ＮＨＫマイルカップ2023の予想です。

ＮＨＫマイルカップ2023の出走馬は、カルロヴェローチェ、ダノンタッチダウン、ドルチェモア、エエヤン、オオバンブルマイ、モリアーナなど17頭。東京芝1600mで行われる３歳限定のＧ１戦です。

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ＮＨＫマイルカップ2023の予想です

混沌としている現３歳牡馬のマイル路線。その最大の要因は昨年の朝日杯フューチュリティステークス組の低迷だろう。勝利を収めたドルチェモアは次走ニュージーランドトロフィーで７着に敗れ、２着ダノンタッチダウンは次走皐月賞で条件が合わなかったとは言え、最下位に敗退。昨年の２歳牡馬チャンピオン決定戦のレースレベルに大きな疑問符が付く結果となった。

そこでレースのカギを握りそうなのが牝馬の存在。前哨戦のニュージーランドトロフィーでは２、４、５、６着に牝馬が入っており、牡馬混合のマイル重賞では牝馬優勢の雰囲気が漂っていた。そもそもＮＨＫマイルカップは牝馬の活躍が目立つレース。今年は牝馬中心に組み立ててみたい。

本命は２歳時から素質を買っているモリアーナ

東京芝1600mのデビュー戦の勝ちっぷりが印象的で、次走注目馬に推した馬。暮れの阪神ジュベナイルフィリーズでも本命を打って期待したが、外から馬が次々と寄せてきたことで折り合いを完全に欠いてしまい、力を発揮できずの敗戦。それでも年明けのクイーンカップでは内で脚を溜めると、上り最速の脚を繰り出してハーパー（桜花賞４着）、ドゥアイズ（桜花賞５着）からタイム差なしの３着に好走。折り合いさえつけば、現３歳牝馬のマイル路線ではトップクラスのポテンシャルを秘めている。前走ニュージーランドトロフィーでは３着に終わったものの、14番ゲートから終始、外々を回される厳しい競馬だったことを考えると、負けて強しの一戦だった。今回はクイーンカップ同様に内目の枠をゲットし、内で脚を溜められそう。この手の癖馬には心強い鞍上に乗り替わることを考えても、ここは前走以上の走りを期待していいのではないか。道中は位置取りに拘るよりリズム重視で運びたい。

相手も同じ３歳牝馬のウンブライル

前走ニュージーランドトロフィーではブリンカー着用の効果があったのか、外からしぶとく伸びて２着に好走。東京コース替わりは問題なく、引き続きブリンカー着用なら侮らない方がいいだろう。

３番手はダノンタッチダウンの巻き返しがありそう

前走皐月賞では最下位に敗れたが、一気の距離延長、特殊な重馬場などで力を発揮できず。今回はワンターンコースの外枠という本馬にとってベストな条件が揃ったので、ここはガラリ一変を期待していいだろう。ただ朝日杯フューチュリティステークスのレースレベルが低かったこと、前走同様に道悪になりそうなのはマイナスポイントか。

ナヴォーナは東京芝1600mの新馬を強烈な末脚で勝利。前走アーリントンカップでは７着に終わったものの、まだ隠れたポテンシャルがありそうな印象を受けた。近親にシュネルマイスター、サリオスらのＧ１ホースがいる良血馬。キャリア３戦目でパフォーマンスを上げてくれば、今年のメンバーなら通用しても驚けない。

オオバンブルマイは地味な存在も、キャリア４戦で重賞２勝を挙げており、侮らない方が良さそう。前走アーリントンカップは２着セッションの勝ちパターンを差し切る強い内容だった。切れるタイプではないので、当日の雨予報は大いに歓迎だだろう。

カルロヴェローチェはファルコンステークスで２着に終わるも、直線で追い出しが遅れており、やや消化不良の競馬。今回は外目からスムーズに末脚を伸ばせそうで、前走以上の走りを期待していいだろう。ただレーン騎手騎乗で売れ過ぎている感があり、人気を考慮すると積極的に買う気にはなれない。

シングザットソングはマイルだと１ハロン長い印象を受けるが、今回は桜花賞よりメンバーレベルが落ちるので、上位争いに加わるチャンスはあるだろう。上手く内で脚を溜めたいところ。

ドルチェモアは脚質的に強気になれないが、控えても競馬を組み立てられるタイプ。前走ニュージーランドトロフィーは逃げたのが裏目に出たかもしれず、好位外目でリズムよく運べれば、巻き返しの余地はある。

シャンパンカラーは前走ニュージーランドトロフィーで３着に好走。東京芝1600mでは２戦２勝と相性が良く、マイルで崩れていないことを考えても、押さえておきたい１頭だ。

セッションは前走アーリントンカップが買い時だった感はあるものの、道悪で行われそうなのは本馬にとってプラス。アーリントンカップ組の上位勢は展開や位置取りひとつで着順が入れ替わりそうなので無理に嫌う必要はないか。

ショーモンは前走アーリントンカップで３着に好走。同組のオオバンブルマイ、セッションを買う以上、本馬も押さえるのが筋だろう。

ＮＨＫマイルカップ2023の印です

◎②モリアーナ
〇③ウンブライル
▲⑱ダノンタッチダウン
△⑨ナヴォーナ
△⑩オオバンブルマイ
△⑮カルロヴェローチェ
×⑤シングザットソング
×⑬ドルチェモア
×⑪シャンパンカラー
×⑧セッション
×④ショーモン

以上、ＮＨＫマイルカップ2023の予想でした。