@h_r_p_studio さんの写真。)

南部杯2018(盛岡)の予想です。

南部杯2018の出走馬は、JRAからノンコノユメ、メイショウウタゲ、ベストウォーリア、ゴールドドリーム、ノボバカラ、ルヴァンスレーヴ、オールブラッシュが出走。地方勢は、ロジストーム(岩手)、ミッキーヘネシー(高知)らが迎え撃ちます。盛岡競馬場ダート1600mで行われるJpnI戦。このレースは勝負度D(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。地元の大将格ベンテンコゾウ、エンパイアペガサスが出走しないのは寂しいですね…

※メルマガ読者の方は日曜日夕方に配信した「明日の重賞予想」にパスワードが掲載されています。

地方重賞の直前の変更などもLINEでお知らせいたします。

友だち追加

南部杯2018の予想と見解です

国内で行われる古馬のダートマイルG1は3つ。フェブラリーステークス、かしわ記念、南部杯。この3つのレースの勝ち時計を比較すれば、南部杯の特徴が色濃く浮かび上がってくる。

●17年
南部杯 1分34秒9(稍重)
かしわ記念 1分39秒9(良)
フェブラリーS 1分35秒1(良)

●16年
南部杯 1分33秒5(稍重)
かしわ記念 1分39秒2(稍重)
フェブラリーS 1分34秒0(重)

●15年
南部杯 1分36秒8(稍重)
かしわ記念 1分37秒4(良)
フェブラリーS 1分36秒3(良)

●14年
南部杯 1分35秒9(良)
かしわ記念 1分39秒2(良)
フェブラリーS 1分36秒0(良)

●13年
南部杯 1分35秒1(良)
かしわ記念 1分37秒8(良)
フェブラリーS 1分35秒1(良)

一般的に「地方ダート=時計がかかる」のイメージがあるかもしれないが、南部杯は国内のマイルG1で最も時計の速い決着になるレース

特に近年の盛岡ダートは時計が一段と速くなっており、ダートグレードが行われているコースのレコードを見ると、

●盛岡コースのレコード
盛岡ダート1200m 1分8秒8(17年クラスターカップ、ブルドッグボス)
盛岡ダート1600m 1分33秒5(16年南部杯、コパノリッキー)
盛岡ダート2000m 2分00秒8(14年JBCクラシック、コパノリッキー)

と盛岡ダート1200m、1600mは16年以降に更新されたもの。盛岡ダート2000mのレコードは14年JBCクラシック以降、更新されていないが、これは単純にJBCクラシックとマーキュリーカップではメンバーレベルがそもそも異なるので、15年以降も盛岡でJBCが行われていれば、更新されていたかもしれない。

時計が出れば出るほど逃げ、先行有利になるわけではないが、今の盛岡は逃げ、先行勢が圧倒的に優位。事実、昨年の南部杯は同年のフェブラリーステークスで14着と大敗したコパノリッキーが上り34.6秒でまとめ、後続は何もできなかった(フェブラリーステークス勝ち馬ゴールドドリームは上り最速の34.4秒でまとめるも5着に追い上げるのが精いっぱいだった)。

今年の南部杯は、ルヴァンスレーヴ、ゴールドドリーム、ノンコノユメの3頭が人気を集めそうだが、3頭ともに差し、追い込みタイプ。この3頭で決まる確率は極めて低いのではないか(というか仮にその3頭で決まっても期待値は明らかに低いので、その3頭の組み合わせを買うメリットは何もない)。それでは予想にいきましょう。本命は…

ここより下は有料記事(200円)とさせて頂いております。

noteよりユーザー名、パスワードをご購入して頂ければ、閲覧できます(新規の方はnoteへの登録が必要です)。

レースが終わったので無料公開しています。

ルヴァンスレーヴが連勝をさらに伸ばす

出遅れ率100%なので不安がないわけではないが、枠順の並びはどう考えても絶好といえそう。スムーズに運べそうな外枠、かつ両隣の馬が前に行きたいので、出たなりで中団の外目にスッと収まるだろう。ユニコーンステークスのレースぶりを見ても、鞍上のM・デムーロ騎手は3コーナーまでに位置を押し上げるはずで、序盤の位置取りは悪くなっても4コーナーでは先頭を射程圏に入れているだろう。ここは能力を素直に信頼したい。

相手は直近4走でG1・3勝のゴールドドリーム

昨年のかしわ記念はスタートで致命的な出遅れがあったことが最大の敗因。今年も昨年並みの出遅れがないとはいえないが、鞍上はソツなく乗ってくれそうなルメール騎手。ここに来て以前よりも融通が利くようになっており、それが成績の安定にもつながっているのだろう。序盤の位置取りはルヴァンスレーヴより前になるはずで、ルヴァンスレーヴが動いたタイミングで一緒に上がっていけば、2頭がそろって追い込んでくるのではないか。

3番手はベストウォーリアに期待

南部杯は5年連続の出走で、過去4回は14年1着、15年1着、16年2着、17年6着という成績。昨年に初めて崩れたが、2着ノボバカラとは0.4秒差で着順ほど負けているわけではなかった。ピークを過ぎたのは明らかだが、ルヴァンスレーヴ、ゴールドドリーム以外とは差がないはず。鞍上とも手が合いそうで、生涯最後の好走があるとすれば、ここだろう。

かしわ記念で期待したオールブラッシュもこの条件なら侮れない。同型ノボバカラとの兼ね合いがカギも、2頭とも控えても競馬はできるので、競い合うことはないだろう。逃げるにせよ番手に控えるにせよ被されない外枠を引けたのは大きな魅力。相手は手強いが、展開ひとつで馬券圏内ならチャンスはある。

最後にノボバカラ。昨年の南部杯2着は正直、上手く行き過ぎた感があったものの、今年も展開と馬場には恵まれそう。上位2頭は手強いが、流れひとつで今年も見せ場以上があってもいいだろう。

嫌いたいのはノンコノユメ。ワンターンの左回り自体は合っているが、フェブラリーステークスでもギリギリ差し切ったくらいで盛岡ではエンジンがかかる前にゴールがくるはず。1枠1番で自在に動けないのもマイナスだ。

南部杯2018の印

◎⑫ルヴァンスレーヴ
○⑦ゴールドドリーム
▲④ベストウォーリア
△⑭オールブラッシュ
△⑨ノボバカラ

南部杯2018の予想ファイル

南部杯2018の買い目

勝負度Dでしたが、予想以上にオッズがつきそうなので勝負度Cのつもりで買います。

【本線】

3連複:7-12-4、9、14(3点)

3連複でゴールドドリーム、ルヴァンスレーヴから印を打った馬へ。オールブラッシュ絡みだけ抜けて売れていますが、ベストウォーリア、ノボバカラにもチャンスは十分にあるでしょう。3連単はルヴァンスレーヴのゴールドドリームのアタマ固定を買う必要もないので、かつ2着に人気薄が入る可能性も低そうなので、3連複だけでいいかなと思います。

以上、南部杯2018の予想でした。