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中山金杯2019の予想考察です。
中山金杯2019の出走馬は、ステイフーリッシュ、マウントゴールド、タイムフライヤー、エアアンセム、ウインブライトなど17頭。中山競馬場芝2000mで行われるハンデ・G3戦です。
改めて新年明けましておめでとうございます。
予想家として活動していると、年末年始はむしろ通常よりも忙しいくらいで(ホープフルステークスが別日になった影響が多い)、気づいたらもう金杯かといった感じです(笑)
ただ年末年始は2018年の振り返りにじっくりと時間を費やしていたので、今から2019年の競馬が非常に楽しみ。ワクワクしながら金杯デーを迎えたいと思います!
振り返りの一環としてnoteに2018年秋競馬以降の振り返りと馬体重の増減をどう捉えるべきかのコラムを書きましたので良かったらご覧ください(読者の方は「週末の馬場情報」からご覧いただけます)。
2018年秋競馬以降の振り返りと馬体重の増減をどう捉えるべきかのコラム
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2018年は通算【20.15.8.24】
勝率30%、連対率52%、複勝率64%、単回収率108%、複回収率101%
という数字でした。今年もよろしくお願いいたします!
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目次
中山金杯2019の予想のポイント
その1.内枠からロスなく立ち回れる馬が有利
金杯は東西ともに昔から立ち回り決着が目立ちますが、近年では京都金杯より中山金杯の方がその色合いが濃い印象。
過去5年の中山金杯における枠順別成績は以下の通りで、明らかに内目の枠に入った馬の好走が目立っています。
◆過去5年の中山金杯の枠順別成績(14~18年)
1~4枠と5~8枠で分けると、
1~4枠【5.4.3.23】(勝率14.3%、連対率25.7%、複勝率34.3%、単回収率73%、複回収率71%)
5~8枠【0.1.2.38】(勝率0.0%、連対率2.4%、複勝率7.3%、単回収率0%、複回収率20%)
と顕著な差が出ています。正直、これを無視して予想することは出来ないですね。
そもそも古馬ハンデ重賞の小回り中距離戦は函館記念、福島記念などを見ても枠順競馬になりやすいですし、年始に行われる中山金杯も例外ではないのでしょう。
その2.勢いのある現4歳勢(旧3歳勢)に乗るか
昨年末の有馬記念は3歳のブラストワンピースが勝ち、東京大賞典でも同年齢のオメガパフュームが優勝。
勢いのある現4歳勢ですが、昨年12月に3歳馬が出走していた重賞はすべてで3歳馬が馬券に絡んでいました(以下参照)。
◆12月の重賞における3歳馬の成績
有馬記念に出走した3歳はブラストワンピースのみ。いま振り返れば、同馬が馬券に絡むのもひとつの流れだったのかもしれません。
芝路線はダート路線ほど層が厚い印象を受けませんが、それでも上記の通りコンスタントに好走馬を輩出しており、明け4歳勢のコズミックフォース、ステイフーリッシュ、タイムフライヤー、タニノフランケルには要注意といえるかもしれません。
中山金杯2019の予想オッズ
予想オッズも書いていきます。
人気 | 馬名 | 単勝オッズ |
---|---|---|
1 | ステイフーリッシュ | 3.7 |
2 | マウントゴールド | 4.1 |
3 | エアアンセム | 4.7 |
4 | ウインブライト | 7.0 |
5 | タイムフライヤー | 7.5 |
6 | ランガディア | 8.1 |
7 | ストロングタイタン | 13.2 |
8 | サンマルティン | 16.0 |
9 | アドマイヤリード | 20.3 |
10 | コズミックフォース | 28.5 |
1番人気はわずかに明け4歳のステイフーリッシュ。クラシックでは結果が出なかったものの、京都新聞杯を好時計で制し、前走チャレンジカップでは3着に好走。2歳時には中山芝2000mのホープフルステークスで3着に好走した実績がありますし、コース替わりが心配されることもなさそう。極端な外枠さえ引かなければ、単勝は3倍台後半くらいの支持を集めるでしょうか。
2番人気は枠順の並び次第で1番人気もありそうなマウントゴールド。JRAに再転入してからは安定した成績を残し、芝では転入後、掲示板外が一度もない馬。戦績の安定感、厩舎&鞍上のブランドで連軸は本馬の方が売れるでしょう。単勝はやや落ち着き、4倍台前後と予想します。
3番人気はエアアンセム。本馬も戦績の安定感から単より連軸向きなので、3連系では実質1、2番人気になりそう。ここに来て充実しているので、年齢関係なく売れるでしょう。単勝は4倍台後半と予想します。
以下、ウインブライト、タイムフライヤー、ランガディア、ストロングタイタン、サンマルティン、アドマイヤリード、コズミックフォースと続きそうです。
中山金杯2019のイチオシ馬は…
中山金杯は前述の通り、枠順が非常に重要なカギを握るレース。よって現時点で本命候補は何頭かいるのですが、そのうちの1頭を挙げるとすれば、
マウントゴールド
です。
人気的に面白くないと思われるかもしれませんが、人気はそれなりに割れるはずで、むしろ確実に馬券圏内に入ると思う馬を探すのがより重要になりそう。
本馬は血統、レースぶりからいかにもこの中山金杯に合いそうなタイプ。そして何より強調したいのは、池江泰寿厩舎の中山芝2000m重賞における強さです。
同厩舎の中山芝2000m重賞における成績は以下の通りで、2010年以降、【6.4.2.7】(勝率31.6%、連対率52.6%、複勝率63.2%、単回収率295%、複回収率156%)と驚異的な強さを見せています。
◆池江泰寿厩舎の中山芝2000m重賞の成績(2010年以降)
中山金杯でも14年オーシャンブルー、15年ラブリーデイと連勝。今年の中山金杯はマウントゴールド、ストロングタイタンの2頭出しで、この数字からはどちらかは馬券に絡む可能性が高いと見ていいでしょう。ストロングタイタンは中山で実績がないのを見ると、好走するのはマウントゴールドの方なのではないでしょうか。
以上、中山金杯2019の予想考察でした。