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川崎記念2017(川崎)の予想です。

川崎記念2017の出走馬は、JRAからケイティブレイブ、サウンドトゥルー、ミツバ、バスタータイプ、オールブラッシュ、コスモカナディアンが出走。地方勢は、ハッピースプリント、ケイアイレオーネ(以上、大井)らが迎え撃ちます。川崎競馬場2100mで行われるJpnI戦。このレースは勝負度C(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。川崎記念になると、いつも◎エスプリシーズが勝利した年を思い出します^^

1月はJRAが好調でしたが、地方がいまひとつ。ニューイヤーカップが◎→○→▲で決まると思ったのですが、ハナ差で取り逃したのが痛かったですね。あれを取れていれば大勝ちだったのですが。ぜひ2月は好発進したいところです。

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予想と見解です

川崎2100mはコーナーを6回も回る特殊なコース。同コースは序盤でゆっくり流れても向上面からのロングスパート戦になるため、差しやマクりが決まりやすい舞台だが(報知オールスターカップがいい例)、G1になると本当に強い先行馬がいるので、差しやマクリは意外と決まらない。過去の川崎記念、また同コースで行われたJBCクラシックを見ても、勝ちパターンは先行抜け出し。今年の川崎記念の出走馬を見ると、コスモカナディアン、ケイティブレイブ、オールブラッシュと前に行きたい馬は多いが、今年も4コーナーでほぼ大勢が決しているレースになるだろう。それでは予想にいきましょう。本命は…

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ケイティブレイブ

もし舞台が大井2000mならサウンドトゥルーが先着するだろう。しかし、川崎記念の舞台は川崎2100m。すでに述べた通り、ロングスパート戦になるので基礎体力は求められるものの、操作性や立ち回り力も同時に重要で、この2点に関しては本馬のほうに分があり、総合的に考えた場合、ケイティブレイブ>サウンドトゥルーになるだろう。

展開を考えても、本馬が逃げたとして直後を追走するのはコスモカナディアン、オールブラッシュ、ハッピースプリントらの格下。サウンドトゥルーは大外枠に入ったので東京大賞典のような正攻法の競馬を取るのが難しく、追走してくるのが格下の馬ばかりなら、4コーナーでセーフティーリードを作ってそのまま押し切る展開になるのではないか。いまノリに乗っている鞍上の手腕にも期待したい。

相手はサウンドトゥルー

個人的に好きな馬で、毎回堅実に差してくる脚は素晴らしいが、これまでダートグレードで勝利したレースを振り返ると、コパノリッキーとクリソライトが潰し合った15年日本テレビ盃、ホッコータルマエがコパノリッキーを早めに捕まえにいった15年東京大賞典、究極のポテンシャル勝負になったチャンピオンズカップだけ。何が言いたいかというと、勝つ時は常に先行勢が自滅した時で、安定感があるとはいえ、勝ち切るにはかなり注文のつくタイプといえる。

川崎記念の特徴を考えると、ズブズブの決着になることはほとんどなく、ここも差し届かずの2着に終わるのではないか。目標(ケイティブレイブ)が前にいるので、早めに動いてくるのは間違いないが、オールブラッシュ、コスモカナディアン、ハッピースプリントらは4コーナーくらいまでは追走できる基礎体力がありそうなので、それらの馬を外から捌くロスも生じてくるだろう。おそらくケイティブレイブとサウンドトゥルーはオッズが接近すると思うが、「サウンドトゥルーは勝ち切らない」と割り切りたい。

3番手はコスモカナディアン

JRA勢の中ではおそらく最低人気。基礎体力ベースで考えると、最も劣るのは間違いない。しかし、昨年はマイネルバイカがカゼノコに先着し、アムールブリエと接戦を演じたように、操作性と立ち回り力が大きな武器になるコースなら能力以上の健闘があってもいいのではないか。

ケイティブレイブとサウンドトゥルーに先着できるとは思えないが、能力で上回るミツバはノリさんなので回ってくるだけの可能性があり、バスタータイプはいかにも大型のホワイトマズル産駒でコーナー6回のコースが合うとは思えない。その2頭さえ飛んでくれれば、あとはオールブラッシュに先着できるかどうかで、オッズほど馬券圏内のチャンスがないとはいえないだろう。

血統的にも15年3着サミットストーン、16年4着マイネルバイカと同じロージズインメイ産駒。母父もグレイソブリン系のWith Approval(先週の東京最終のスパーブデイや東京新聞杯に出走予定のシベリアンスパーブの母父)。父を見ても母父を見ても、立ち回り力が高く、一定のペースをダラッと走るのが得意で、いかにも地方の小回りは合いそうだ。

ミツバはノリさんがどう乗るかがすべて。ブラジルカップは奇襲の大逃げ、ベテルギウスステークスは3コーナー手前からのロングスパート。この2戦を見る限り、「長くいい脚を使ってこそのタイプ」と認識しているようなので、今回も早め早めの進出をしてくるか(1周目のホームストレッチで一気にハナに立つか、2週目の向上面で一気にハナに立つ形を取りそう)。ただ今回は前にいるのが格上のケイティブレイブ。どこかのタイミングでハナに立つことができても、武豊騎手は4コーナーから再び前を捕らえいにいくはずで、そこで交わされたら鞍上も無理に追わず、後退というシーンはありそう。あまり勝ち急がず、前を目標にするレースをするなら、3着争いでは一歩リードしているだろう。

バスタータイプは長期休養明けのポルックスステークスが出遅れてノーカウント。直線でグイグイと伸びてきた脚を見ると、いかにも買いたくなるが、どうも大型のホワイトマズル産駒のイメージが強く、コーナー6回の川崎2100mに変わるのがプラスになるとは思えない。鞍上が内田騎手なので早め早めに動いてくるのは間違いないが、コーナーでスピードに乗れず、直線に入ってようやくエンジン点火。結果的に差し届かずの心配がある。ポルックスステークスのレース映像から、ミツバの逆転候補として玄人層に集中砲火を浴びるはずで、オッズ妙味が全くない馬になりそうなのも嫌う理由の1つでもある(おそらくミツバと差のない4番人気と見ていますが、もし離された4番人気なら逆に積極的に買うかもしれません)。

印は以上4点。オールブラッシュはここに来て本格化してきた印象ですが、ルメール騎手と戦績的にそこそこ売れるでしょうし、この手の中途半端な狙い方をするなら、インベタできて血統的に魅力が詰まっているコスモカナディアンの大駆けに賭けます。

印はコチラ

◎⑧ケイティブレイブ
○⑫サウンドトゥルー
▲④コスモカナディアン
△⑦ミツバ
△⑪バスタータイプ

川崎記念の予想ファイルはコチラ

買い目はコチラ

サウンドトゥルーとケイティブレイブはオッズが接近するかと思いましたが、ハッキリと1番人気サウンドトゥルー、2番人気ケイティブレイブの順番。これはいい意味で誤算でした。勝負度Cのままいきますが、ケイティブレイブ→サウンドトゥルーで決まる可能性が高いと見ているので、妙味はそこそこありそうです。

【本線】

3連単:8→12→4、7、11(3点)

3連単でケイティブレイブ→サウンドトゥルー→コスモカナディアン、ミツバ、バスタータイプの組み合わせ。コスモカナディアン絡みは高配当ですが、ここは臆せず、すべて均等に買います。ただ3連単3点よりも馬単1点、枠単1点のほうが回収できる可能性もあるので、そこは直前に馬単にするか、枠単にするか、3連単3点にするか判断します(馬単、枠単を本線にするにしてもケイティブレイブ→サウンドトゥルー→コスモカナディアンの3連単は買います)。

【抑え】

3連単:12→8→4(1点)

これは今週のメルマガのコラムのテーマでもある「人気薄絡みのタテ目を抑える」と意味合いが似ていますが、印上位3頭で決まりながら馬券をハズすのは馬鹿げているので、○サウンドトゥルー→◎ケイティブレイブ→▲コスモカナディアンの3連単だけは抑えてきます。コスモカナディアンが2着以内は妙味があるとはいえ、さすがにイメージできないので、そのパターンは捨てます。

このレースに関しては本線の重ね買いやボーナス馬券は買いません。強いて言うならコスモカナディアン絡みを厚めに買うのがいいのですが、そこまで好走確率は高くない馬だと思うので、ミツバ、バスタータイプへも均等に買います。

以上、川崎記念2017の予想でした。