@h_r_p_studio さんの写真。)

札幌記念2019の予想考察です。

札幌記念2019の出走予定馬は、フィエールマン、ワグネリアン、ブラストワンピース、サングレーザー、クロコスミアなど。札幌競馬場芝2000mで行われるG2戦です。毎年、ハイレベルな一戦になりますが、今年も事実上、G1といってもいい錚々たるメンバーがそろいましたね。

8月2週目、お疲れさまでした。

7月1週目の七夕賞の特大馬券以降、ぼちぼちな週が続いていましたが、先週の土曜日は大敗。「今週はプラスで終えられないかも…」と頭によぎりましたが、大事なのは今週ではなく通算だからコツコツと買って行こうと心に言い聞かせていたのですが、日曜日の最初の勝負度Cの札幌6レースでまさかの展開が待っていました。

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≪札幌6レース 1勝クラス 勝負度C(自信度★☆☆☆☆ 妙味度★★★★★)≫

◎⑬ウォーターエデン<次走注目>(10番人気1着
○⑥クリノアリエル
▲⑩スズカフェラリー
△⑪ラフェリシテ
△②デンセツノマジョ(9番人気2着
△④ギンコイエレジー
×⑫ファストライフ
×①フィブロライト
×⑨エピローグ
×③シャンデフレーズ(4番人気3着

ここは人気的に次走注目馬のウォーターエデンが面白いだろう。前走は出遅れ→最後方追走→大外ぶん回しでレースに参加できず。それでも上り2位タイの脚で前との差を詰めており、流れに乗れていれば、上位争い必至の内容だった。2走前のあやめ賞も直線で前が詰まりながらメリーメーキング(その後、1勝クラスを制し、2勝クラスでも3着に好走)らと差のない競馬をしており、能力は間違いなく現級で通用するだけのものがある。距離延長、枠順、鞍上等で不安がないといえば嘘になるが、少なくても二ケタ人気になるような馬ではない。

相手はクリノアリエル。再転入初戦の前走で牡馬相手に2着に好走。牝馬限定戦になれば、当然勝利のチャンスがあるだろう。ただし、前走で馬体重が大幅に減っていたので、馬体重の増減はしっかりとチェックしたい。

3番手はスズカフェラリー。新馬が札幌芝1500mで圧勝しており、同コースへの適性が高そう。近走は芝1200mで脚を余す競馬が続いており、距離延長でいかにもパフォーマンスを上げてきそうだ。

以下、前走同条件の羊ヶ丘特別で2着に好走したラフェリシテ、捌きひとつのデンセツノマジョ、ギンコイエレジーも差はない。

馬券は3連複で1列目にウォーターエデン、2列目にクリノアリエル、スズカフェラリー、ラフェリシテ、デンセツノマジョ、ギンコイエレジー、3列目に印を打った馬へ流したい(ワイド5点でもOK)。混戦ムードでひと波乱ありそう。あとは馬連、馬単を押さえる。3連単は相手に信用できそうな馬が見当たらないので、少点数だと買いづらいですね。勝負度CとDで迷いましたが、想像以上に人気がないのでここは強気に買ってみます。

【参考買い目】

3連複:◎ー○▲△△△ー○▲△△△××××(30点) 445倍的中

馬連:◎ー○▲△△△(5点)223.7倍的中

馬単:◎→○▲△△△(5点)411.7倍的中

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(日曜日はお盆の特大ボーナスが入ったため、WIN5に約1万円使っています・苦笑)

◎ウォーターエデンは抜群のスタートを決めて2番手を確保した時に「よしっ!」と内心ガッポーズをしました。馬の力は間違いないと思っていたので、あとは後続勢のプレッシャーを受けずに運んでくれれば…と思っていたのですが、淡々とした流れに乗り、これ以上ない展開になりました。

当たる時は当たる。

競馬というのは本当にそういうもんだなと思いました。

もちろん14頭立ての10番人気の穴馬だったので期待はしていましたが、ゲートをちゃんと出ること、位置を取りにいくことは天気予報と同じである程度の予測はできても(枠順の隊列や騎手キャラから)、それがハズれることもしばしば。

大切なのはやはりコツコツと諦めずに買っていくことだなと改めて思いました。そうすれば、チャンスは自ずと向こうからやってきます。

ただ先週は反省するレースもいくつかあり、エルムステークスは、ブログで本命予定として扱っていたモズアトラクションと妙味が一番あると思っていたハイランドピークで決着。

馬券はグリム、ハイランドピークの2頭軸で流していたのですが、ハイランドピークが買いたいなら素直にハイランドピークから入るべきでした。

買いたい馬を明確にする。

その点を肝に銘じつつ、今週末の競馬に改めて取り組んでいきたいと思います。

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札幌記念2019の予想のポイント

1.差し、追い込みが意外と届くレース

札幌記念の舞台は札幌芝2000m。

逃げ、先行勢に有利なコースとして知られていますが、この札幌記念では差し、追い込みがよく届いています(以下参照)。

◆過去5年の札幌記念3着以内馬(14~18年)

上にまとめたのは、過去5年の札幌記念3着以内馬(14~18年)。

3着以内馬15頭のうち実に12頭が「3コーナー6番手以下」で通過。

小回りコースらしからぬ差し、追い込みがバンバンと決まっていることが分かります。

かつては最後方追走のゴールドシップと後方2番手追走のハープスターがワンツーを決め、昨年は古馬になって完全にズブいキャラになっていたマカヒキが2着に好走。

小回りコースらしい立ち回り力が全く要求されないわけではないですが、ペースが平均以上で流れやすいため、純粋なポテンシャル勝負になりやすいのでしょう。

ただし、今年は有力各馬が差し、追い込みタイプばかり。極端な消耗戦になりそうもなく、例年以上に先行力や立ち回り力が要求されるレースになるかもしれません。

先週のエルムステークスもそうですが、レース傾向にあまり縛られず、求められる適性や能力は出走馬に重きを置いて考えたいですね。

2.近年は春のG1路線組が優勢

札幌記念はひと昔前であれば、夏の上り馬がここをステップに秋の飛躍を狙う意味合いが強いレースでしたが、近年では春のG1に出走した馬の参戦が目立ち、実績馬が秋初戦を前倒ししてここから始動するケースが目立っています。

過去5年の札幌記念3着以内馬(14~18年)の前走レースを見ても、大阪杯、安田記念など春のG1路線組の活躍が目立っています(以下参照)。

◆過去5年の札幌記念3着以内馬の前走レース(14~18年)

昨年は

1着サングレーザー(前走安田記念
2着マカヒキ(前走ジャパンカップ
3着モズカッチャン(前走ドバイシーマクラシック

で決着。

これは現代競馬の傾向でもありますが、間隔が空いていてもあまり気にしなくていいといえるでしょう。

札幌記念2019の予想オッズ

予想オッズも書いていきます。

人気 馬名 単勝オッズ
1 フィエールマン 2.1
2 ワグネリアン 3.3
3 ブラストワンピース 5.1
4 サングレーサー 5.9
5 ペルシアンナイト 14.6
6 クロコスミア 15.2
7 ステイフーリッシュ 27.4
8 ランフォザローゼス 32.0
9 サクラアンプルール 33.4
10 クルーガー 38.1

1番人気はフィエールマン。デビューから変則的なローテーションを歩んでいるため、あまり王者のイメージがありませんが、デビュー以来、連対を一度もハズしたことがない馬。凱旋門賞のステップレースとはいえ、戦績の安定感から1番人気に推されるでしょう。単勝は2倍台前半と予想します。

2番人気はワグネリアン。言わずと知れた昨年の日本ダービー馬で、今年初戦の大阪杯では3着に好走。これまで休み明けでもしっかりと結果を残しているので、再度間隔が空いての一戦でも割り引かれることはないでしょう。単勝は3倍前半と予想します。

3番人気はブラストワンピース。今年に入って大阪杯6着→目黒記念8着と不本意な競馬が続いていますが、なんといっても昨年のグランプリホース。川田騎手への乗り替わりは合いそうですし、近2走の敗戦だけで人気が大きく落ちることはないでしょう。単勝は5倍台前半と予想します。

以下、サングレーザー、ペルシアンナイト、クロコスミア、ステイフーリッシュ、ランフォザローゼス、サクラアンプルール、クルーガーと続きそうです。

札幌記念2019のイチオシ馬は…

今年の札幌記念は有力各馬がすべて差し、追い込み馬なのがポイントになりそう。フィエールマン、ブラストワンピースにとっては凱旋門賞のステップレースですし、だからこそ勝たないといけない面はあるかもしれませんが、無茶な競馬をしてくるとも思えません。ペース次第ではひと波乱があってもいいでしょう。現時点の本命予定馬は、

クロコスミア

です。

昨年のズブズブの差し、追い込み決着だった札幌記念でも勝ち馬サングレーザーから0.7秒差の8着に粘り込んだ馬。かつては同コースで逃げて圧勝歴もありますし、コース適性に関しては文句なしでしょう。春は不本意な競馬が続きましたが、この条件で展開の後押しがあれば、牡馬に一泡吹かせるシーンがあるかもしれません。

以上、札幌記念2019の予想考察でした。