レディスプレリュード2019(大井)の予想です。

レディスプレリュード2019の出走馬は、JRAからプリンシアコメータ、アンデスクイーン、マドラスチェック、ラビットラン、ファッショニスタが出走。地方勢は、クレイジーアクセル、サラーブ(以上、大井)、ミッシングリンク(浦和)、エイシンセラード(愛知)らが迎え撃ちます。大井競馬場1800mで行われるJpnII戦。このレースは勝負度C(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★★☆)を予定しています。本番さながらの好メンバーが揃い、馬券的にも面白そうな一戦ですね。

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レディスプレリュード2019の予想と見解です

サンビスタやホワイトフーガが引退し、いまだに混沌としている牝馬限定のダートグレード。それを象徴するのが牝馬限定のダートグレードの波乱ぶりだろう。

今年に入ってから行われた牝馬限定のダートグレードは、5レース中3レースで3連単万馬券決着(うち2レースは3連単10万以上の配当)。前回のブリーダーズゴールドカップこそ固く収まったものの、前々回のスパーキングレディーカップでは、1番人気ファッショニスタが人気に応えて勝利するも、2着にはJRA最低人気のサルサディオーネ、3着には単勝310倍の大穴ローレライが入り、3連複85,650円、3連単276,110円の高配当が飛び出した。

そして最も荒れているのが大井1800mで行われている牝馬限定のダートグレード。同条件で行われた直近のレースを振り返ると、17年JBCレディスクラシック以降、平穏に収まったことが一度もない。

3連複はすべて万馬券決着で、3連単は4レースのうち3レースで100万円近い宝くじ並みの配当。17年のJBCレディスクラシックを○ララベル→◎プリンシアコメータ→×ラインハートで的中した時はダートグレードでは珍しい数年に一度の大波乱だと見ていたが、その後の結果からあの荒れ方は必然だったといえるか。

こういうことに気付くと、パタッと固く収まったりするのが競馬の常ではあるが、「異常な荒れ方が続いている」のは事実であり、今年のレディスプレリュードも人気馬同士でワンツースリーのような決着は想定しない方がいいだろう。ここは狙ってみたい伏兵が1頭いるので、まずはその馬の好走に期待したい。それでは予想にいきましょう。本命は…

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期待値的にミッシングリンクが面白い

地方に転入後は京成盃グランドマイラーズ3着、スパーキングレディーカップ6着といまひとつの成績に終わっているが、実績のないマイル戦(マイル戦で勝ち星を挙げたことはない)で距離不足が敗因と見ていいはず。今回は待望の距離延長。ダート1800mでは【3.1.0.0】と一度も崩れておらず、18年TCK女王盃では番手から抜け出して完勝、5走前の柳都ステークスでは1分51秒0(タイムランクB)の好時計で、サトノアッシュ(次走内房ステークスを圧勝し、のちにアハルテケステークス2着)、ビスカリア(今年のTCK女王盃で5馬身差のぶっちぎりの勝利)、サルサディオーネ(次走BSN賞を勝利し、のちにダートグレードで2回も連対)らを全く寄せ付けなかった。距離が1800m、それも経験済みの大井1800mに変われば、パフォーマンスを大きく上げてくる可能性が高い。

位置取りを考えても、逃げるクレイジーアクセルの外目2、3番手でスムーズな競馬が出来そう。まさに18年TCK女王盃の再現が期待できそうだ(当時も外枠からの先行策)。馬のキャラ的にも左海騎手より笹川騎手の方が手が合うのではないか(この手の大型のヴィクトワールピサ産駒は一見、パワータイプなのでゴリゴリ押せる騎手の方が良さそうだが、気難しい面があるので、馬の気持ち重視で乗れる騎手の方が合っているイメージ)。

相手はプリンシアコメータの信頼度が高いはず

今年に入ってからエンプレス杯1着→ブリリアントステークス2着→ブリーダーズゴールドカップ2着と好調。前走ブリーダーズゴールドカップは勝ち馬アンデスクイーンと斤量2キロ差があり、レース内容を考えても、こちらの方が強い競馬だった。大井1800mは17年JBCレディスクラシック2着、18年レディスプレリュード1着と実績のある舞台。逃げるクレイジーアクセルの直後でロスなく立ち回り、4コーナーで先頭に並びかける競馬が出来れば、そこからしぶとく粘り込みそうだ。岩田騎手は同馬とのコンビで【3.3.0.1】と手の内に入れている感がある。

3番手は3歳のマドラスチェックが有力

前走スパーキングレディーカップは距離不足だった上、斎藤騎手の騎乗自体もロスがあって強引だった。それでもあと一歩で3着に加わるかという内容。古馬牝馬相手のダートグレードでも通用するメドは立ったといえる。今回は2戦2勝の1800m、大井1800mを知り尽くしている森騎手に乗り替わり、前走以上のパフォーマンスが期待できそう。白山大賞典時にも書いたが、地方ダートグレードにおけるJRA所属の3歳馬はこれまで

●ブリーダーズゴールドカップ
ラインカリーナ(3番人気3着

●オーバルスプリント
ワイドファラオ(2番人気2着

●日本テレビ盃
クリソベリル(1番人気1着

●白山大賞典
デルマルーヴル(2番人気2着
ノーヴァレンダ(5番人気3着

【1.2.2.0】とすべて馬券に絡んでいる。関東オークスで戦ったラインカリーナのブリーダーズゴールドカップにおけるパフォーマンスを基準に考えても、本馬が古馬に混じって見劣ることはない。

サラーブは半兄シャケトラ同様に晩成型の匂い。今年に入ってから1戦ごとにパフォーマンスを上げており、今回はさらなる上積みを計算した方が良いだろう。本質的に中距離型のような気がするので(血統はもちろんレースぶりからも)、コース替わりもプラスに働くのではないか。準オープンで足踏みしていたビスカリアが圧勝してしまうのが牝馬限定のダートグレードなので、格上挑戦でも格下に思わない方がいいだろう(ビスカリアのみならず、牝馬限定のダートグレードでは格上挑戦での激走がたびたびある)。人気は意外と控え目気味だが、普通に一発があっても驚けない。

アンデスクイーンは昨年のJBCレディスクラシックで本命に推した時はまだ格下の存在だったが、その後に大きく出世。前走ブリーダーズゴールドカップではプリンシアコメータ、ラインカリーナを鮮やかに差し切って重賞初制覇を成し遂げた。ただ漁夫の利的な差し切りでもあり、斤量差を考えても、レースのパフォーマンスはプリンシアコメータ>アンデスクイーンだったと評価していいだろう。今回、無理に嫌う必要もないが、積極的に買いたい要素もない。

ファッショニスタは前走スパーキングレディーカップの圧勝劇を見ても、能力の高さにケチをつけるつもりはないが、未勝利のダート1800m(しかもタフな大井1800m)、川田騎手→大野騎手への乗り替わりで、パフォーマンスを落とす可能性が高い。戦績だけ見ると、安定感はあるものの、血統的にこの手のタイプはいつコロッと負けても不思議ではなく、今回はその番な気がする。いずれにせよ人気ほど信頼の置けるタイプではない。

ラビットランは昨年のブリーダーズゴールドカップでラビットラン、プリンシアコメータ相手に圧勝したように能力が高いのは間違いないものの、長期休養明けでどこまで走れるか未知数。今年のTCK女王盃が案外の結果だったのも気になる材料だ。

クレイジーアクセルは今回のメンバーではさすがに…という気はするものの、マルカンセンサーやローレライでも好走できるのが牝馬限定のダートグレード。本馬の実績なら好走しても何ら驚けないだろう。楽逃げを打てれば、見せ場以上があってもいい。

最後にアルティマウェポン。枠順はさすがに厳しいが、大井1800mでは18年レディスプレリュード3着、19年TCK女王盃4着と高いパフォーマンスを見せており、コース替わりでJRAとの差を詰めてくる可能性はある。どうせ人気もないので押さえておきたい。

レディスプレリュード2019の印

◎⑪ミッシングリンク
○①プリンシアコメータ
▲④マドラスチェック
△⑦サラーブ
△②アンデスクイーン
△⑩ファッショニスタ
×⑧ラビットラン
×⑤クレイジーアクセル
×⑫アルティマウェポン

レディスプレリュード2019の買い目

◎ミッシングリンクはまさかここまで人気がないとは思いませんでした。単勝15~20倍くらいを想定していのですが、当日17時現在、単勝60倍台(以下参照)。

この時間の単勝オッズはアテにならないとはいえ、馬連や3連系を見ても想定以上に人気がないですね。小久保厩舎はすでに前日の東京盃で外枠の元JRA所属・ブルドッグボスで穴を開けていますが、2日連続の小久保厩舎の外枠の元JRA所属馬の激走に期待したいですね。

【参考買い目】

3連複:◎ー○▲△△△ー○▲△△△△×××(30点)

馬券は3連複で1列目にミッシングリンク、2列目にプリンシアコメータ、マドラスチェック、サラーブ、アンデスクイーン、フッショニスタ、3列目に印を打った馬へ(ワイド5点でもOK)。当初は2列目はプリンシアコメータ、マドラスチェック、サラーブの3頭の予定だったのですが、◎ミッシングリンクの人気がここまでないなら、2列目は保険をかけてもう少し手広く押さえます。本線は2列目がプリンシアコメータ、マドラスチェック、サラーブ(特にプリンシアコメータ、マドラスチェック絡み)、3列目がラビットランまでです。

馬連:◎ー○▲△△△(5点)

馬単:◎→○▲△△△(5点)

あとは馬連&馬単でミッシングリンクからプリンシアコメータ、マドラスチェック、サラーブ、アンデスクイーン、フッショニスタへ。ミッシングリンクは「あわよくば3着」というよりも、昨年のTCK女王盃や5走前の柳都ステークス(ビスカリア、サルサディオーネが全く相手にならず)並みのパフォーマンスを出せるなら勝ち負けまで期待できると見ているので、連複や連単系は押さえておきたいですね。

以上、レディスプレリュード2019の予想でした。