@h_r_p_studio さんの写真。)

皐月賞2019の予想考察です。

皐月賞2019の出走予定馬は、サートゥルナーリア、ダノンキングリー、アドマイヤマーズ、ヴェロックス、ニシノデイジーなど。中山競馬場芝2000mで行われる3歳限定のG1戦です。

桜花賞は朝日杯フューチュリティステークス以来のグランアレグリアが勝利。タフな阪神芝1600mをこなせるイメージがなかったですが、終わってみれば、展開も馬場も大きくアシストしましたね。馬券は◎ダノンファンタジー○クロノジェネシスの2頭軸で攻めましたが、3、4着でハズレ。それでもオークスで買いたい馬がハッキリしたので、オークスではぜひリベンジしたいと思います。

平場の方はヒットしたレースがいくつかあったものの、勝負度低めのレースが多く、不完全燃焼。今週は勝負度高めのレースも重賞もビシッと仕留めたいですね。

皐月賞は昨年、現地観戦で過去最高の払い戻し、回収率を達成したレース。今年も昨年に続いて難解ですが、1週間じっくりと考えていきたいと思います。

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皐月賞2019の予想のポイント

淀みなく流れての持久力戦

皐月賞は淀みなく流れての持久力戦になりやすいレース。

過去5年の前後半1000mの時計は、

18年59.2-61.6(上り37.3秒)
17年59.0-58.8(上り34.5秒)
16年58.4-59.5(上り35.6秒)
15年59.2-59.0(上り34.7秒)
14年60.2-59.4(上り35.3秒)

と前後半でおおむねバランスが取れています。

昨年はラップだけ見ると、極端なハイペースですが、アイトーン、ジュンヴァルロ、ジェネラーレウーノが後続を大きく引き離していたため、実質的にはミドル~スローに近いペースでした。

皐月賞の舞台は、コーナー4回の中山芝2000m。一見、立ち回り、器用さが問われると思うかもしれませんが、緩みのない流れになることが多いので、総合力がしっかりと問われるレースといえるでしょう。

ただし、今年は逃げ馬がランスオブプラーナのみ。同馬は、近2走で前半1000m通過60.7秒で通過していますし、同馬がすんなりなら14年に近いスローペースになるかもしれません(14年はイスラボニータ→トゥザワールド→ウインフルブルームで決まり、3頭はすべて4コーナー4番手以内に位置していた)。

距離延長組が優位

以下にまとめたのは過去5年の皐月賞の前走距離別成績です。

◆過去5年の皐月賞の前走距離別成績(14~18年)

同距離、今回延長(距離延長)、今回短縮(距離短縮)で分けると、

距離延長組が優位という結果に。

なぜ距離延長組が好結果を残しているのかですが、「皐月賞は淀みなく流れての持久力戦になる」ことが大きく関係しているといえそう。この時期の3歳限定の芝2000m以上のレースはほとんどがスローペースなので、道中のペースで緩みが生じにくい芝1800m以下のレースのほうが皐月賞に直結するのでしょう。

過去5年の勝ち馬は共同通信杯、スプリングステークス、毎日杯のいずれかのレースに出走。特に共同通信杯組は【3.0.0.3】と2頭に1頭が皐月賞で勝利を収めています。

皐月賞2019の予想オッズ

予想オッズも書いていきます。

人気 馬名 単勝オッズ
1 サートゥルナーリア 2.0
2 ダノンキングリー 4.0
3 アドマイヤマーズ 5.3
4 ヴェロックス 7.2
5 サトノルークス 9.5
6 アドマイヤジャスタ 13.1
7 ニシノデイジー 16.5
8 ファンタジスト 19.8
9 シュヴァルツリーゼ 26.8
10 クラージュゲリエ 32.5

1番人気はサートゥルナーリア。今年初戦のレースになりますが、桜花賞で同じく今年初戦で挑んだグランアレグリアが勝利したので、休み明けが嫌われることはないでしょう。単勝はアタマひとつ抜けて2倍前後と予想しています。

2番人気はダノンキングリー。本馬もデビュー以来、無傷の3連勝。共同通信杯では2歳王者アドマイヤマーズを楽々と差し切って勝利しましたし、2番人気は確定的でしょう。単勝は4倍前後を予想しています。

3番人気はアドマイヤマーズ。昨年の2歳王者で、デビュー以来、【4.1.0.0】と安定した成績。共同通信杯ではダノンキングリーに敗れましたが、休み明け、斤量差もあったので、あの一戦だけで人気が大きく落ちることはないはず。単勝は5倍台前半と見ています。

以下、ヴェロックス、サトノルークス、アドマイヤジャスタ、ニシノデイジー、ファンタジスト、シュヴァルツリーゼ、クラージュゲリエと続きそうです。

皐月賞2019のイチオシ馬は…

昨年の皐月賞は展開で結果がすべて決まったようなレースでしたが、今年も展開がカギになりそう。ランスオブプラーナがすんなりと逃げる形になれば、極端なスローペースもありえるかもしれません。その辺は枠順確定後にじっくりと考えるとして、現時点で面白いと思っているのは、

ファンタジスト

です。

前走スプリングステークスではしっかりと折り合い、上り最速タイの脚で2着に好走。今年初戦、余裕残しの状態であれだけ走れれば、上出来でしょう。2歳時は早熟タイプだと思っていましたが、新馬から馬体重が40キロ近く増えていますし、成長していると判断して良さそう。ロードカナロア産駒らしくレースセンスが高く、俊敏性がウリ。勝ち切るかはともかく、馬券圏内に加わるチャンスは大いにあるはずです。

以上、皐月賞2019の予想考察でした。