マーキュリーカップ2022の予想です。

マーキュリーカップ2022の出走馬は、JRAからテリオスベル、メイショウカズサ、バーデンヴァイラー、ケイアイパープル、メイショウフンジンが出走。地方勢は、ギガキング、エルデュクラージュ(以上、船橋)、ノーヴァレンダ(川崎)らが迎え撃ちます。盛岡競馬場2000mで行われるJpnIII戦です。このレースは勝負度D(自信度★★☆☆☆☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。オッズ次第では勝負度Cにするかもしれません。

イレギュラーですが、18日は祝日で盛岡含めて6場所で競馬が行われるので、noteで他場の予想もしています。

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7月はこれまで

●スパーキングレディーカップ(【スパーキングレディーカップ2022予想】川崎1600mのJpnIII戦です
1着◎ショウナンナデシコ(1番人気)
2着〇レディバグ(3番人気)
3着▲サルサディオーネ(2番人気)

●ジャパンダートダービー(【ジャパンダートダービー2022予想】大井2000mのJpnI戦です
1着◎ノットゥルノ(4番人気)
2着△ペイシャエス(3番人気)
3着〇ブリッツファング(1番人気)

と連勝中。

地方競馬は徐々にエンジンがかかってきたので、この勢いでマーキュリーカップもビシッと仕留めたいと思います。

マーキュリーカップ2022の予想と見解です

今年のマーキュリーカップのポイントは、逃げ、先行勢がズラッと揃ったことだろう。

内から見ていくと、

テリオスベル(逃げて連勝中)
ノーヴァレンダ(前走ダイオライト記念で逃げ切り勝ち)
メイショウカズサ(白山大賞典→浦和記念と逃げて連勝)
バーデンヴァイラー(通算5勝はすべて2番以内からの押し切り)
ケイアイパープル(直近5走のうち4走で4コーナー先頭)
メイショウフンジン(近3走はすべて逃げの手)
エルデュクラージュ(今年の川崎記念で向上面先頭から粘り込む)

と紙面で人気を集めているのはほとんどが逃げ、先行脚質。

ハナを奪うのは2番ゲートを引いたテリオスベルと見ているが、被されずにスムーズな先行策を打ちたいノーヴァレンダ、メイショウカズサ、バーデンヴァイラー、ケイアイパープル、メイショウフンジン、エルデュクラージュによる激しい位置取り争いが繰り広げられそう。その中には自分の形に持ち込めないと脆い馬がチラホラいるので、

どの馬がスムーズに運べるか

あるいは

どの馬が本来の形を崩しても力を発揮できるかどうか

が最大の焦点と言えるだろう。

ここは本命、対抗の2頭から狙い撃ちしたい。それでは予想にいきましょう。本命は…

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船橋のギガキングが大舞台で成長した姿を見せつける

3歳クラシックでは決して目立つ存在ではなかったが、昨年のダービーグランプリで8番人気を覆して勝利を収めると、その後は【4.0.1.0】とほぼパーフェクトな成績。唯一、敗戦を喫したのも2走前の距離が明らかに不足していた京成盃グランドマイラーズだけで、昨秋からの活躍には目を見張るものがある。3走前の報知グランプリや前走短夜賞で子供扱いしたのはジャパンダートダービー3着があるキタノオクトパス。ダートグレードはジャパンダートダービー10着以来になるが、パワーアップした現在ならJRA勢相手でも決して見劣ることはないのではないか。

何より勝負圏内にいる馬の中で差して競馬ができるのが最大の強み。また盛岡ダートでは2戦2勝と経験値&実績があり、JRA勢5頭のうち数頭は自分の形を作れずに自爆しそうなことを考えても、馬券圏内に食い込むチャンスは大いにあるはずだ。

相手は人気でもケイアイパープルを信頼する

以前は好走と惨敗を繰り返していたが、昨夏の阿蘇ステークス以降は本格化したのか、大崩れなく走れるようになり、特に地方ダートグレードでは【1.2.0.0】と連対率100%。先行脚質ではあるものの、必ずしも位置取りにそこまで拘るタイプではないので、JRA勢の中では相対的に優位に立ち回れるのではないか。このメンバーで斤量55キロで走れるのも有利だろう。

3番手はバーデンヴァイラーの巻き返しが怖い

前走アンタレスステークスでは連勝が評価されて、ケイアイパープルよりも人気を集めていた馬。結果は惨敗だったが、戦意喪失したような走りで、決して力を出し切っての敗戦ではないだろう。ここは同型が揃っており、前走アンタレスステークス同様に難しい立ち回りを強いられるかもしれないが、福永騎手ならリズム重視で乗ってくれそうで、ストレス負荷の少ない実質少頭数競馬なら控えても伸びてくるイメージは浮かびやすい。

メイショウカズサは行き切ってこそのタイプに見えるが、昨年のプロキオンステークスは番手から抜け出しての押し切り勝ち。今回は当時と同じ脚抜きのいい道悪になりそうで、ここでも安易に軽視しない方がいいかもしれない。鞍上の川田騎手とのコンビでは【3.0.1.0】と崩れていない。

エルデュクラージュは被されると良くない面があるので、外枠を引けたのは大歓迎。ただ川崎記念2着の走りを基準に考えると、近2走はやや物足りず、全盛期を過ぎた可能性はありそう。それでも盛岡ダート2000mは合いそうなので押さえておきたい。

ノーヴァレンダは南関東に移籍後、花開いた形だが、今回は内のテリオスベルが徹底先行するはずで、控えざるを得ない形になりそう。外から位置を取りに行きたい馬もいるので、難しい立ち回りを強いられるのではないか。このメンバーで斤量57キロも楽ではない。

最後に大穴でサトノディード。前走スポーツ報知賞は2着パストーソの勝ちパターンを大外から豪快に差し切り勝ち。JRA時代にはオープンクラスまで登り詰めた馬で、このメンバーに入っても能力が圧倒的に不足しているわけではない。前がやりあって自滅すれば、外から漁夫の利的に3着に突っ込んでくるシーンがあってもいいのではないか。

マーキュリーカップ2022の印

◎③ギガキング
〇⑨ケイアイパープル
▲⑧バーデンヴァイラー
△⑥メイショウカズサ
△⑫エルデュクラージュ
△④ノーヴァレンダ
×⑭サトノディード

1番ヴァケーション…かつての全日本2歳優駿勝ち馬も、3歳以降は名古屋の秋の鞍と水沢のシアンモア記念を勝利したのみ。もはやダートグレードで戦える力は残っていない。

2番テリオスベル…行き切れる強みはあるかもしれないが、今回は同型が多数揃っており、さすがに厳しいレースを強いられるのでは。

5番サンレイファイト…JRAの3勝クラスで歯が立たなかった馬。ダートグレードでは荷が重い。

7番ユアマイラブ…地元の名古屋のA2でも大敗している現状で…

10番メイショウフンジン…前走オークランドサラブレッドレーシングトロフィーはハイペースを押し切る強い内容だったが、ダートグレードではまだ力不足なのでは。鞍上は不気味だが、ここは強気強気の姿勢が裏目に出そう。

11番マイネルアストリア…岩手に移籍して重賞2勝。地元ならまだまだ活躍できるが、ダートグレードではさすがに荷が重いだろう。

13番レールガン…地元・岩手のA3でも勝ち切れていない現状で…

マーキュリーカップ2022の買い目

ここは◎ギガキングから2列目に〇ケイアイパープル▲バーデンヴァイラーを置いて勝負します。勝負度はDのままです。ケイアイパープルは藤岡康太騎手から山本政聡騎手に乗り替わりですが、地元を知り尽くしている名手ですし、そこまで気にする必要はないでしょう。

【参考買い目】

3連複:◎ー〇▲ー〇▲△△△×(9点)

3連複で1列目にギガキング、2列目にケイアイパープル、バーデンヴァイラー、3列目に印を打った馬へ(ワイド2点でもOK)。本線は2列目がケイアイパープル絡み、3列目はメイショウカズサ>ノーヴァレンダ>サトノディードの順で強弱をつけます。

3連単を買うなら◎ギガキングは2、3着付けの方がいいでしょう。先週の◎ノットゥルノ(4番人気1着)のように勝ち切られても個人的に驚けないですが、勝つのはケイアイパープルorバーデンヴァイラーの可能性が高いと見ています。

マーキュリーカップ2022の予想でした。