(レパードステークスは2年前に現地追加馬券まで当たり、昨年は先日の名鉄杯でもお世話になった11番人気1着◎ローズプリンスダムなど相性のいいレース)
レパードステークス2018の予想考察です。
レパードステークス2018の出走予定馬は、グレータイム、ドンフォルティス、チュウワウィザード、アルクトス、プロスパラスデイズ、ビッグスモーキー、グリムなど。新潟競馬場ダート1800mで行われる3歳限定のG3戦です。レパードステークスや黒潮盃は毎年豪華な顔ぶれになりますし、本当に楽しみなレースですね(^^)
先週は土日ともいまひとつの結果でした。個人的には馬券を上手く買えた部分もあったのですが、予想=材料としてはダメだったと思います。
何がダメだったかという反省すべき点を探すことは重要ですが、一方で競馬なので仕方ない面もあります。「仕方ない面もある」と書くのは競馬がやはり1年間の長い戦いだから。2週前のように大きく勝つこともあれば、負けることもあるのが競馬で、その浮き沈みの中で最終的にプラスで終えられることを目指しています。
短期的な勝ち、負けはどうしても運に左右されます(ハナ差で笑うこともあれば泣くこともあり、先週の新潟最終のようにヒモに“たまたま”高めが来るなど)。購入レース数にもよりますが、分かりやすく書くと1ヶ月=運、3ヶ月=運と実力、6ヶ月=8割は実力、1年=実力のイメージ。3回東京開催以降は決していい成績とはいえませんが(私自身はほぼ五分五分の成績)、流れ的には好調期に入っていけそうではあるので、月替わりの今週からはまた期待を持って臨みたいと思います。
あとこれは余談というか、意外と重要なことですが、自分はダート中距離との相性がいいなと改めて感じました(これは理屈でも説明でき、ダート短距離はスタートですべてが決まるので運による要素が多い。もちろんスタート力の見極めはありますが、それが出来ても短距離のゲートは本当にタイミング次第。一方、中距離はスタートですべてが決まることはなく、スタート力の見極めもそれなりに結果に直結する)。
長期的な数字を見てもダート>芝、中距離>短距離の傾向なので、やはりダート中距離をなるべくメインに勝負したほうがいいですね。先週の小倉ダート1700mは5レース購入して4レースで的中(以下に載せたのが小倉ダート1700mで的中したレースです)。土曜日の◎リンガスビンゴから3連複157倍を的中したレース、日曜日の厳選軸馬の◎ニシノベイオウルフ、新潟最終の3連複81倍などもすべてダート中距離でした。
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≪小倉11レース 薩摩ステークス 勝負度D(自信度★★★☆☆ 妙味度★★☆☆☆)≫
◎④ウェスタールンド(1番人気1着)
○②メイプルブラザー(3番人気3着)
▲⑨クレマンダルザス
△⑧タガノディグオ(2番人気2着)
△①ショーストーリー
△⑤イーストオブザサン
×⑦ビスカリア
×③ベルウッドテラス
ここは2走ボケの怖さはあるが、約1年5ヶ月ぶりの実戦で破格のパフォーマンスを見せたウェスタールンドから。前走津軽海峡特別では4コーナーで他馬が止まって見えるほどの追い上げを見せると、直線でサトノプライムを余力十分に差し切り勝ち。4コーナー1番手のサトノプライムが2着、同2番手のエンクエントロスが3着に入っていることからも展開が向いたわけではなく、力の違いで勝利したレースだった。休養前は芝で詰めの甘い走りを続けていたが、ダート適性が相当高かったのだろう。前走通りのパフォーマンスなら負けないはずだ。
相手はウェスタ―ルンドが直線で独走状態になれば、メイプルブラザーの差し脚が生きそう。今回は降級戦しての一戦。よほど前残りにならない限り、直線は堅実に追い込んでくるだろう。
穴ならクレマンダルザスが面白そう。3走前の和布刈特別が強いの一言。ワイルドラッシュ産駒らしくやや乗り難しい面はあるが、かみ合えば、このクラスでも能力は通用するはず。前走白川郷ステークスはメンバーレベルが高かった。
馬券は3連複でウェスタ―ルンド、メイプルブラザーから印を打った馬へ流したい(ワイド1点でもOK)。本線はショーストーリーまで。
【参考買い目】
3連複:◎ー○ー▲△△△××(6点)…本線はショーストーリーまで
≪小倉4レース 未勝利 勝負度D(自信度★★★☆☆ 妙味度★★☆☆☆)≫
◎⑦ローズベリル<単妙味>(4番人気1着)
○⑯カラレイア
▲⑤ナンゴクユメネット
△⑮アドマイヤビート
△③アレグレメンテ
△⑨ローブレガリア
×④スパニッシュフライ(5番人気2着)
ここはほとんど初出走だが、ローズベリルを狙ってみたい。新馬ではトロワゼトワルやレッドシャーロットらよりも人気を集めて1番人気に推されていた馬。レースは追走に苦労し、直線で大外に持ち出すも伸び切れず。いかにも鈍足タイプというイメージで芝に適性がなかったのだろう。今回は長期休養明けだが、調教の動きは相変わらず良く、現状の未勝利ならダート替わりで格の違いを見せつけるかもしれない。
相手は前々で立ち回れるカラレイア、ナンゴクユメネットが有力。
馬券はローズリベルから単勝、馬単を買いたい。
【参考買い目】
単勝:◎(1点)
馬単:◎→○▲△△△(5点)…本線はアレグレメンテまで。アレグレメンテは初ダートでどこまで走るか未知数なので馬連のほうがいいでしょう。
※冷静に考えて印を打ったスパニッシュフライを入れなかったのはミスですね><
≪小倉7レース 500万下 勝負度C(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆)≫
◎⑧イシュトヴァーン<単妙味>(1番人気1着)
○⑪フュージョンロック(取消)
▲⑨スズカガルチ(2番人気2着)
△②イイコトズクシ
△⑯キングレイスター
△⑥メイショウタカトラ(3番人気3着)
×⑬モズフレミントン
ここはイシュトヴァーンがあっさりと突破するか。2走前の休み明けのダート戦がとにかく強いの一言。ゴール前の余裕、馬体の緩さを考えると時計はまだまだ詰まりそうで、500万下は通過点に過ぎないか。フュージョンロックは詰めが甘いだけにこちらの単に期待したい(馬券発売前なのでオッズが読めないが、3倍くらいはついて欲しいところ)。
相手はフュージョンロック。逃げそうなイシュトヴァーンを追いかける形になりそうなので、展開的には厳しくなりそうだが、ほかの馬が弱過ぎるので馬券圏内には粘り込んでくるだろう。
以下、現級勝ちのあるスズカガルチ、3歳馬のイイコトズクシと続く。
馬券はイシュトヴァーンの単勝、馬単、3連単を買いたい。
【参考買い目】
単勝:◎(1点)
馬単:◎→○▲△(イイコトズクシ)(3点)
3連単:◎→○⇔▲△△△×(10点)
※直前の○フュージョンロック取消で慌てて◎→▲(実質○)⇔印を購入しました
≪小倉9レース 響灘特別 勝負度D(自信度★★★☆☆ 妙味度★★☆☆☆)≫
◎⑧テルぺリオン(1番人気1着)
○⑫フィールドセンス(3番人気2着)
▲⑩ゼンノワスレガタミ
△④ナンヨープルートー
△③ホーリーブレイズ(8番人気3着)
本命はテルぺリオン。前走天の川賞は勝ち馬がオープンまで出世確実なワイルドカード。さすがに相手が悪かったといってよく、今回はメンバー的に負けられない戦いだろう。
相手は4頭が横一線だが、テルぺリオンを外から見ながら運べる分、フィールドセンス、ゼンノワスレガタミが有利か。
馬券は3連複でテルぺリオンから印を打った馬へ流したい。本線はフィールドセンス、ゼンノワスレガタミ絡み。
【参考買い目】
3連複:◎ー○▲△△ー○▲△△(6点)…本線はフィールドセンス、ゼンノワスレガタミ絡み
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今週からいよいよ8月に突入。
今開催は6週のロング開催なので慌てずにまた週末に頑張りたいと思います。
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目次
レパードステークス2018の予想のポイント
平均以上のラップで流れての消耗戦
レパードステークスの舞台は新潟ダート1800m。
同コースは平均以上のラップで流れることが多く、レパードステークスも例外ではありません。過去5年のレパードステークスのレースラップは以下の通りです。
◆レパードステークスのレースラップ(13~17年)
17年(12.3-11.1-12.7-13.1-12.5-12.8-12.9-12.7-12.8)
16年(12.5-11.0-12.1-12.6-12.5-12.6-12.5-12.1-12.7)
15年(12.5-10.9-12.3-13.0-12.8-12.5-12.8-12.3-12.8)
14年(12.6-10.6-12.8-13.2-12.7-12.7-12.3-11.5-12.0)
13年(12.4-11.2-12.1-12.7-12.6-12.3-12.5-12.2-12.3)
ご覧の通りスピードに乗りやすい2ハロン目を除けば、ほとんど12秒台で推移。
レパードステークスはスタートからゴールまで一定のラップで流れるので、最後までいかにバテずに走れるかというレースになります。つまり消耗戦ですね。
昨年の勝ち馬で本命に推した◎ローズプリンスダム(11番人気1着)なんかは父ロージズインメイ×母父シンボリクリスエスでいかにも消耗戦で真価を発揮しそうな馬でした。基本的には消耗戦だと強い馬が強い競馬をするので、純粋な能力比較が重要ですが(過去5年の1番人気は【3.1.1.0】)、消耗戦でこそパフォーマンスを上げてくる馬もいるので、そういう馬の見極めもカギになります。
ダートの消耗戦は惰性粘り込み競馬になる
ダートの消耗戦はおおむね惰性粘り込み競馬になります。
惰性粘り込み競馬とは、「前に行った馬がバテるも後ろの馬もバテて差せず、前に行った馬がそのまま粘り込む競馬」のことです。
実際、レパードステークスは平均以上のペースで流れることが多いにも関わらず、差し、追い込みが利かず、明らかに前残りが目立っています。
◆過去5年のレパードステークス出走馬の4コーナー通過順成績(13~17年)
上にまとめたのは過去5年のレパードステークス出走馬の4コーナー通過順成績。
ご覧の通り、4コーナー5番手以内が圧倒的に有利。
大袈裟にいえば、4コーナーの位置=結果といってもいいほどです。特に連対馬は10頭中9頭が4コーナー5番手以内。5番手以下から差して連対を果たしたのは、昨年のローズプリンスダムですが、同馬は4コーナーで前が壁になって位置を落としただけで3コーナーでは5番手にいました。
ちなみに逃げ馬は【0.4.0.1】。馬券圏外に敗れたのが皮肉にも2番人気ゴールデンバローズですが、同馬でさえ4着だったので、逃げ馬は毎年見せ場を作っています。昨年は牝馬限定の500万下を勝ち上がったばかりのサルサディオーネが2着に好走。14年にもやはり500万下勝ち直後のクライスマイルが2着。レパードステークスは惰性粘り込み競馬になるので、実績がなくてもハナを奪える馬は絶対押させておきたいですね。
レパードステークス2018の予想オッズ
予想オッズも書いていきます。
人気 | 馬名 | 単勝オッズ |
---|---|---|
1 | グレートタイム | 3.8 |
2 | ドンフォルティス | 4.4 |
3 | チュウワウィザード | 7.8 |
4 | アドマイヤビクター | 7.9 |
5 | アルクトス | 9.2 |
6 | エングローサー | 12.0 |
7 | ビッグスモーキー | 15.5 |
8 | プロスパラスデイズ | 17.7 |
9 | コマビショウ | 18.2 |
10 | グリム | 22.3 |
1番人気はグレートタイム。近2走はユニコーンステークス2着、ジャパンダートダービー3着と健闘。毎回確実に追い込んできますし、戦績の安定感から単だけではなく、連軸としてやや抜けた存在になりそう。単勝は3倍台後半と予想します。
2番人気はドンフォルティス。ジャパンダートダービーでは2番人気6着と期待を裏切りましたが、それまでの戦績から人気が一気に落ちることはなさそう。個人的にはそろそろヘニーヒューズ産駒らしさが出てきそうで怖いですが、現実的にダート1800mで2戦2勝。距離を心配されることはないでしょう。単勝は4倍台前半と見ます。
3番人気は読みづらいが、チュウワウィザードあたりになるか。前走インディアトロフィーはレコード決着の中、勝ち馬から0.2秒差の3着と好走。【2.0.2.0】の戦績の安定感から出走が叶えば、上位人気には推されるでしょう。単勝は7倍台後半くらいでしょうか。
以下、アドマイヤビクター、アルクトス、エングローサー、ビッグスモーキー、プロスパラスデイズ、コマビショウ、グリムと続くでしょうか。1、2番人気はおそらく確定していますが、3番人気以下はほとんど抽選対象なので、出走馬が確定しないと何とも言えないですね。
レパードステークス2018のイチオシ馬は…
人気を背負うグレートタイム、ドンフォルティスは脚質的にともに4コーナー5番手以下になりそう。過去の傾向から人気2頭のワンツーの可能性は極めて低いでしょう。この先のダート路線を占うレースとしても馬券としても面白い一戦になりそうですね。現時点の注目馬は、
マイネルユキツバキ
です。
今年の出走予定馬を見ると、番手から運びたい馬は多くても逃げたい馬があまりいない印象。それなら本馬がスッとハナを叩くのではないでしょうか。逃げれば粘り込めるのがレパードステークス。いかにも粘着系の逃げ、先行馬というイメージですし、速い脚は使えなくても一定のラップを淡々と走らせれば、このメンバーでも通用していいでしょう。
以上、レパードステークス2018の予想考察でした。