マイルグランプリ2020(大井)の予想です。

マイルグランプリ2020の出走馬は、コパノジャッキー、カジノフォンテン、グレンツェント、トロヴァオ、ミューチャリー、ヒカリオーソら13頭。大井競馬場1600mで行われるSII戦。このレースは勝負度C(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。なかなか興味深いメンバーがそろいましたね。

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マイルグランプリ2020の予想と見解です

マイルグランプリは昨年まで秋に行われていたが、今年から開催時期を7月下旬に移動。

例年、一級線がそろうレースではなかったが、今年は4歳のカジノフォンテン、ミューチャリー、ヒカリオーソに加え、実力馬のワークアンドラブ、グランツェント、トロヴァオ、リッカルド、さらに新興勢力のコパノジャッキーまで参戦し、SIと言っても決して大袈裟ではないメンバーがそろった。

果たして真夏のマイル王に輝くのはどの馬なのか。早速、予想していきましょう。本命は…

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ワークアンドラブの連覇に期待したい

前走川崎マイラーズはスタート後に押して押してハナを奪いに行くつもりだったが、4コーナー方向に逸走するアクシデント。序盤はまさかの最後方追走で、スタート後にすべてが台無しになってしまった(以下参照)。

◆川崎マイラーズのスタート後の映像

気性に難があり、ムラ駆け傾向が強いものの、序盤に主導権を奪い、4コーナーまで先頭の形なら

19年ウェルカム2019賞1着
19年マイルグランプリ1着
20年ブリリアントカップ3着

と崩れたことがない馬。今回はメンバー的に単騎逃げが叶うはずで、この馬本来の力を出し切ってくれるのではないか。大井マイルは2戦2勝でまだ崩れていない。

相手は4歳のヒカリオーソも侮れない

今年初戦の川崎記念で2着に好走した後、リズムを崩しているが、ブリリアントカップが鼻出血で競走中止。帝王賞は史上最高のメンバーがそろっていたのもあるが、鞍上が無理をしなかった面もあり、近2走に関しては完全に度外視していいだろう。

今回は久しぶりのマイル戦になるが、地元馬同士なら能力上位は明らか。近走の敗戦で人気が少しでも落ち着くなら狙い目と言っていいだろう。鞍上もここは正攻法の競馬で挑むはず。

3番手は休み明けでもミューチャリーの底力を信じる

前走フェブラリーステークスでは11着に敗れたが、力負けというよりも、東京ダート1600mに適性がなかった感じ。それでも直線では馬群を捌きながらしぶとく伸びており、決して「何も出来ずに敗れた」わけではなかった。

今回は【2.2.1.0】と結果を残している大井コース。圧巻のパフォーマンスを見せた2歳時の鎌倉記念(1500m)、マイル重賞5勝のオヤコダカやチューリップ賞2着ゴッドインチーフなどを近親に持つ血統背景を考えても、中距離よりマイル前後の方が合っているはずで、地方馬同士なら格好をつけてくれると判断したい。

カジノフォンテンは前走京成盃グランドマイラーズが辛勝ではあったが、2着サルサディオーネは牝馬限定とはいえ、ダートグレードでもバリバリ走っている馬で、しっかりと捕らえ切ったことは素直に評価して良さそう。母ジーナフォンテンは4歳になってから本格化し、ダートグレード初制覇。本馬もまだ成長の余地を残している。大井では結果が出ていないものの、本格化前での成績なのであまり気にする必要はないだろう。

グレンツェントは地方に移籍後、マイル重賞では19年マイルグランプリ2着、川崎マイラーズ1着、京成盃グランドマイラーズ3着と大崩れなく走っている。勝ち切るには展開の助けが必要になりそうだが、堅実には走ってきそう。

コパノジャッキーは森騎手とのコンビで【7.0.1.0】で、鞍上が完全に手の内に入れている。全兄はあのコパノリッキーで、地方の水も合っているのだろう。ただ今回は一気の相手強化。実力馬の大半が斤量57キロを背負う中、斤量55キロで走れるのは有利も、もう一段上のパフォーマンスを見せられるかがカギになる。

マイルグランプリ2020の印

◎⑥ワークアンドラブ
〇⑩ヒカリオーソ
▲⑨ミューチャリー
△③カジノフォンテン
△⑦グレンツェント
△②コパノジャッキー

1番センチュリオン…昨年のJBCクラシック3着馬も、近走はどうも力の衰えが見られる。前走京成盃グランドマイラーズでは6着に敗れており、今回は当時よりも強力なメンバーがそろっているので、上位争いに加わるのは難しいだろう。

4番サクラエンパイア…転入2戦目で地方初勝利を挙げるも、A2戦での話。重賞ではまだ荷が重いだろう。

5番サノマル…A2でも勝ち切れていない現状。重賞では荷が重い。

8番トロヴァオ…前走フジノウェーブ記念は鮮やかな勝利も、内枠からすべてが上手くいった感。南関東では1~4枠【4.3.2.5】、5~8枠【0.1.1.9】で、内目の枠を引いた時しかほとんど走っていない。

11番リッカルド…昨年のマイルグランプリは上位からやや離されての4着。ピークを超えたのは明らかで、一級線相手では荷が重いだろう。

12番マースインディ…マイルグランプリでは勝ち馬コパノジャッキーから1.2秒差の2着と完敗。今回は当時よりも相手が格段に強化されるので、掲示板に入れば、御の字だろう。

13番アンサンブルライフ…昨年のマイルグランプリでは勝ち馬ワークアンドラブから2.4秒も離されての8着。今年も苦戦必至だろう。

マイルグランプリ2020の買い目

ここは前年覇者のワークアンドラブから相手に4歳勢のヒカリオーソ、ミューチャリー、カジノフォンテンを置いて勝負します。このメンバーなら行き切れるでしょうし、コパはコパでも隠れコパ(馬主はコパさん)のワークアンドラブの方に期待しましょう。

【参考買い目】

3連複:◎ー〇▲△(カジノフォンテン)ー〇▲△△△(9点)

3連複で1列目にワークアンドラブ、2列目にヒカリオーソ、ミューチャリー、カジノフォンテン、3列目に印を打った馬へ(ワイド3点でもOK)。本線は2列目がヒカリオーソ、ミューチャリー絡みです。

馬連:◎ー〇▲△(カジノフォンテン)(3点)

馬単:◎→〇▲△(カジノフォンテン)(3点)

あとは馬連&馬単でワークアンドラブからヒカリオーソ、ミューチャリー、カジノフォンテンへ。本線は3連複と同じくヒカリオーソ、ミューチャリー絡みです。

マイルグランプリ2020の予想でした。