中山牝馬ステークス2023の予想です。
中山牝馬ステークス2023の出走馬は、アートハウス、クリノプレミアム、スルーセブンシーズ、ウインピクシス、ストーリアなど14頭。中山芝1800mで行われる牝馬限定のハンデ・Ｇ３です。
３月11日（土）の平場、特別戦の勝負レース（中山牝馬ステークスほか）はこちらから。
平場の勝負レースなどはメルマガで配信しています。ご登録は以下からお願いいたします。詳細はメルマガ『ゆたぽんの馬券生活協同組合』に加入するをご覧ください。
中山牝馬ステークス2023の予想です
中山牝馬ステークスはトリッキーな中山芝1800mで行われるが、ミドルペース以上で流れることが多く、意外と差しが決まりやすいレース。昨年は４コーナー５番手以下にいた馬たちが掲示板を独占。典型的な差し、追い込み決着だった。ただし、今年は逃げ、先行勢がいかにも手薄で、ゆったりとしたペースで流れそう。傾向に反して前々で立ち回った馬が活躍するレースになるのではないか。
本命は鞍上の積極策に期待してストーリアを狙いたい
未勝利を勝ち上がるまでに４戦を要したが、そこから未勝利→カーネーションカップ→三面川特別と３連勝を挙げた馬。格上挑戦で挑んだ秋華賞では直線で進路を探しながらの追い上げになったが、５着アートハウスからタイム差なしの８着。直線でもう少しスムーズに捌けていれば、アートハウスを差し切っていた内容だった。今回はそのアートハウスと斤量５キロ差。近走は控える競馬になっているが、スタートセンスはむしろ良く、鞍上が横山武史騎手ならカーネーションカップや三面川特別を勝利した時のように積極策を打ってくれるだろう。アートハウスとタイム差なしの競馬だった秋華賞、２走前の中山記念で３着に好走したドーブネと接戦を演じた逆瀬川ステークスの走りから重賞でも通用するポテンシャルを秘めており、前々で脚を使い切る形ならここでも好勝負に持ち込めるはずだ。
相手は今年もクリノプレミアムが躍動すると見た
前走の中山金杯で本命に推した時にも書いたが、コーナー４回の小回り芝コースがベスト舞台で、同条件では【2.2.0.1】。内が死んでいたエリザベス女王杯で１番ゲートを引いてしまった時を除けば、昨年の中山牝馬ステークスを含めてすべて連対を果たしている。昨年の同レースでは中団から差して勝利を収めたが、３勝クラスの長岡ステークスが逃げ切り勝ちだったように自由自在に立ち回れるタイプ。ここは逃げ、先行勢が手薄なので、前を射程圏に入れつつ、勝負どころからじわじわと脚を使っていけるのではないか。鞍上のデムーロ騎手は20年以降、中山芝の牝馬限定重賞では【3.0.2.5】（勝率30.0％、連対率30.0％、複勝率50.0％、単回収率195％、複回収率107％）と２回に一度は馬券に絡む勝負強さを見せているのも魅力。
３番手は人気でもアートハウス
前走愛知杯は逃げ、先行勢がそのままなだれ込んだレースで、展開の恩恵を受けていたのは間違いないものの、今回もペースが落ち着きそうなので、前々でレースを支配できそうな雰囲気。重賞２勝はどちらも中京コースで、本質的に伸び伸びと走れる大箱コースの方が良さそうだが、阪神芝でも３戦２勝。中山コース替わりでもリズムよく運べれば、持ち前の力を発揮できるだろう。ただ内目の枠に入ってしまったので、揉まれてごちゃついた時に不安はある。
ウインピクシスは前走壇之浦ステークスがインベタ決着ではあったものの、リューベック（次走但馬ステークスを勝利した後、中山記念で６着）に迫られても抜かせず、なかなか味のある勝ちっぷりだった。これまで逃げた時は【2.1.0.0】と崩れ知らず。昇級初戦になるが、斤量と展開を味方につければ、ここでも粘り込みがあってもいい。
ラルナブリラーレは近走1400m中心に使われているが、芝1800mで【3.1.1.3】と結果を残している馬。近走はどうも距離不足の印象を受けるので、距離延長が吉に出る可能性はあるのではないか。鞍上に先週のオーシャンステークスで単勝万馬券のディヴィナシオンを２着に持ってきた菅原騎手が騎乗できるのも心強い。
スルーセブンシーズは中山芝で【3.1.2.0】と崩れてない中山巧者。今回が昇級初戦になるが、２走前の日本海ステークスでは勝ち馬ロバートソンキー（次走オールカマー２着）からタイム差なしの２着に好走しており、牝馬限定のハンデ重賞なら能力的に見劣らないだろう。ただ持久力勝負でこそのタイプなので、ペースが落ち着いてしまうと差し損ねるリスクは多少あるか。
サトノセシルは昨年、小回り芝1800m重賞のクイーンステークスで２着、福島牝馬ステークスで２着に好走。中山芝1800mにも適性はあるが、タフなレースになればなるほど良いタイプなので、スローペースの立ち回り勝負だと持ち味が生きないかもしれない。
エイシンチラーはオープンクラスに上がってから詰めの甘いレースが続いているものの、ほとんどのレースで牡馬混合戦に出走しており、やや仕方のない面も。今回は牝馬限定戦で展開も向きそうなので、上位争いに加わってもいいか。
中山牝馬ステークス2023の印です
◎⑫ストーリア
〇⑨クリノプレミアム
▲④アートハウス
△⑭ウインピクシス
△⑩ラルナブリラーレ
△⑧スルーセブンシーズ
×⑤サトノセシル
×⑦エイシンチラー
以上、中山牝馬ステークス2023の予想でした。
