含みの一戦と見ていい。

レースのカギを握るのは展開だろう。16頭立てのフルゲートながら逃げ、先行勢が意外にも手薄。おそらく外のリュヌルージュがハナを主張し、ジナンボーが2番手。隊列はすんなりと決まり、序盤~中盤まではゆったりとしたペースで流れるのではないか。先週のラジオNIKKEI賞では4コーナー1、2番手にいた2頭が後続を大きく引き離してワンツーフィニッシュ。あそこまで明確な前残りになるか分からないが、メンバー構成、今の馬場状態を考慮するなら後ろより前を狙った方が期待値は高いだろう。ここは「4コーナー=ゴール」くらいのイメージで臨みたい。

本命は総合的に考えてノーブルマーズが面白そうだ

4着率が非常に高く、今年に入ってからの3戦もすべて4着と歯がゆいレースが続いているものの、逆に考えれば、能力はまだまだ健在といっていい。過去最高のパフォーマンスを見せたのがタフな馬場で行われた18年宝塚記念3着。19年小倉記念3着を見ても、コーナー4回×中距離×持久力戦がベスト条件で、その意味で福島芝2000mは本馬に適した舞台といっていいだろう。ここはメンバー的にリュヌルージュ、ジナンボーの直後を取れそうで、あとは逃げ、先行勢有利の流れになってくれれば、久しぶりの馬券圏内が見えてくるのではないか。高倉騎手にはぜひ強気に乗ってもらいところ。

相手は位置取り重視ならジナンボーの評価を下げられない

2走前の小倉大賞典は典型的な追い込み決着の中、4コーナー先頭から粘り込んで3着に好走。新潟記念2着を見ても、ローカルのG3レベルなら格上で、展開に恵まれそうな今回は人気だからといって安易に軽視しない方がいいだろう。レーン騎手とは手が合いそうなタイプでもある(実際にジューンステークスを同騎手で勝利している)。

3番手はオセアグレイトを見直したい

近2走は人気を裏切る競馬が続いているものの、メトロポリタンステークスは明らかに脚を余しており、目黒記念は16番ゲートから外々を回らされたのが影響した感じ。今なら中距離くらいの方が合いそうで、野中騎手が前への意識を持って騎乗してくれれば、ここで汚名返上するシーンは十分にありそう。昨夏に福島で行われた信夫山特別の勝ちっぷりが印象的で、福島へのコース替わりもプラスなのではないか。

リュヌルージュは「4コーナー=ゴール」のイメージで予想するなら当然上位評価が必要。正直、牡馬に入ってどこまで通用するか未知な面はあるが、こういう決め撃ちの時は下手に能力うんぬんを考えない方がいい。

ウインイクシードも位置取りは前になりそうな1頭。前走福島民報杯は展開を考えるとよく粘っており、展開と馬場を味方につければ、マイネルサーパスとの逆転も十分に可能だろう。

マイネルサーパスは国分優作騎手とのコンビで2戦2勝で、鞍上が手の内に入れている。福島芝は【2.1.0.0】と相性も良く、脚質だけでバッサリと切るのは怖い。

ブラヴァスは古馬になって本格化したシュヴァルグラン、ヴィブロス、ヴィルシーナらを輩出しているハルーワスウィートの一族で、本馬もここに来て力をつけている。脚質、枠順的に割り引きが必要も、もう一段上のパフォーマンスを見せられれば、能力で上位に食い込む可能性も。

クレッシェンドラヴは典型的な消耗戦タイプなので、前残りになると出番はなさそうだが、福島記念のように中団から早めの進出ができれば、好走のチャンスも出てくるか。福島芝では【1.3.0.0】と崩れていないのも強み。

パッシングスルーは芝替わり、結果を残している戸崎騎手に戻り、変わり身がありそう。1勝クラス勝ちの福島芝2000mも非常に強く、同コースへの適性は高そうだ。

最後にエアウィンザー。正直、近2走のレース内容を見る限り、本調子にほど遠いものの、スタート五分なら中団より前で運べそうで、位置を取れた時のために押さえておきたい。

七夕賞2020の印です

◎⑨ノーブルマーズ
〇⑥ジナンボー
▲⑭オセアグレイト
△⑮リュヌルージュ
△②ウインイクシード
△⑤マイネルサーパス
×⑬ブラヴァス
×③クレッシェンドラヴ
×④パッシングスルー
×⑦エアウィンザー

以上、七夕賞2020の予想でした。