ジャパンダートダービー2022の予想です。

ジャパンダートダービー022の出走馬は、JRAからセキフウ、ハピ、ブリッツファング、ペイシャエス、アイスジャイアント、コマンドライン、ノットゥルノが出走。地方勢は、クライオジェニック、リコーヴィクター(以上、大井)、バウチェイサー(園田)、ガルボマンボ(高知)らが迎え撃ちます。大井競馬場2000mで行われるJpnI戦です。このレースは勝負度D(自信度★★★☆☆ 妙味度★★☆☆☆)を予定しています。

※メルマガ読者の方は月曜日に配信した「先週の重賞回顧」内にパスワードが掲載されています。

少し前のビックニュースですが、24年から羽田盃、東京ダービーがJRA勢にも解放されることが発表され、24年以降は羽田盃→東京ダービー→ジャパンダートダービーという3歳ダートクラシック路線が確立することに。

いちダートファンとしては昔から「3歳ダート路線の充実」を望んでいたので、嬉しい気持ちはあるのですが、南関東馬同士の羽田盃、東京ダービーが見られないと思うと、少し寂しい気持ちも。かつてはバルダッサーレのような東京ダービー直前に地方馬になるというウルトラCもありましたが、24年以降は文字通り、JRA勢と地方勢によるクラシック戦線が見られそう。2年後ですが、今からとても楽しみですね。

ジャパンダートダービー2022の予想と見解です

上半期の3歳ナンバー1ダートホースを決める、ジャパンダートダービー。

24年以降は3歳ダートクラシック三冠の最終戦として時期を10月に移動し、レース名が変更される予定。つまり菊花賞やベルモントステークス的な位置づけになり、真の3歳ダートチャンピオン決定戦として行わるのは今年を含めてあと2年だけになる。

過去にはトーシンブリザード、ゴールドアリュール、カネヒキリ、フリオーソ、クリソライト、クリソベリルなど、真のチャンピオンホースが栄光を掴む一方、アッと驚く波乱もしばしば。

とりわけインパクトが大きかったのは昨年だろう。南関東で重賞未勝利だった単勝万馬券のキャッスルトップが一世一代の逃げ切り勝ち。2、3着には上位人気のJRA勢が入ったとは言え、3連複3万、3連単55万の波乱の結末だった。2年前はJRA勢が上位独占しながらも6→4→8番人気と伏兵同士の決着になり、3連複5万、3連単77万と高配当。過去2年は波乱が続いている。

果たして今年のジャパンダートダービーは強い馬が強い競馬を見せるのか、それとも過去2年のような波乱の結末が待ち受けているのか、早速占っていきたい。本命は迷いに迷ったが、堅実に走ってくると見ている…

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ノットゥルノを推したい

前走兵庫チャンピオンシップでは勝ち馬ブリッツファングから1.3秒差の2着に完敗。レース自体は完敗だったが、レース後に武豊騎手が「大跳びで小回りは向きません」とコメントを残している通り、コース適性の差が出たような印象だった。今回は大箱の大井コース。スムーズに運べそうな大外枠を引けたことを考えても、前走以上のパフォーマンスを期待してもいいだろう。

コース替わりに加え、魅力的に感じるのはレースを組み立てやすそうな点。レースの主導権を奪う兵庫のバウチェイサー、川田騎手で積極策濃厚のコマンドラインを見ながらの外目3、4番手に収まりそうで(以下参照)、ペースがそこまで上がるとは思えないメンバー構成を考えても、動きたい時に動ける利点があるのではないか。

◆ジャパンダートダービーの隊列予想図

ハピ、ブリッツファングの2頭はまだ底を見せておらず、勝ち切れるかは微妙だが、コース替わり、スムーズに運べそうな枠順、隊列を考えると、上位争いに加わってきてもいいはずだ。

相手はブリッツファングが手強そうだ

コーナー2回のヒヤシンスステークスこそ敗れたものの、コーナー4回の3戦が圧巻のパフォーマンス。同厩舎のチュウワウィザードのようにテン良し、中良し、終い良しのイメージで、右回りのコーナー4回のコースと地方ダートを経験していることを考えても、崩れるイメージがあまり湧かない。正直、ハピとは甲乙つけ難いが、経験値を重視して本馬を上位に評価したい。

3番手は3戦3勝のハピ

前走鳳雛ステークスは2着タイセイドレフォンが次走弥富特別を8馬身差で圧勝し、3着セイルオンセイラーも次走鶴ヶ城特別を勝利。2、3着馬も相当強く、その2頭に完勝した本馬のポテンシャルは間違いなく重賞レベルだろう。ここでもあっさりがあるかもしれないが、まだタフなダートを経験していないので、不安がゼロとまでは言えないか。

ペイシャエスは前走でユニコーンステークスを制したものの、本質的にタフな持続力が問われる中距離でこそのタイプ。このメンバーに入っても全くヒケを取らないが、ペースが落ち着いてしまうと、持ち味が発揮されずに終わってしまうかもしれない。

セキフウはマイル以下のレースを中心に使われており、やはり距離延長が心配。父がヘニーヒューズで、近親に高松宮記念勝ち馬ビッグアーサーがいることを考えても、距離が伸びて歓迎ではないだろう。

最後にコマンドライン。常識的には厳しいかもしれないが、逃げ、先行勢が手薄なので、積極策を打てば、レース自体は組み立てやすそう。鞍上も地方ダートグレードの番人・川田騎手なら無理して嫌う必要はないか。

ジャパンダートダービー2022の印

◎⑭ノットゥルノ
〇⑥ブリッツファング
▲③ハピ
△⑦ペイシャエス
△①セキフウ
△⑬コマンドライン

2番キャッスルブレイヴ…キャッスル×仲野騎手×渋谷厩舎というコンビは、昨年のキャッスルトップと全く同じだが、奇跡は二度起こらないだろう。昨年は何よりもJRA勢が弱過ぎた。

4番トーセンエルドラド…JRAの1勝クラスを勝ち切れず、南関東に移籍。JRA所属のままなら同レースへの出走さえ叶っていなかったはずで、ダートグレードでは荷が重いだろう。

5番コスモファルネーゼ…昨年は前走B3を使われていたキャッスルトップが勝利していたので、昨年だったら見せ場以上があったかもしれないが、今年はJRA勢の層が厚すぎる。

8番クライオジェニック…前走東京ダービーでは脚質転換を図り、後方から追い込んで2着に激走。血統的に大舞台で一撃を秘めているが、今年は繰り返しになるが、JRA勢の層が厚すぎる。

9番アイスジャイアント…昨年のJBC2歳優駿勝ち馬も、当時負かしたのはナッジ、リコーヴィクター、オディロンら。その後の2戦を見る限り、現在のダートグレードで通用するレベルではないだろう。

10番リコーヴィクター…クラシック二冠は羽田盃5着、東京ダービー3着。門別時代の走りを基準に考えると、もう少し走っても良さそうだが、特に明確な不利があったわけではないので、現状の力を出しての敗戦と捉えるべきだろう。ダートグレードではほかの地方勢同様に荷が重い。

11番バウチェイサー…2走前の兵庫チャンピオンシップでは勝ち馬ブリッツファングから5.1秒差の10着に敗退。このメンバーなら鞍上が行く気さえ出せば、主導権は握れそうだが、3~4コーナーでJRA勢に飲み込まれているのでは。

12番ガルボマンボ…高知ダービー馬も、地元でも絶対的な能力があるわけではなく、ここは経験を積む舞台だろう。

ジャパンダートダービー2022の買い目

ここは当初の予定通り、ノットゥルノからブリッツファング、ハピに流す馬券を買いたいと思います。

【参考買い目】

3連複:◎ー〇▲ー〇▲△△△(7点)

3連単:〇▲→◎⇔〇▲△(ペイシャエス)(8点)

まず3連複で1列目にノットゥルノ、2列目にブリッツファング、ハピ、3列目に印を打った馬へ流したい(ワイド2点でもOK)。本線は2列目がブリッツファング、3列目がペイシャエスまで。あとは3連単でブリッツファングorハピが勝利し、ノットゥルノが2、3着に入り、ペイシャエスまでで決まる組み合わせを買いたいと思います。

ジャパンダートダービー2022の予想でした。