スパーキングサマーカップ2020(川崎)の予想です。
スパーキングサマーカップ2020の出走馬は、ヒカリオーソ、グレンツェント、ハルディネロ、ブラックジョーら13頭。川崎競馬場1600mで行われるSIII戦。このレースは勝負度D(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。
※メルマガ読者の方は「先週の重賞回顧」にパスワードが掲載されています。
コロナの影響でなんだかヤングジョッキーズシリーズというか、マイナージョッキーズシリーズみたいなレースになっちゃいましたね。
スパーキングサマーカップ2020の予想と見解です
複数の騎手にコロナの陽性反応が出た影響で、1週遅れで行われるスパーキングサマーカップ。
出走馬はほぼ同じも、ガラッと変わったのが騎手。出走馬13頭のうち11頭が乗り替わり、それもほとんどがマイナー騎手のテン乗りで、馬の能力と同時に騎手がどう乗るかを読むのも非常に重要な一戦になったと言えるか。
馬も一長一短の組み合わせで難解ではあるが、ここはこのレースが今後に向けて試金石になりそうな馬から入りたい。それでは予想にいきましょう。本命は…
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ヒカリオーソの復活に期待する
年明けの川崎記念で2着に好走し、今年は飛躍の一年になるかと思われたが、その後はブリリアントカップ競走中止→帝王賞11着→マイルグランプリ10着と散々な結果に。それでもブリリアントカップは鼻出血、帝王賞とマイルグランプリは鞍上が途中でレースを諦めており、スランプに陥ったわけでは決してないだろう。事実、中間の調教では抜群の動きを披露しており、状態自体に問題があるように見えない。
大井よりも川崎の方がコンスタントに走れており、コース替わりはプラスに捉えて良さそう。テン乗りの阪上騎手は不安だが、近2走の山崎騎手は仕事をしていないので、先入観なく乗れるという点においては乗り替わりをプラスに考えるのもアリかもしれない。人気が落ちることを考えても、買うべきタイミングは今回だろう。
相手はグレンツェントが堅実に走ってきそう
南関東に移籍して以降、マイル重賞では
19年マイルグランプリ2着
20年川崎マイラーズ1着
20年京成盃グランドマイラーズ3着
20年マイルグランプリ2着
と複勝率100%をキープ。しかも勝利を挙げているのが川崎1600mで行われた川崎マイラーズで、同条件の今回は評価を下げる理由が何も見当たらない。この騎手の顔ぶれなら伊藤騎手(昨年、重賞初勝利を挙げ、川崎の若手のホープ的存在)はむしろ信頼できる方だろう。
3番手は好枠を引いたトロヴァオ
何度か書いている通り、南関東では1~4枠【4.3.2.5】、5~8枠【0.1.1.10】と明暗が分かれており、4枠4番を引いた今回は走る番と見て良さそう。乗り難しさはあるが、このメンバーで町田騎手が騎乗できるのは頼もしい。
ハルディネロは3連勝で本格化ムード。前走スパーキングサマーチャレンジで6馬身差をつけたブラックジョーがその後、連勝していることを考えても、なかなか強いパフォーマンスだった。再度、ブラックジョーとの主導権争いになりそうだが、被されなければ、2番手追走でも力を出し切れるはず。
リッカルドは地元馬同士のマイル路線ならまだまだ走れる。3走前の川崎マイラーズでは勝ち馬グランツェントから0.5秒差の2着。ここもグレンツェントが出走しているので勝ち切るのは難しいかもしれないが、馬券圏内なら再びチャンスがあってもいいだろう。
最後にブラックジョー。3走前のスパーキングサマーチャレンジではハルディネロに完敗しているが、当時折り合いを完全に欠きながらの追走でもあった。100mの距離延長は決してプラスではないものの、鞍上とのコンタクトが取れれば、3走前以上のパフォーマンスを見せてもいい。
スパーキングサマーカップ2020の印
◎⑩ヒカリオーソ
〇①グレンツェント
▲④トロヴァオ
△⑪ハルディネロ
△②リッカルド
△⑥ブラックジョー
3番エスケイアリュール…A2で苦戦続き。重賞では荷が重い。
5番グランドサッシュ…名古屋での3戦を見る限り、南関東の重賞で通用するレベルではないだろう。
7番アンサンブルライフ…今年の川崎マイラーズでは4着に健闘しているが、今回は当時よりも骨っぽいメンバー。上位争いに加わるまでは難しいはず。
8番トキノパイレーツ…昨年のスパーキングサマーカップ勝ち馬だが、その後はややトーンダウン。近走はオープンでも勝ち切れないレースが続いており、今年は上位争いに加わるのも難しそう。
9番ジョーストリクトリ…重賞では苦戦続きの現状。騎手起用を考えても(今年2勝しか挙げていない半澤騎手)、あまり期待されていないのでは。
12番ミキノトランペット…前走橘オープンではブラックジョー、トキノパイレーツらに完敗。このメンバーでは荷が重いだろう。
13番ドウディ…転入初戦の橘ステークスでは勝ち馬ブラックジョーから3.8秒差の最下位に敗退。ダート適性に疑問が残る。
スパーキングサマーカップ2020の買い目
◎ヒカリオーソは確かに鞍上が不安ですが、ほかも似たり寄ったりですし、なにより今年の交流G1で2着に好走した馬が、地元馬同士の重賞で単10倍程度つくのはさすがに買いなのではないでしょうか(さすがにもっと下がるとは思いますが)。調教でも抜群に動いていますし、ここは復活に期待しましょう。
【参考買い目】
馬連:◎ー〇▲△△△(5点)
馬単:◎→〇▲△△△(5点)
馬のキャラ的に中途半端に好走することはないと見ているので、最低でも2着以内を条件に馬連、馬単で勝負。本線はリッカルドまでです。同枠にハルディネロがいるので、馬連、馬単の方がつくと思いますが、枠連、枠単との選択は臨機応変に。
3連単:◎→〇▲⇔〇▲△△△(14点)
3連単はヒカリオーソが勝ち、グレンツェントorトロヴァオが2、3着に入り、相手に印を打った馬が入る組み合わせを買いたいですね。
スパーキングサマーカップ2020の予想でした。