プラチナカップ2021(浦和)の予想です。

プラチナカップ2021の出走馬は、アンティノウス、グランドボヌール、ベストマッチョ、ダノンレジーナ、ヴァケーションなど11頭。浦和競馬場140mで行われるSIII戦。このレースは勝負度D(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。

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プラチナカップ2021の予想と見解です

今年で創設4年目を迎える浦和1400mのSIII重賞・プラチナカップ。

ここまでの3回を一言で表せば、「地元で圧倒的な強さを誇る小久保軍団が他地区を迎え撃つレース」と言っていいだろう。

過去3年の小久保厩舎所属馬は、

20年2番人気3着ダノンレジーナ
19年3番人気1着ノブワイルド
18年2番人気2着ウェイトアンドシー

と毎年、3着以内馬が誕生しており、送り出した馬の数を考えると、ヒット率はやや悪いように見えるが、それでも毎年馬券に絡んでいるのはさすが小久保厩舎と言ったところか。

今年の小久保軍団は、ダノンレジーナ、グランドボヌールの2頭。

グランドボヌールが逃げ、ダノンレジーナが追うといういつも通りの小久保包囲網を敷いてくるはずで、他地区のベストマッチョらがその網をかいくぐっていかに上位争いに加われるかが焦点だろう。

それでは早速、予想にいきましょう。本命はアタマで期待したい…

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グランドボヌールの逃走劇があると見た

19年サマーチャンピオンでダートグレード初勝利を挙げるも、その後はJRAで鳴かず飛ばずの成績になり、小久保再生工場へ。転入して2戦はサッパリの走りだったが、前走浦和スプリントオープンで復活を予感させる快勝。高速馬場の恩恵を受けたとは言え、勝ち時計1分24秒1は、過去3年のプラチナカップの勝ち時計を遥かに上回っており、1999年にセタノキングがさきたま杯でマークしたレコードに0.2秒せまるほど(まともに追っていれば、レコードが出ていたのでは?)。明らかに転入後の2戦とは一変する走りだった。

小久保厩舎と言えば、G1馬まで登りつめたブルドッグボスを筆頭に、JRAからの移籍で復活した馬は枚挙にいとまがない。本馬もいかにもその匂いがし、終わってみれば、「小久保再生工場恐るべし」という結果になるのではないか。ダートグレードでもバリバリ走ってきたベストマッチョは確かに強いものの、意外と勝ちに遅いタイプではあるので、本馬が行き切ってそのままというシーンは十分にあると見た。

相手はベストマッチョがさすがに有力だろう

昨年のプラチナカップではダノンレジーナに完勝しており、前走さきたま杯もいかにも負けて強しの競馬。コーナー4回の1400mがベスト条件で、浦和1400mで地元馬同士なら簡単には負けないだろう。それでも地方転入後に勝利を挙げたのは昨年のプラチナカップのみで、ダートグレード中心に走ってきたのもあるが、アタマ鉄板とまでは言えないのではないか。ここはグランドボヌールが逃げ、ベストマッチョが追いかけ、隊列そのままの行った行ったに期待したい。

3番手はダノンレジーナが堅実駆けだろう

距離が気持ち長い1800m以上のレースを除けば、ダートでは【17.1.1.0】と抜群の安定感を誇っている馬。テン良し、中良し、終い良しで欠点という欠点がなく、毎回確実に走ってくる。それでも今回は牡馬相手になるのがポイントになりそう。昨年のプラチナカップでは3着に終わっており、牡馬混合重賞で勝ち切るのはそう簡単ではないだろう。前走同条件のしらさぎ賞では川崎マイラーズ8着のルイドフィーネとタイム差なしだった。

最後にウワサノシブコ。古馬のオープン級相手にどこまで通用するか疑問も、浦和1400mはケラススヴィアを下したユングフラウ賞を含み2戦2勝。距離短縮は間違いなくプラスで、斤量差を生かせば、3着なら届いてもいいのではないか。

プラチナカップ2021の印

◎⑤グランドボヌール
〇⑦ベストマッチョ
▲⑨ダノンレジーナ
△⑩ウワサノシブコ

1番ミヤケ…前走スパーキングプラチナチャレンジは差しが決まりやすい馬場で、馬場の恩恵を多分に受けての勝利。重賞では力負けするはず。

2番マムティキング…大井では堅実な末脚を披露しているが、今回は浦和コース。過去に19年ニューイヤーカップ4着の実績があるので、浦和コースがダメとは言えないものの、大井1400mでこそのイメージがあり…。脚質的にも前が残る展開では馬券圏内に届かないだろう。

3番アンサンブルライフ…かつてはダートグレードでも馬券圏内に好走したことはあったが、近走はオープンでも大敗続き。苦戦必至だろう。

4番アンティノウス…立ち回り力があるので、マムティキングよりは好走の可能性がありそうだが、オープン大将的なイメージがあり、重賞ではワンパンチ足りないのでは。積極的に買いたい要素がない。

6番マイネルズイーガー…浦和転入後、大敗続きで、そもそものダート適性に疑問。

8番デイジーカーニバル…3歳時はその走りに惚れたものの、古馬になって伸び悩んでしまった。とりわけ昨年以降は大敗続きで、ここも苦戦必至だろう。

11番ヴァケーション…かつての2歳ダートチャンピオンも、古馬になってから勝ち星なし。このメンバーなら足りても不思議ではないが、積極的に買いたい要素がない。3走前の浦和1400mで行われたプリムローズ賞ではティーズダンクに先着を許している。

プラチナカップ2021の買い目

ここはグランドボヌール、ベストマッチョの2頭軸で勝負したいと思います。グランドボヌールは生涯成績【7.1.1.24】の通り、ピンかパーかのタイプなので、馬券圏内ならアタマの可能性が高いことを馬券にしっかりと落とし込みたいですね。

【参考買い目】

馬連(or枠連):◎ー〇(1点)

馬単(or枠単):◎→〇(1点)

3連単:◎〇→◎〇▲→◎〇▲(4点)…本線はグランドボヌールとベストマッチョのワンツー

3連単:◎〇→◎〇→△(2点)

馬券はまず馬連&馬単でグランドボヌールとベストマッチョの行った行ったで決まる組み合わせ。あとは3連単でグランドボヌールorベストマッチョが勝利し、印上位3頭で決まる組み合わせと、グランドボヌールとベストマッチョのワンツーで入り、3着にウワサノシブコが入る組み合わせも少しだけ買いたいですね。

プラチナカップ2021の予想でした。