習志野きらっとスプリント2021(船橋)の予想です。
習志野きらっとスプリント2021の出走馬は、キャンドルグラス、アドバイザー、ジョーロノ、コパノフィーリング、アザワク、ダノングッドなど14頭。船橋競馬場1000mで行われるSI戦。このレースは勝負度C(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★★☆)を予定しています。
今年の船橋記念勝ち馬でダートグレードの常連でもあるキャンドルグラスを筆頭に、ダート短距離で無類の強さを誇るアドバイザー、3歳でピカイチのスピードを持つジョーロノ、JRAからの転入初戦がインパクトのある勝ち方だったコパノフィーリング、門別の快速スプリンター・アザワク、園田FCスプリントで衝撃の圧勝劇を見せたダノングッドなど、SIに相応しい多士済々のメンバーが揃いましたね。
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習志野きらっとスプリント2021の予想と見解です
船橋1000mは、適性の差が如実に表れやすいコース。
かつて船橋記念ではナイキマドリードが4連覇の金字塔を打ち立て、習志野きらっとスプリントでもラブミーチャンが3連覇を成し遂げた。
今年の習志野きらっとスプリントで言えば、キャンドルグラスが同コースで重賞2勝を含む【3.1.0.0】と無類の強さを見せており、今年の船橋記念に続いて同馬を巡る争いになるだろう。
それでもキャンドルグラスはダート1000mに抜群の適性があると言うよりも、能力の高さとレースセンスの上手さで適性面をカバーしている印象があり、好メンバーが揃った今回は必ずしもアタマ鉄板とは言えないだろう。ここはキャンドルグラスの能力と安定感に一目置きつつも、逆転が期待できそうな馬から入ってみたい。それでは予想にいきましょう。本命は生粋のスプリンターである…
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アザワクの逃走劇に期待したい
昨年の習志野きらっとスプリントにも参戦し、4着に敗れたものの、スタートから勝ち馬ノブワイルドと馬体をピッタリと合わせて後続を大きく引き離して競い合い、3コーナーではすでに外から交わされる厳しい展開に(以下参照)。
◆20年習志野きらっとスプリントの3コーナー
それでも直線に入ってからも2番手をキープし、キャンドルグラス、フランシスコダイゴに交わされたのはゴール手前。今年もメンバー的に楽逃げは叶いそうにないものの、ダートグレード勝ち馬であるノブワイルド級の馬は見当たらないので、本馬が先手を主張し、終始併走する形にさえならなければ、キャンドルグラスが差し込んでくる前にゴール版に飛び込むシーンは十分に想像がつく。2走前の北海道スプリントでもラスト1ハロンまでは先頭をキープしており、ダート1000mなら現役の地方馬では最強なのではないか。
相手は普通に走れば、キャンドルグラスの勝ち負けが濃厚だろう
冒頭にも書いたが、船橋1000mでは重賞2勝を含む【3.1.0.0】と無類の強さを見せており、ノブワイルド以外に先着を許したことはない。毎回、突き放して勝つタイプではないものの、裏を返せば、勝負強いことの表れで、ここはアザワクに逃げ切りを許すシーン以外、負ける姿が想像つかない。今年の船橋記念で着差だけなら接戦だったアドバイザーとはそもそも同斤量になるので、着差は広がる一方だろう。
3番手はダート界の新星・アドバイザー
デビュー以来、【13.5.1.1】と無類の安定感を見せている馬。テン良し、中よし、終いよしの天性のスプリンターで、ここも大崩れなく走ってくるイメージが浮かぶ。ただ船橋記念では勝ち馬キャンドルグラスより4キロもアドバンテージを貰いながら敗退してしまい、今回は同斤量での対戦。常識的に考えると、キャンドルグラスとの逆転はほぼ不可能だろう。それでもキャンドルグラスを除けば、優位な存在と言える。
コパノフィーリングは転入初戦の閃光スプリントで鮮やかな差し切り勝ちを披露。今回は相手関係がグッと強化されるものの、追って味があるのは魅力で、もう一段上のパフォーマンスを見せて展開面での後押しがあれば、馬券圏内に届いてもいいか。
ジョーロノは鞍上が徹底先行マンの左海騎手なので、ハナを奪いに行くと思うが、ダートグレードでも楽に先手を奪えるアザワクのゲート力、ダッシュ力の方が上のはず。前走優駿スプリントのように楽逃げを打つのは難しいだろう。
最後にダノングッド。南関東所属時は結果が出なかったものの、高知移籍後の活躍は地区レベルの違いというよりも、馬が調子と自信を取り戻した印象。前走園田FCスプリントのパフォーマンスも圧巻で、南関東在籍時の走りを基準にしない方がいいだろう。
習志野きらっとスプリント2021の印
◎⑥アザワク
〇⑩キャンドルグラス
▲⑦アドバイザー
△⑤ジョーロノ
△③コパノフィーリング
△⑪ダノングッド
1番ブランオラージュ…JRAの1勝クラスを勝利して兵庫に移籍。移籍3戦目の重賞・園田FCスプリントで2着に好走するも、高知からの刺客・ダノングッドに完敗だった。南関東の重賞ではさすがに分が悪いだろう。
2番クルセイズスピリツ…習志野きらっとスプリントは4年連続の出走で、18年2着、19年5着、20年6着と成績が下降気味。そもそも古馬になってからオープン特別でしか好走しておらず、今年も苦戦必至だろう。
4番ダンディーヴォーグ…今年の船橋記念2、3着馬アドバイザー、カプリフレイバーに完敗しており、このメンバーでは明らかに分が悪い。
9番ポッドギル…昨年の習志野きらっとスプリントにも出走し、勝ち馬ノブワイルドから0.5秒差の5着。決して弱い馬ではないものの、前走川崎スパーキングスプリントではカプリフレイバー、ダンディーヴォーグに先着を許しており、このメンバーでは分が悪いはず。
12番ニシノラッシュ…高知のC3を勝ち切れない中、何故か南関東に移籍。ゲートから数歩で置いていかれるのでは。
13番フランシスコダイゴ…昨年の習志野きらっとスプリントで3着に好走するも、その後が鳴かず飛ばずの状態。前走閃光スプリントでは最下位に敗退しており、今年も上位争いを期待するのは酷だろう。
14番ダノンジャスティス…前走園田FCスプリントではダノングッド、ブランオラージュに次ぐ3着。南関東の重賞では明らかに分が悪い。同一馬主でもあるダノングッドの帯同馬だろう。
習志野きらっとスプリント2021の買い目
ここはキャンドルグラスが馬券圏外に飛ぶことはあまり考えられないので、◎アザワク〇キャンドルグラスの2頭軸で攻めたいと思います。◎アザワクは多少無理してでも行き切って欲しいですね。
【参考買い目】
3連複:◎ー〇ー▲△△△(4点)…本線は印上位3頭の組み合わせ
馬連:◎→〇(1点)
馬単:◎→〇(1点)
3連単:◎→〇→▲△△△(4点)…同上
馬券はまず3連複でアザワク、キャンドルグラスから印を打った馬へ(ワイド1点でもOK)。本線は印上位3頭の組み合わせです。あとは馬連、馬単を押さえつつ、ボーナス3連単は◎→〇→印で入る組み合わせを買いたいですね。
習志野きらっとスプリント2021の予想でした。