川崎記念2023の予想です。

川崎記念2023の出走馬は、JRAからニューモニュメント、テーオーケインズ、ペイシャエス、ウシュバテソーロ、ノットゥルノ、テリオスベルが出走。地方勢は、スワーヴアラミス(大井)、エルデュクラージュ(船橋)、ライトウォーリア(川崎)が迎え撃ちます。川崎競馬場2100mで行われるJpnI戦です。このレースは勝負度C(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★★☆)を予定しています。

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1月の地方重賞は4戦3勝と準パーフェクトで3連勝でした。

●ニューイヤーカップ(【ニューイヤーカップ2023予想】浦和1500mのSIII戦です
1着◎ポリゴンウェイヴ(1番人気)
2着○ピノホホッア(4番人気)
3着△アメノオシホミミ(7番人気)

●船橋記念(【船橋記念2023予想】船橋1000mのSIII戦です
1着◎ティアラフォーカス(3番人気)
2着○キモンルビー(1番人気)
3着△ブンロート(4番人気)

●TCK女王盃(【TCK女王盃2023予想】大井1800mのJpnIII戦です
1着○グランブリッジ(1番人気)
2着▲ヴァレーデラルナ(2番人気)
3着◎プリティーチャンス(3番人気)

先週のTCK女王盃は、◎プリティーチャンス○グランブリッジの2頭軸から的中。◎プリティーチャンスはできればアタマで期待していたので当たっても素直に喜べない結果でしたが、ひとまず的中に繋げられたのは良かったです。

2月最初の地方重賞は今年最初のG1・川崎記念。メンバー的にも面白そうなので、4連勝を決めて2月最高のスタートを決めたいですね。

川崎記念2023の予想です

2023年、最初のG1(JpnI)として行われる川崎記念。

かつてはアジュディミツオー、ヴァーミリアン、フリオーソ、スマートファルコン、ホッコータルマエなど、ダートの一流馬が順当に勝ち上がった名物競走。近年は重賞未勝利のオールブラッシュの逃げ切り、ピークを過ぎたと思われていたミツバの一撃などがあり、レースの性質がやや変化している印象。

また地方勢の台頭も目立つようになり、過去3年では20年2着ヒカリオーソ(7番人気)、21年1着カジノフォンテン(4番人気)、22年2着エルデュクラージュ(9番人気)と3頭の南関東勢が毎年連対を果たしている。

1~3月のダート中距離路線は、ドバイワールドカップに加え、サウジカップという新たな選択肢が増え、一流馬はより高額な賞金を求めて川崎記念をパスしてそちらに回るケースが多くなり、この川崎記念では伏兵の勝利や地方勢の台頭が少し増えてきたのだろう。

ただ今年は昨年のJBCクラシック勝ち馬テーオーケインズ、東京大賞典勝ち馬ウシュバテソーロを始め、ペイシャエス、ノットゥルノとJRA勢はなかなか強力な布陣。それでも舞台はトリッキーな川崎2100m。必ずしも力通りに決まるとは思えず、ここはコース適性の高さで躍動しそうな伏兵から攻めてみたい。それでは予想にいきましょう。本命は大駆けがあると見ている…

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ライトウォーリアの粘り込みに期待する

地方馬代表としての看板を背負って挑んだ東京大賞典では5着に終わったものの、中団の内に押し込められてしまい、持ち前のスタミナ、先行力を生かせずの敗戦。マジェスティックウォリアー産駒は、サンライズホープ、プロミストウォリア、シゲルタイタンなどを見ても、自分のリズムで運んでこそ力を発揮するタイプが多いので、相手に合わせる形になってしまった前走は消化不良の競馬と捉えていいだろう。

今回はメンバー、枠順的に外目からスムーズな先行策が叶いそう。川崎2100mは初めてになるが、3走前に左回りでコーナーを6回まわる浦和2000mの埼玉新聞栄冠賞でマンガン、エルデュクラージュ、タービランスらを退けて完勝しており、川崎2100mへの適性はあるだろう。東京大賞典組のウシュバテソーロはコース替わりがマイナス、ノットゥルノは左回りを苦手にしており、唯一、前走からの上積みがある本馬が東京大賞典1、2着馬に雪辱を果たしても何ら驚けないのではないか。ここは最初のコーナーまでにハナか外目2番手を確保し、早め先頭からの押し切りに期待したい。

相手はウシュバテソーロを上位に取る

前走東京大賞典は道中にサンライズホープが動いたことで差しが決まりやすい展開だったとは言え、完勝と言える内容。大井2000m→川崎2100mのコース替わりはマイナスだが、陣営は「1周目の向上面など直線部分で押し上げていくかたちになると思う」とコメントしており、鞍上の横山和生騎手も大胆なマクリを打つタイプなので、おそらく2周目の向上面からロングスパートを打ってくるのではないか。10頭立ての少頭数、テリオスベルが道中からマクッていく展開も本馬に後押しする。

3番手はエルデュクラージュが侮れないだろう

これまで川崎2100mでは、23年報知オールスターカップ1着、22年川崎記念2着、22年報知オールスターカップ2着とパーフェクト連対中。クロフネ産駒らしく無尽蔵のスタミナがあり、タフな馬場でスムーズな先行策が叶えば、簡単には失速しないのが強み。戦績が示す通り「冬の乾燥したダートでの我慢比べ」は本馬にとってベスト条件で、枠の並び的にもリズムよく運べそうなので、昨年に続いての激走があってもいいだろう。ライトウォーリアとエルデュクラージュの行った行ったがあるかもしれない。

テーオーケインズは能力最上位なのは確かも、タフな馬場への対応がカギ。21年帝王賞1着(重馬場)→22年帝王賞4着(良馬場)、21年チャンピオンズカップ1着(走破時計1分49秒7)→22年チャンピオンズカップ4着(走破時計1分52秒2)の結果を見ても、タフで時計のかかる馬場ではパフォーマンスを落としており、冬の乾燥した川崎2100mでは本来の走りができないかもしれない。

ペイシャエスは前走名古屋グランプリでダートグレード2勝目をマーク。着差こそ僅かだったものの、ゴール手前の脚色は明らかに本馬が上回っており、着差以上に強い競馬だった。2、3走前の走りを見ると、このメンバーではもうワンパンチ足りないかもしれないが、マイナス要素が少ないので堅実に走ってくるイメージが浮かぶ。

ノットゥルノは前走東京大賞典で2着に好走したが、やはり大井コースが合っていた印象。これまで左回りのダートでは日本テレビ盃7着、チャンピオンズカップ8着と結果が出ておらず、コース替わりでパフォーマンスを落とす可能性があるのではないか。

最後にニューモニュメント。実績では劣るものの、戦績が示す通り、相手なりに走るイメージ。ロングスパートが打ちやすい川崎2100mへの適性はありそうで、同脚質のウシュバテソーロが勝ち負けに加わるなら本馬も馬券圏内に加わる資格はあるかもしれない。

川崎記念2023の印です

◎⑩ライトウォーリア
○⑤ウシュバテソーロ
▲⑧エルデュクラージュ
△③テーオーケインズ
△④ペイシャエス
△⑥ノットゥルノ
×①ニューモニュメント

2番スワーヴアラミス…前走報知オールスターカップでは勝ち馬エルデュクラージュに完敗。コース適性はあるものの、このメンバーでは荷が重いだろう。

7番テリオスベル…中6日で異例の連闘策。10頭立ての少頭数なので道中で自分から動いていきやすいが、牡馬の一級線相手に通用するとは思えず。最初のホームストレッチでハナに立っても、2周目の向正面で後続勢に飲み込まれているはず。

9番フォルベルール…前走報知オールスターカップでは勝ち馬エルデュクラージュから1.3秒差の4着に敗退。このメンバーでは荷が重い。

川崎記念2023の買い目です

ここは◎ライトウォーリアが人気薄なので、ヒモ抜けがないようにまずは手広く流していきたいと思います。矢野騎手にはハナか外目2番手で運んで欲しいですね。

3連複:◎ー○▲△△△×ー○▲△△△×(15点)…本線はウシュバテソーロ絡み

3連複でライトウォーリアから印を打った馬へ。本線はウシュバテソーロ絡み。当初はウシュバテソーロに本命を打つか考えていたくらいなので、ライトウォーリアとウシュバテソーロの2頭軸を厚めに買う予定です。

以上、川崎記念2023の予想でした。